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2022.11.17
野球

【野球部】菊地吏玖「ロッテが日本一になれるように腕を振り続ける」/一問一答

▲指名挨拶後、福澤洋一スカウトと写真を撮る菊地


千葉ロッテマリーンズから1位指名を受けた菊地吏玖(経営4・札幌大谷)の指名挨拶が、16日に神田キャンパスで行われた。千葉ロッテからは榎康弘スカウト部長と福澤洋一スカウトが出席し、約20分菊地と会談した。指名挨拶を終えた菊地の一問一答は以下の通り。


—指名挨拶を受けて実感は?


実感はまだ湧いてこない。まず指名していただいた順位っていうところにも、「本当に自分が?」っていう思いが未だにある。ただ、より一層ここからスタートラインに立ってやっていかないといけないなという思いは芽生えました。


—先ほど(指名挨拶)はどのような話を?


マリーンズを背負って立つような選手、日本球界を背負って立つような選手に、というようなお話をはいいただきましたので、自分の持ち味を生かして、そういった選手になれればなっていうのは。


—ドラフトで指名された時の気持ちは?


本当に指名順位にとても驚いたし、もちろんそこを目指してやってきたつもりではありますけど、いざ本当に指名していただいたとなると、やっぱり驚きがいちばん大きかったです。


—大学では日本代表などに選ばれたが、どのような大学4年間だったか?


1年生、2年生の時は本当に下積みをとにかく頑張ろうと思って入学してきました。本当に1日1日をとにかく大事に過ごして、ずっとトレーニングに練習に励んできた。3年生になって主戦で投げさせていただいた。4年生では日本代表にも選んでいただいて、秋のリーグでは優勝を経験させていただいた。本当に濃密な4年間だったと思います。


—自分のここはプロでも通用するなと思う武器は?


身体の強さに関しては。練習に耐え抜くような体力ですとか、1年間戦い続けるための身体や体力は、他の選手に比べたらあると思うので、そこを活かしてどんどんステップアップしていければなと思います。


—ロッテには佐々木朗希投手がいるが、どのような存在?


いざこれからチームメイトになると考えたらとても頼もしい存在。これまではテレビの中のすごい世界、すごい次元で投げている人という印象でしたけど、これからはチームメイトであり、枠を争っていくライバルにもなっていく存在。佐々木選手は佐々木選手、自分は自分の持ち味というものがあると思うので、そこを前面に出して、枠を勝ち取っていければなと思います。


—プロでの目標は?


とにかく千葉ロッテマリーンズが日本一になるために腕を振り続けることが、僕の目標。どんな立ち位置でもどんな起用でもベストな形で応えて、千葉ロッテマリーンズが日本一なれるように戦っていきたいと思います。


▲会見中の菊地 終始晴れやかな表情で質問に答えた


—ロッテに入って話してみたい選手は?


美馬(学)投手や石川(歩)投手のお話は聞いてみたいです。息の長い選手を目指していますので、どういった調整方法をしているのかとか、どういった練習を積んでいけば息が長く、一軍で活躍し続けられるピッチャーになれるのかというのはすごく興味があります。新人とベテランの選手っていう立ち位置にはなりますけど、どんどん聞くことができればなと思っています。


—指名から1ヶ月経ったが、周囲からのお祝いの言葉は?


僕の知り合いや友達からは「おめでとうおめでとう」とたくさんのお祝いの言葉もいただきました。北海道で暮らしている家族のもとにも、たくさんお祝いの言葉をもらったっていう風に聞いています。プロ野球選手になることの影響力は、すごく感じています。


—今まで支えてくれた家族や友人にどんなプレーを見せたい?


もうとにかく元気にプレーしているところを見せられるのがいちばんいいかなっていう風に思いますし、一軍で投げ続けなければ遠くに住んでいる家族がテレビで見ることができなくなってしまう。とにかく生き残り続けることが活躍している姿っていうのを見せられる場になると思う。上で活躍できる選手になりたいです。


—対戦してみたい打者は?


福岡ソフトバンクホークスの柳田(悠岐)選手。球界を代表するバッターだと思いますし、どんな体勢からでもどんなところでも、ホームランを打てる選手っていうのはピッチャーからしても、本当に怖い存在になると思います。だからこそ、そういうバッターに対してどのくらい通用するのか、どういう風な抑え方ができるのかというところは。自分自身の力試しではないですけど、こういった選手からでも自分は打ち取れるんだなとか、打たれてしまえば自分はまだまだの選手だなっていう風なことになると思いますし、そういった意味では柳田選手は今いちばん対戦したしてみたいバッターではあります。


—新人合同自主トレやキャンプに向けてどのような過ごし方を?


プロで1年間戦い抜くためのスタートラインが新人合同自主トレのような場だと思う。そこに向けてもそうですし、そこからのシーズンに向けても、とにかく1からまた体を作って、1年間動き続けても壊れず、元気に動き続けられるような体作りをまずはしていきたいと思います。


—代表で共に戦った友杉篤輝選手(天理大学)とチームメイトになるが、指名後に連絡は?


「これからよろしくね」っていう風な連絡を取らせていただきました。友杉くんも自分もまだ試合が残っていたので、そこに向けて「最後まで頑張っていこうね」っていう風な連絡を取らせていただきました。


—マリーンズファンの印象は?


応援もそうですし、熱いファンの方々がすごく多い印象。また、応援の曲も高校野球や大学野球の応援でもたくさん使われている印象なので、そういったファンの皆さんに応援していただけるありがたみだったり、そういったファンの方々が後ろにいる中で投げられる心強さはあります。すごく楽しみです。


▲実感はまだ湧いてこない」と話したものの、その目はすでにプロの世界を見据えていた


(以下千葉ロッテマリーンズ・榎康弘スカウト部長のコメント)


本人も言っていたが、体の強さはある。2連投3連投してもしっかりと力出せるので、先発でもリリーフでも高いポテンシャルで発揮できると思う。

直球は重い質のボール。ちょうど3連投のリリーフ(今春第1週の立正大戦)を見に行った時、150キロぐらい出していた。その球がいちばん印象的。変化球はまあスライダーとフォーク。フォークはあまり自信がないと本人は言っているが、僕らからに見たらフォークも十分通用するボール。先発だとツーシームなどを混ぜて投げられるし、リリーフだったらフォークと真っ直ぐで押せる。

指名した次の日にグラウンドに行ったが、顔つきがしっかりしていた。男前っていうか、自信に溢れている顔つきがいいなという印象。プロでもやっていけるという自信が顔から出ていた。


▲福澤スカウトからは当日の入場パスと吉井理人監督のサインボールとサイン色紙がプレゼントされた


写真=相川直輝(文3)