最新ニュース
「アミノバイタル®」カップ2018 第7回関東大学サッカートーナメント大会
《兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選》
▲全国行きの切符を掴み取った専大サッカー部
記録的な酷暑のなか約1週間で5試合をこなすという超過密日程で開催された「アミノバイタル®」カップ。
専大は大会を6位で終え、見事に3年ぶり4度目となる総理大臣杯への出場権を獲得した。
ここではそんな彼らの激闘を振り返る―。
1回戦 vs作新学院大学サッカー部
7月14日(土) 10:00 Kickoff
@時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド(静岡県御殿場市)
専大 2-0 作新大
得点者
前半33分 MF葛谷将平(経済4・大津高)
後半18分 FW中杉雄貴(経営3・追浜高)
「アミノバイタル®」カップ開幕戦は序盤から専大が押し込む展開に。前半33分、DF河上将平(人間科3・東海大学付属静岡翔洋高)が右サイドからクロスを上げると、FW氣田亮真(文3・千葉敬愛高)が折り返し、フリーで待ち構えていた葛谷がこれを冷静に流し込み先制。
その後も専大が主導権を握り続け、迎えた後半18分。DF小林岩魚(法4・甲府第一高)の左からの正確なクロスに中杉がヘディングで合わせ追加点を奪取。
途中出場のMF岩城大助(法1・逗子高)やMF郡絋平(商2・徳島市立高)も随所に存在感を発揮し、3年ぶりの総理大臣杯出場に向け、好スタートを切った。
▲追加点を挙げた中杉(左)とFW遠藤翔太(経営2・広島皆実高)が笑顔でハイタッチ
―――――――――――――――――――――――――――――
2回戦 vs立教大学体育会サッカー部
7月16日(月) 11:30 Kickoff
@時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド(静岡県御殿場市)
専大 2-0 立大
得点者
前半4分 FW氣田亮真(文3・千葉敬愛高)
後半42分 FW中山克広(経済4・麻布大学附属高)
試合はいきなり動いた。前半4分、MF岡本勇輝(経済3・高津高)が敵陣深い位置でボールを奪うと、FW遠藤翔太(経営2・広島皆実高)を経由し、最後は氣田が確実にこれを決め、早い時間帯の先制に成功。
後半の立ち上がりに迎えたピンチもGK塚田匡壮(商2・都文京高)のファインセーブで凌ぎ、相手に失点を許さない。そして試合終盤の42分、カウンターから中山が決め、勝負あり。2-0で勝利を収めた。
▲ダメ押しゴールを決めた中山をMF岩城大助(左、法1・逗子高)とDF古屋誠志郎(法3・市立船橋高)が笑顔で出迎える
―――――――――――――――――――――――――――――
準々決勝 vs駒澤大学体育会サッカー部
7月18日(水) 11:30 Kickoff
@味の素スタジアム西競技場(東京都調布市)
専大 0-3 駒大
勝てば無条件で総理大臣杯への出場権を得られる一戦だったが、リーグ第3節で0-5と大敗を喫した相手に序盤から主導権を握られ、前半8分にはFKを直接決められ先制を許す。23分にCKの流れからMF下田悠哉(法4・都鷺宮高)とMF坂井淳(法4・広島観音高)が立て続けに迎えた決定機をモノにできずにいると、38分にFKの流れからゴール前で混戦になり、最後はMF鹿沼直生(経済3・静岡学園高)の痛恨のオウンゴールでリードを2点に広げられる。
後半になっても悪い流れは断ち切ることができず、立ち上がりの6分にも呆気なく失点を許し、結局そのまま0-3でタイムアップ。源平貴久監督が警戒していたパワーとスピードを駆使した駒大の攻撃を前に為す術もなく敗れた。
▲駒大守備陣の厳しいマークに合うDF小林岩魚(法4・甲府第一高)
―――――――――――――――――――――――――――――
順位決定戦 vs流通経済大学体育局サッカー部
7月22日(金) 18:00 Kickoff
@龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド(茨城県龍ケ崎市)
専大 1-0 流経大
得点者
後半6分 MF郡紘平(商2・徳島市立高)
勝てば全国、負ければ地獄―。総理大臣杯“最後の切符“を賭けた運命の大一番は、序盤から流経大に主導権を握られ、前半だけで9本ものシュートを浴びる苦しい展開。
しかしこれをなんとか無失点で耐え凌ぎ、前半をスコアレスで折り返して迎えた後半立ち上がりの6分。この日今季初スタメンに抜擢されていた郡が大仕事をやってのける。DF小林岩魚(法4・甲府第一高)が左サイドからゴール前へと挙げたクロスは一度はクリアされたが、そのこぼれ球が郡の元へ。2年生テクニシャンは迷うことなく右足一閃。ゴール右隅に突き刺した。
その後は総理大臣杯出場へ後がなくなった流経大の猛攻を受けるが、気迫の全員守備で虎の子の一点を守り抜き、1-0で試合終了。執念で大阪行きの切符を掴み取った。
詳細はこちらから↓
【サッカー部】3年ぶりの全国切符!!ニューヒーロー郡の一撃で総理大臣杯出場決定!!
https://sensupo.com/news/detail/id/9237
▲値千金の決勝ゴールを挙げ、チームを全国の舞台へと導いた郡
―――――――――――――――――――――――――――――
5位決定戦 vs早稲田大学ア式蹴球部
7月22日(日) 10:00 Kickoff
@RKUフットボールフィールド(茨城県龍ケ崎市)
早大 4-3 専大
得点者
後半5分 FW遠藤翔太(経営2・広島皆実高)
後半19分 FW鈴木厚太(商3・飛龍高)
後半45分+6 FW中山克広(経済4・麻布大学附属高)
総理大臣杯でのシード権を賭けた5位決定戦は、控え選手主体の早大に常にリードを許す苦しい展開となった。
2点を先行され前半を折り返し、後半立ち上がりの時間帯に遠藤のミドルシュートで1点を返すも、すぐさま早大に突き放される。後半19分には中山の左からのクロスを鈴木が押し込み、再び1点差とするが、またしても早大が加点。後半アディショナルタイムに中山が意地の一発を沈めるも、反撃もここまで。乱打戦となったこの試合を3-4で落とした。
▲この試合1ゴール2アシストの中山
この大会で6位となった専大は、関東第6代表として総理大臣杯に臨む。
初戦の相手は四国代表の高松大学に決まった。試合は8月31日、ヤンマーフィールド長居(大阪府大阪市)にて18:00キックオフ。
3年ぶりとなる全国の大舞台で「緑の旋風」を起こせるか―。
(藤森崚祐・文3=写真も)