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第31回 神奈川県サッカー選手権大会 兼 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会神奈川県代表決定戦
3月8日(日) 12:30Kickoff
@かもめパーク(横浜市泉区)
専大 3-1 桐蔭横浜大学FC
得点者 専大 那須×2、山下
桐蔭横浜大学FC 小涼
天皇杯神奈川県予選の1回戦は、桐蔭横浜大学FCと対戦し、3-1で勝利した。新体制で臨んだ公式戦初戦で産能大に勝利し、天皇杯予選出場を決めた専大は、序盤は硬い入りを見せる。後方からのビルドアップでミスが目立ち、なかなか攻撃の機会を作れない。前半40分にはCKの混戦からこぼれ球を相手に押し込まれ、先制を許して試合を折り返す。迎えた後半4分、左サイドからのクロスに那須奏輔(経済2・東海学園高)が合わせて同点に追い付くと、わずか2分後には山下基成(文3・大津高)が抜け出して逆転ゴール。後半20分にも那須が追加点を挙げ、逆転勝利を収めた。2回戦は、15日に同会場で東海大と対戦する。

▲那須の同点ゴールを喜ぶ関谷ら
〈試合前情報〉
直近の試合からのスタメン変更は2名。新渕、ラングフォードが外れ、上林、小林が入る。
以下、スターティングメンバ―(3-4-2-1)
GK 21上林 真斗(法3・昌平高)
DF 29 小山 達史(法1・前橋育英高)
DF 4 岡田 海人(法3・浜松開誠館高)
DF 2 鈴木 嘉人(経済2・実践学園高)
MF 3 佐藤 柚太(経営2・白根高)
MF 13 小林 亮太(経済3・仙台大附属明成高)
MF 6 関谷 輝(経済2・与野高)
MF 5 志村 ぼん(経済3・韮崎高)
FW 14 那須 奏輔(経済2・東海学園高)後半32分OUT
FW 7 道白 優斗(文2・流通経済大柏高)
FW 9 山下 基成(文3・大津高)後半44分OUT
途中出場
MF 11 佐藤 漣(法2・成立学園高)後半32分 IN
FW 17 福田 優成(商1・松商学園高)後半44分 IN
〈試合展開〉
先月22日に開催された神奈川県選手権出場校決定戦に勝利した専大は、関東サッカーリーグ1部に所属する社会人チームの桐蔭横浜大学FCと対戦した。スタメンには第40回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会(以下デンチャレ)から復帰したGKの上林とボランチに小林が入り、岡田はCBにポジションを変更した。
前半、専大は硬い入りを見せる。後方からのビルドアップから攻め手を伺うが、前半16分にはミスから左サイドでクロスを放り込まれてピンチを招く。楔のパスがなかなか中盤に付けられず、劣勢を強いられる。前半40分にはCKのこぼれ球を相手DFに押し込まれ、先制を許して試合を折り返す。
ハーフタイムに李監督は「ビビってんじゃない」とゲキを飛ばすと、後半は打って変わって専大ペースとなる。後半4分、左サイドから道白がドリブルで切り裂くとパス性のクロスを中央へ送る。入ってきた那須が豪快に蹴り込み、同点に追い付く。反撃の狼煙を上げる専大は同点ゴールからわずか2分後に、関谷がカウンターからロングボールを放り込む。抜け出した山下が右足でシュートを放つと、ゴール左に吸い込まれ、早々に逆転する。3年生ストライカーは「(関谷)輝から良いボールがきてファーストタッチを良いところに止められた。GKを見てちょっと浮かした」と待望の新体制初ゴールをマークした。 
▲山下は逆転ゴール直後に腕組みパフォーマンス
攻勢を強める専大は、右サイドの佐藤柚が積極的に攻撃に参加する。すると後半20分、相手に左サイドを崩されシュートを放たれるも、上林がセーブし、すぐさまカウンターを仕掛ける。道白が中央からドリブルを仕掛けると右サイドの佐藤柚へ展開。佐藤柚が鋭いシュートを放つと、右ポストをかすめたボールは那須の元へ。那須は「トラップしたときにGKが右に寄っていた」と冷静にゴール左上に突き刺し、3点目を獲得した。

▲那須の3点目
2点のリードを得た専大は徐々に相手に攻め込まれる時間が続くも、上林を中心に守り抜く。後半32分には2Gの那須に代えて佐藤漣を投入。道白がシャドーの右に、佐藤漣が左に入り、昨季はサイドでボールを受けることが多かった二人がより中央で攻撃に絡んだ。相手の強度が落ちた終盤は、何度もシュートを放ち圧倒して試合終了。2年ぶりに天皇杯神奈川県予選2回戦に駒を進めた。
〈PICK UP PLAYER〉
那須奏輔
スタメン奪取の証明 レフティーが2G

欲しかった「目に見える数字」を残した。「個人としてはこの前の試合(産能大戦)は何もしていない」と悔しさを口にする中、先発起用に応える2ゴール。いずれも得意の左足を振り抜いた。
那須は昨季、リーグ戦で大半の試合に絡んだが、そのほとんどが途中出場だった。スーパーサブとして攻撃でインパクトを残してきたものの、「最初から出たい」気持ちはあった。「今年はスタートから出て、出場時間が倍以上になっている。楽しい反面、もっと運動量や戦える体にしていかないといけない」とスタメンとしての自覚を持つ。
高校時代から中央でプレーすることが多かったレフティーは「(道白)優斗と(山下)基成と関係を作って隙があればゴールを狙っていきたい」と意気込む。よりゴールに近い得意のプレーエリアに移った左足が攻撃で牙を剥く。
上林真斗
帰ってきた守護神 経験糧にさらなる成長を

守護神がパワーアップして戻ってきた。上林はデンチャレの関東選抜Bメンバーに選出され、先日の代表校決定戦の出場機会はなかった。デンチャレでは全4試合のうち2試合にフル出場し、いずれも無失点に抑えた。第3節の北海道選抜戦ではキャプテンを務めるなど、持ち前のリーダーシップを発揮。関東選抜Bチームとして優勝に貢献した。「チームとしては決勝進出を目標にしていたなかで(味方の援護もあり)シュートは全然来なかった。個人的には味方の2トップが強力だったので、そこにどれだけ質の良いロングボールを出せるかを意識していた。優勝できたことは良かったが、成長につなげないと意味がないと思う」と振り返った。
数日間能力の高い選手たちと過ごしたこともあり、「自分がデンチャレから帰ってきた後の初日の練習から、ちょっとぬるいなみたいな、ふわふわしてる部分を感じていた。1週間で修正できなかったのは自分の責任」と前半の緩さを指摘した。3点目直後には、立て続けにピンチを受けるも、落ち着いたセービングで後半は無失点で切り抜けた。
上林は現チームの課題を「イケイケのチームに対してくらってしまう場面が去年からある」と前半劣勢だったチームの現状を分析した。東海大戦に向けては「(守備の)際の部分や切り替えは、今日の入りをしていたら前半で(相手に)飲み込まれてしまうと思う。そういったところは、練習の部分から雰囲気とかぬるい部分は全部失くすつもりで頑張りたい」。大学サッカー最高峰の環境を経験して戻ってきた最後の砦が、専大を後方からレベルアップさせる。
山下基成

試合を振り返って
「入りが悪くて、自分もFWで起点を作れなかった。こういう時にチームを救いたいと思っていたので、逆転ゴールを取れたのは良かった」
FWとして求められる役割は
「裏抜けとポストプレーの使い分け。裏に抜けたことによって相手が下がったところを、落ちてポストプレーすることを意識している」
昨季終盤は怪我で出場機会が限られた 今年に懸ける思いは
「怪我もあって最後の入れ替え戦も出場できなかった。仲間が頑張って2部の舞台を掴んでくれたので、今までの悔しさを今年全部ぶつけたい」
佐藤柚太

試合全体を振り返って
「前半少し硬かったが、後半1点入ってからは良い流れになったと思う」
昨季は主に右SB、CB。今季は右WBとしてプレー、違いは
「自分は攻撃が好きなので、(WBは)良いが守備をサボると簡単にやられてしまう。ちゃんと戻ってプレーしないといけないと思う」
3点目の直前にはポスト直撃のシュートも
「産能大戦もチャンスがあったが決められなかった。決定力のところはこだわっていきたい」
逆転できるチームに
「2試合ともうまく入れずに失点している。そこは次戦への課題」
東海大戦への意気込み
「格上だと思うが、勝てるようにしっかり準備していきたい」
2回戦は昨季、関東大学サッカーリーグ1部4位の強豪、東海大と対戦する。直近に行われたトレーニングマッチでは計1-3で敗北を喫した。”際の部分”にこだわり雪辱を果たすとともに、チームとして5年ぶりの天皇杯予選3回戦進出を目指す。
〈天皇杯 直近10大会の結果〉
2025 出場なし(出場校決定戦敗退)
2024 2回戦敗退
2023 1回戦敗退
2022 出場なし
2021 3回戦敗退
2020 準決勝敗退(準決勝からの出場)
2019 1回戦敗退
2018 1回戦敗退
2017 3回戦敗退
2016 1回戦敗退
文=佐藤佑樹(経済2)
写真=藤林利英(文2)、佐藤

