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2018.09.21
卓球

【卓球部男子】明大に敗北 3季ぶりの優勝ならず

9月14日~21日 平成30年度秋季関東学生卓球リーグ 男子1部 所沢市民体育館 、港区スポーツセンター


 まさかの逆転負けだった。8月のインカレ(全日本大学総合卓球選手権大会 )を制覇し秋のリーグ戦に臨んだ専大は最大のライバル明治大に敗れ優勝を逃した。

初日から6戦負けなしとインカレ王者の強さを知らしめ、最終日を迎えた専大。対戦した明大もまた全勝中であり勝ったチームが優勝という事実上の決勝戦となった。試合は1番手の及川瑞基(商3・青森山田高) がストレートで制し先手を取ると、3番手の田添響(商4・希望が丘高)も勝利し優勝へ一歩リードする。続くダブルスでは 主将郡山北斗(経営4・関西高) ・及川ペアが先に2セットを奪い勝利へリーチをかけるが、第3セットをデュースの末失った後、さらに2連続でセットを失いまさかの逆転負けを喫してしまう。ここから勢いを失った専大は続く小林准也(文1・松徳学院高)、三部航平(商3・青森山田高) も力及ばず敗戦。リーグ2位に終わり惜しくもインカレに続く優勝を成し遂げることはできなかった。


▲無念の表情を浮かべる男子卓球部


【試合の結果】

●専大 2-4 明大○

1 ○及川 3-0 ●龍崎

2 ●吉田海斗(文1・希望ヶ丘高) 0-3 ○酒井

3 ○田添 3-0 ●出雲

4 ●郡山・及川 2-3 ○渡辺・龍崎

5 ●小林 1ー3 ○渡辺

6 ●三部 0-3 ○西


 インカレを制覇し秋のリーグ戦でも優勝を狙った専大。1部の強敵を相手に持ち味の力強さを武器に6戦負けなしと強さを見せつけ、最終日に同じく全勝の明大とぶつかる。インカレでは明大に勝利している専大だが、春リーグでは最終日に行われた全勝対決で明大に敗れており、奇しくも秋リーグでまた同じ展開で試合を迎えることになった。

宿命とも言うべき両校の対決。勝つためにも先手を取りたい専大は1番手に及川を送り込む。対する明大の龍崎は春リーグでフルゲームの末に敗れた相手だが、及川はストレートで破ってリベンジを果たし、専大が先に1勝を挙げる。続く2番手の吉田は敗れたものの、3番手田添がストレートで勝利を収め専大は2-1とリードすることに成功する。

▲リーグ戦でチームの勝利に大きく貢献した田添


そして次のダブルスに登場したのは郡山・及川ペア。相手の明大もまた主将渡辺・龍崎ペアと主将対決となった。主将自らが勝つことでさらに勢いに乗りたい専大。白星を挙げるべく郡山・及川ペアは第1、2セットを先取し勝利へあと1セットに迫る。だが続く第3セットをデュースまで粘った末に失うとここから相手の勢いに押されたのか、流れが徐々に相手に傾いていき最終的には3連続で痛い逆転負けを許してしまう。勝利まであと一歩としていただけに専大にとっては信じられない敗戦となった。

▲郡山・及川はまさかの逆転負けとなった


 そしてここから試合の流れが明大へと大きく傾いてしまう。続く小林は1ゲームを取ったものの明大の渡辺に力及ばず敗れ、6番手の三部も相手の西の勢いに押され敗戦。インカレに続く優勝を狙った専大だがその願いは叶わぬものとなった。


▲三部は本調子ではなく自分のプレーを出せなかった

 

その後の表彰式では優秀選手賞を田添、及川が受賞。最優秀ペアー賞として郡山・及川ペアが選出された。また田添はリーグ通算28勝以上を挙げた功績により特別賞を受賞した。幸先の良いスタートを切ったものの優勝に手が届かなかった専大。だがまだ専大男子卓球部の戦いは続く。次は10月の個人戦の舞台で活躍して専大の名を轟かせてほしい。


郡山北斗主将

「個々が出せる力を出し切ったと思いますが明治の方が一枚上でした。(敗因については)やはりダブルスですね。2-0でリードしていて逆転負けをしてしまってそこからチームの、そして試合の流れが変わってしまった。(及川とは)少しかみ合わなかったところがあったがそこを調整できなかった。(後輩には)明治とは五分五分だが、ちょっとした隙から負けることを教訓として次からは頑張ってほしいです。」


 田添響

「公式試合ではやったことがない1年生の相手で、向かってこられる立場だったので1セット目から守りに入らないように意識して試合に入った。練習通り自分らしいプレーができました。(2位という結果について)春リーグも今回もチャンスがありあと少しのところで負けてしまった。勝負強さが明治大学の方が上だったのかなと思う。(特別賞については)チームが負けてしまったので全然気にしてないです。10月の全日学はダブルスは郡山と組むので、シングルス、ダブルス両方優勝目指して頑張りたいです。」


 及川瑞基 

「春負けている相手だったのですが、今回自分の調子が悪くなく少し自信がありました。自分が勝ってチームに流れを作ることを意識していたので勝てて良かったです。ただ、ダブルスで負けてしまい、目標としていた優勝とはならなかったのでやっぱり悔しいです。2ー0でリードしてから押し切れず、春と同じ結果になってしまったのでそこを見つめ直す必要があると思いました。

自分が入ってから団体戦は2回しか優勝できていない。周りからは「すごい」と言われたが、もっともっと優勝できたのではないかと思うとチーム力とか自分が力になれていない時も多く、チームに申し訳ないという気持ちでいっぱいです。(10月の)個人戦は去年、一昨年ベスト8で負けてしまっているので、今年は調子がいいので優勝目指して頑張りたいと思います。」


(文=髙橋玲央・法3、写真=石崎愛奈・法4、髙橋)