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2026.01.27
野球

【野球部】古豪復活へ 歴史と伝統を未来へつなげる 創立100周年記念祝賀会・黒田博樹氏 野球殿堂入りを祝う会

<専修大学野球部 創立100周年記念祝賀会・黒田博樹氏 野球殿堂入りを祝う会=1月17日 東京都内ホテル>

 東都大学野球リーグ最多32回の優勝を誇り、今年度、創立100周年を迎えた専大野球部は東京都内のホテルで記念祝賀会が開かれ部員、OBら関係者500名が出席した。また、日米で活躍し、2024年に野球殿堂入りを果たした黒田博樹氏(平9・商卒・広島東洋カープ球団アドバイザー)が大学から特別功労賞を授与された。

 野球部は1925年に創部され、多くのプロ野球選手を輩出してきた。式典には、高橋礼投手(平29・商卒・埼玉西武ライオンズ)、福永裕基選手(平31・文卒・中日ドラゴンズ)、菊地吏玖投手(令5・経営卒・千葉ロッテマリーンズ)、西舘昂汰投手(令6・経済卒・東京ヤクルトスワローズ)ら現役プロ野球選手の顔ぶれも揃った。
        ▲4人での集合写真

▲専大のマスコットキャラクター・センディを持った高橋投手

 ▲2年連続ドラフト1位指名を受けた菊地投手と西舘投手


現役プロ選手たちの過去の個人インタビュー記事はこちら!

高橋投手

https://sensupo.com/news/detail/id/7592

▲2年次には一部復帰を果たした(左から3番目が高橋投手)

福永選手

https://sensupo.com/news/detail/id/10241

      ▲神宮でプレーをした福永選手

菊地投手

https://sensupo.com/news/detail/id/20370

西舘投手

https://sensupo.com/news/detail/id/23585

   ▲2022年秋、二部優勝の立役者となった両投手


〇現役部員とOBが交流

 部員、OBや関係者ら500名が出席したということもあり、伊勢原グラウンドでともに汗を流した先輩・後輩・同級生同士が交流を深めた。

 プロ選手だけでなく社会人野球選手も多く輩出していて、過去にU23日本代表に選出経験のある大野亨輔投手(平28・商卒・三菱重工East)や今里凌選手(令5・経営卒・日本製鉄鹿島)、西村進之介選手(令6・経済卒・ヤマハ)、その他、現役で活躍している選手らと現役部員が顔を合わせた。

▲小柴滉樹選手(令7・経営卒・日産自動車)、作本想真選手(令7・経営卒・マルハン) 谷頭太斗(経済3・日本航空石川高)、浅田光太郎(経済4・國學院栃木高)

▲元主将の新出篤史選手(令5・経済卒・SUBARU)と小林寛弥選手(令6・経営卒・ヤマハ)

   ▲2022年秋、二部優勝を経験した選手たち


 さらに高校時代の恩師と再会する場面も見られた。毎年、野球部には専大松戸高から複数人入部し、今回の式典には同高・野球部監督の持丸修一氏も出席していた。式、終了後には同高OBたちと一緒に集合写真を撮影した。その他にも、西谷浩一監督(大阪桐蔭高)、川崎絢平監督(明豊高)など高校野球関係者も野球部創立100周年を祝った。          ▲専松OBの集合写真

▲来季も活躍が期待されている平野大地(経営2・専大松戸高)と梅澤翔大(経営1・専大松戸高)


〇日米で活躍したレジェンド 黒田氏を特別表彰

 黒田氏は広島東洋カープ、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・ヤンキースでプレーし、日米通算203勝を挙げたレジェンド。野球殿堂入りを讃え、松木健一理事長から特別功労賞として、賞状と盾、野球部のユニフォーム入りのディスプレーケースが贈呈された。同賞の受賞は6人目となった。

 冒頭のあいさつで「先輩方とお会いし、話すと(野球部時代の)4年間がフラッシュバックして、嫌な汗が出てきた」と冗談交じりに話し、会場の笑いを誘った。「伝統のある大学で、改めてプレーしたんだなと感じます。その中で、一人のOBとしてその一端を担えたというのは嬉しく、光栄に思います」と野球部の節目の年を祝った。

       ▲現役部員にエールを送った

▲賞状と盾を受け取り、記念ユニフォームを身にまとった     

      ▲センディを両手に持った黒田氏

 

〇12年間務めた監督を勇退 町田氏にバトンを渡す

 任期満了に伴い退任を発表した齋藤正直監督が壇上にて挨拶をした。「12年間、長い間お世話になりました。就任当時は二部で低迷していたけど、幸いにも(1年目の)秋のリーグ戦で優勝ができた」と感謝を述べつつ、振り返った。さらに、優勝に貢献をした当時のエース・角田皆斗さん(平27・商卒)と渡辺和哉さん(平28・経営卒・JR東日本)について「実は自分が監督就任した時に『野球部を辞めたいです』と言ってきた」と当時の裏話を明かし、「辛いことを乗り越えないと上手くなれないけど、彼らはそれを乗り越えて入替戦でも大活躍してくれた」。その他にも、現役社会人野球選手として活躍している大野投手や濱田竜之祐選手(平28・商卒・日本新薬)ら当時の優勝メンバーを挙げ、活躍を称えた。

▲12年間指導をした教え子たちを前に監督として最後のスピーチを行った


 続いて、齋藤監督のサプライズで壇上に立ったのは専大OB・元カープで2月から新監督に就任する町田公二郎氏(平4・商卒)だった。町田新監督は三菱重工広島、福井工大の監督を務め、昨年の全日本大学野球選手権大会では準優勝に導いた。

 スピーチでは「皆さんと共に喜べるようなチーム作りをしていきたいと思っている」と新体制となるチームの方向性を示した。それを目指していくうえで「学生たちが勝ちたいという思いを持って、日々のトレーニング、練習していかなくては勝つ方向には向かないと思う。すべての選手が活躍するのを希望しているけど、自己犠牲がチームとして戦う上で必要になってくる」と展望を明かした。

 野球部の後輩でカープ時代に共にプレーした黒田氏からは「町田さんが流れを変えてくれるんじゃないかなと思いますし、古豪復活、一部復帰を進めてほしいと思います」とエールが送られた。

▲「勝負事だから勝たないといけない」と強い覚悟を持った

      ▲バトンを受け継いだ町田監督

 

町田氏にとってこれから共にチームを率いていく長谷髙成泰ヘッドコーチは明徳義塾高校、専大野球部時代の1学年先輩にあたる。約30年の時を経て、同じ“SENSHU”のユニフォームに袖を通し、1部復帰を目指す。


〇OBの前で誓った1部復帰

 第101代主将に就任した工藤翔斗(経営3・大阪桐蔭高)がOB・関係者を前にチームを代表して挨拶をした。「偉大な先輩方が積み重ねてこられた歴史ある大学で野球ができていることを実感し、誇りに思っている」。しかし、「入学してからの3年間悔しい結果が続いている。覚悟と責任感を持ってチームを束ねて、新しい学年の1ページ目として最高の結果を出せるように日々精進していく」と目標であるリーグ戦優勝・一部復帰・日本一につながるステージで戦うことを誓った。

     ▲チームスローガンは「勝・活・克」

   ▲4年生を含めた部員全員が壇上に上がった


文=知地泰雅(文3)

写真=知地、門前咲良(文3)、倉林光琉(法2)、佐藤佑樹(経済2)、藤林利英(文2)、武田慧一(法1)