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1618日。最後に2部リーグで試合をしてから経った日数だ。(2021/1/30/VS立教大0-1)2021シーズン、専大は関東2部リーグで11位に沈み、神奈川県大学サッカーリーグへの降格が決まった。そこから苦節5年、2度の参入戦での敗退もバネに、専大は昨季、國学大との参入戦に勝利し、2部リーグ復帰を決めた。

▲志村のゴールを守り切り、悲願の昇格を果たした
そして迎えた今シーズン。天皇杯出場校決定戦に勝利すると、そこから破竹の3連勝。関東1部リーグに所属する東海大、桐蔭横浜大を下し、天皇杯神奈川県予選準決勝進出を決めた。

▲天皇杯予選に挑む専大イレブン
まずは、快進撃を続ける天皇杯予選を振り返る。
①延長戦の末、産能大を撃破 天皇杯予選進出
今季の初陣は、天皇杯予選代表校決定戦で産能大と対戦した。李体制初の公式戦となるなか、序盤は相手にボールを持たれる時間が続く。開始5分に先制を許すが、前半23分に岡田海人(法4・浜松開誠館高)のロングスローから相手のオウンゴールで同点に追い付く。1-1で試合を折り返すと、後半14分にCKのこぼれ球を関谷輝(経済3・与野高)がミドルシュートを決めて勝ち越す。しかし、すぐに追い付かれてしまい、2-2で延長戦に突入する。延長後半に、PKを獲得すると、道白優斗(文3・流通経済大柏高)が落ち着いて沈め、天皇杯予選へと駒を進めた。産能大とは同会場で、今月12日にリーグ戦で再戦する。リベンジを狙う相手の勢いに飲み込まれないようにしたいところだ。

▲決勝点となるPKを決めた道白

▲主将の志村は今季、積極的に攻撃参加
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②後半の3Gで逆転勝利 2年ぶりに2回戦へ
天皇杯神奈川県予選の1回戦は、桐蔭横浜大学FCと対戦し、3-1で勝利した。天皇杯予選出場を決めた専大は、序盤は硬い入りを見せる。後方からのビルドアップでミスが目立ち、なかなか攻撃の機会を作れない。前半40分にはCKの混戦からこぼれ球を相手に押し込まれ、先制を許して試合を折り返す。ハーフタイムには李監督から「ビビってんじゃない」とゲキが飛ぶ。迎えた後半4分、左サイドからのクロスに那須奏輔(経済3・東海学園高)が合わせて同点に追い付くと、わずか2分後には山下基成(文4・大津高)が抜け出して逆転ゴール。後半20分にも那須が追加点を挙げ、逆転勝利を収めた。

▲山下は抜け出して逆転ゴールを決めた

▲2Gの那須は今季、得意の左足でゴールを狙い続ける
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③1部相手に修正した立ち上がり 乱打戦のちのPK戦制し、3回戦へ
2回戦は、東海大と対戦し、3-3(PK4-3)で勝利した。序盤、専大は2回戦の課題であった立ち上がりの試合運びを修正した。前半26分に上林真斗(法4・昌平高)からのロングボールに抜け出した山下が先制点を決めると、前半33分にはビルドアップの流れから5人が関わる攻撃で、最後は佐藤柚太(経営3・白根高)が決めて2-0で試合を折り返す。後半22分に相手にスローインの流れから1点を返されるが、その4分後にPAエリア手前の左から志村ぼん(経済4・韮崎高)がダイレクトシュートを決めて3点目を獲得する。だが、ここから東海大に1部の意地を見せられて2失点。PK戦に突入した。迎えたPK戦ではGKの上林が2本のシュートストップを見せ、PK戦は4-3で試合終了。専大が5年ぶりに3回戦の舞台へ進んだ。

▲自陣からのビルドアップで最後は佐藤柚が仕上げる

▲関谷を含め、積極的な声掛けが目立った
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④快進撃は止まらない! 桐蔭大下し7年ぶりの準決勝進出
3回戦は桐蔭横浜大と対戦し、2-0で勝利した。序盤は桐蔭横浜大にボールを持たれる時間が続くが、3CBを中心にチャンスを作らせない。すると、前半30分に道白、那須の流れから佐藤柚が2試合連続となるゴールを決めて先制に成功する。相手のビルドアップ時には中央を締め、チャンスを作らせずに試合を折り返す。後半も集中した試合運びをみせると、後半27分、こぼれ球をPA中央からラングフォードが決め、追加点を挙げた。後半は多くの時間帯で主導権を握り、2-0で試合終了。専大が7年ぶりに天皇杯予選、準決勝進出を決めた。

▲名古屋グランパス下部組織出身の道白、那須、佐藤柚の連携にも注目が集まる

▲貴重な2点目を挙げたラングフォード。この試合に懸けていた
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◎天皇杯予選4戦を通した”李”サッカー
システムは3-4-2-1をベースに、状況に応じてWBのポジションを一つ落とす5-4-1を併用している。スタメンの顔ぶれを振り返る。
GKは上林が絶対的守護神として専大ゴールに鍵をかける。控えには、産能大戦で120分奮闘した新渕七輝(法3・成立学園高)がいる。

▲上林

▲新渕
CBにはロングスローも備える岡田や桐蔭大戦で世代別代表FWを抑え込んだ長身の鈴木嘉人(経済3・実践学園高)、昨季はリーグ戦で出場機会のなかった小山達史(法2・前橋育英高) が3バックを敷いて守る。

▲岡田

▲鈴木

▲小山
ボランチ2枚は、昨季はSBでの出場が多かった小林亮太(経済4・仙台大附属明成高)、ここ4戦で得点を挙げたラングフォード海渡(文4・札幌創成高)、関谷輝(経済3・与野高)らが凌ぎを削る。

▲小林
サイドの位置には、左に主将の志村ぼん(経済4・韮崎高)、右に4戦2発の佐藤柚太(経営3・白根高)が攻守に顔を出す。両WBは、昨季はより守備的なポジションが主戦場であり、守備で存在感を放つ。攻撃でもクロスや得点で攻撃に絡み、専大を攻守に支えている。シャドーの位置には左に昨季リーグ戦チーム最多8Gを挙げた道白、右に桐蔭大FC戦2Gの那須が攻撃を牽引する。 道白は比較的自由に動き、ビルドアップ時には降りて顔を出す。控えには、スーパーサブの佐藤漣(法3・成立学園高)が構える。
▲佐藤漣
那須から佐藤漣の交代時には、道白が右に移り、佐藤漣が左サイドでドリブルを仕掛ける。CFには、昨季は怪我に苦しんだ山下が頂点で構える。山下はボールを収めることができ、ヘディングも競り勝てる。
攻撃ではボールサイドに選手を密集させてからのコンビネーション、さらに自陣でのプレス回避から縦に速い速攻と複数のパターンを高いクオリティで使い分ける。守備では、アグレッシブなハイプレスに加えて、状況に応じて堅固な守備ブロックに移行するのが特徴だ。
4戦で確かな自身を手に入れたが、リーグ戦に向けて懸念点もある。ここ4戦で出場機会のあった選手が限られていることや、上林が桐蔭大FC戦で分析した「イケイケのチームに対してくらってしまう場面が去年からある」部分など、課題も残されている。ただ、それらは選手全員で乗り切るはずだ。
群雄割拠な2部の舞台に挑む。決して簡単に勝てる相手ではない。それでも、ここ4戦での意気込みの中で「2部残留」の目標は聞こえてこない。
1933日。1部で最後に試合をしてから2部リーグ開幕戦までの日数だ。(2020/12/19/VS立正大4-2)
『1部復帰』
専大が"戻るべき場所"へと歩みを進めるうえで、2部リーグは通過点に過ぎない。
「早く強い専修大学を取り戻したい」。
李監督も直近の桐蔭大戦でこう話す。
『総緑』
全員で戦う“総力”と、チームカラーの“緑”を掛け合わせた「総緑」。
今年のスローガンの元、最後まで走り抜く。上手くいかない時期もあるかもしれない。それでも、目の前の1試合1試合を”総緑”で戦い、”1部復帰”の通過点となる戦いに挑む。

▲"強い専修を再び"取り戻していく
〈直近リーグ戦 結果〉
2020年シーズン
関東1部リーグ11位 6勝2分14敗
2部降格
2021シーズン
関東2部リーグ11位 4勝6分12敗
神奈川県大学サッカーリーグへ降格
2022シーズン
神奈川県リーグ優勝 13勝0分1敗
3部昇格
2023シーズン
関東3部リーグ4位 13勝1分8敗
参入戦 VS順天堂大 2-2 3部残留
2024シーズン
関東3部リーグ3位 12勝4分6敗
参入戦 VS山院大 1-1 3部残留
2025シーズン
関東3部リーグ4位 10勝7分5敗
参入戦 VS國學大 1-0 2部昇格
関東2部リーグ開幕戦は、4月5日に生田北グラウンドで慶應義塾大学と対戦する。
文・写真=佐藤佑樹(経済3)

