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2018.01.16
卓球

【卓球部】田添健連覇に向け好発進 男女ダブルスもスタート 全日本卓球2日目

1月16日 平成29年度全日本卓球選手権大会 大会2日目 東京体育館


 この日は引き続き混合ダブルスの2回戦と3回戦が行われたほか、男子・女子ダブルスのトーナメントがスタートした。混合ダブルスの田添健汰(商4・希望が丘高)・前田美優選手(日本生命)ペアはこの日から登場。持ち前のコンビネーションで順調に駒を進めた2人は、あす森薗政崇選手(明大)・伊藤美誠選手(SCスターツ)ペアとの一戦に挑む。ほかにも専大からは2組のペアが勝ち上がった。

 ダブルスは2回戦までが行われ、昨年度まで何度もペアを組んだ安藤みなみ(商3・慶誠高)・鈴木李茄さん(平29商・日立化成)ペアは軽々2回戦を突破。男子では加藤健太(人間科学3・湘南工科大付高)・青柳伸太朗(経営1・湘南工科大付高)ペアと渡辺聡太(経営3・明豊高)・高橋拓己選手(中大)ペアが3回戦に進出、田添健汰・松平健太選手(木下グループ)ペアは4回戦からの出場となる。


▲大会3連覇を目指す田添健


≪大会のスケジュール≫

混合ダブルス 15日~18日

男子・女子ダブルス 16日~20日

男子・女子シングルス 17日~21日



≪混合ダブルス≫

 牧之内奈央(文1・遊学館高)・山田善生選手(大正大)のペアは3回戦で森薗選手・伊藤選手ペアと対戦。伊藤選手とは幼いころに対戦した以来で、今回久しぶりの顔合わせとなったが、持ち味を出すことができず0-3で敗戦。力の差を感じる結果となったが、「混合ダブルスでここまで勝ったことなかったので、明日のシングルスに向けていい経験ができた」と前を向いた。明日からのシングルスで牧之内は4回戦で伊藤選手と対戦する組み合わせとなっており、再戦を目指す。

○試合後のコメント・牧之内

「(試合を振り返って)もっとできたかな……という感じです。世界で戦っている相手とやると聞いて、受け身にならないようにはしていましたが、全然自分の持っているものを出せませんでした。でもここまで勝てたので、明日のシングルスに向けていい経験ができました。シングルスでは3回勝つと伊藤選手と再戦できるので、できたらそこを目指してがんばりたいです。そこまで行くのは本当に大変なんですけど、大会に向けて年末年始ずっと練習してきたのでがんばります」


 2日目からの参戦となった田添健・前田選手と及川瑞基(商2・青森山田高)・安藤みなみ(商3・慶誠高)、郡山北斗(経営3・関西高)・秋田佳奈子選手(中大)の3ペアはそれぞれ今日行われた2試合に勝利し4回戦進出。いずれもどこか余裕さえ感じさせる戦いっぷりだった。混合ダブルスは明日の4回戦に勝利すればランク入りが決まるだけに、明日の試合が重要となる。

▲「ランクが決まる森薗選手・伊藤選手との試合は意識している」と語った田添健・前田選手ペア。大会3日目の試合にも注目だ


▲専大生同士でペアを組んで挑む安藤と及川のペアはどこまで順位を伸ばせるか


▲郡山は直前に行われたフィンランドオープンのシングルスで優勝しており、万全な状態で大会に臨めている


○3回戦に進出した各選手のコメント

田添健汰

「いつもは初戦から緊張してなかなかいいプレーができないのですが、今回は相手対策をしっかりしたこともあっていい感じでプレーできました。初戦からいい流れで行けていると思います。明日は森薗選手、伊藤選手との対戦で、アジア選手権のときから練習試合をしているのですが、負けることの方が多いので向かっていきたいですね」

安藤

「今日はとりあえず勝てたけどミスが多かったので、明日からはていねいなプレーでいきたいです」

及川

「ここまで組み合わせも良く、相手の弱点をしっかり攻めていけている」

郡山

「ここまで練習してきたことが出せてそれが勝ちにつながったと思います。明日いきなりランク決定戦があるので、気を引き締めて試合に勝って、そこからさらに上を目指したいです」



≪男子・女子ダブルス≫ 

 男子・女子のダブルスは2回戦までが行われた。安藤・鈴木さんペアは相手が高校生だったということもあって3-0で圧勝。ペアを組むのは昨年夏のユニバーシアード以来だったというが、そのブランクを感じさせない息の合ったプレーで相手を圧倒した。去年の大会ではベスト16入りを果たしたふたり、今年はさらに上の順位を目指す。

▲全日本の舞台で名コンビが復活。初戦は快勝でスタートを切った


 加藤と青柳は今大会、男子ダブルスでは唯一専大生同士でペアを組んでの出場。2回戦ではセット1-2と追い込まれたがリターンで粘り強く戦い抜き、3-2で勝利した。渡辺・高橋選手は2回戦を3-1で下し、続く3回戦では専大OBの徳島剛さん(平29商・原田鋼業)率いるペアと対戦する。


▲2回戦に勝利した加藤・青柳ペア

▲逆転勝ちを収めた加藤と青柳は思わず安堵の表情をみせた


▲ポイントを奪い、ガッツポーズを見せた渡辺聡

▲試合に勝利しハイタッチを交わす渡辺聡・高橋選手ペア


 ダブルスの試合は木曜日から再開され、明日は混合ダブルスとシングルスが行われる。


○3回戦に進出した各選手のコメント

安藤

「混合ダブルスの試合より足もしっかり動けてたかなと思います。第1シードの選手を倒せるように頑張りたいです」

鈴木さん(専大OG)

「初戦は大会の流れをつかむという意味でも大事ですが、3-0で勝てていいスタートが切れました。まずは第1シードとの試合に勝つことを目標に、その後は1つ1つ頑張っていきたいです」

加藤

「ほぼ負けていた試合で、自分が足を引っ張ってしまったのですが、パートナーに助けられました。最初は相手が厳しく攻めていたように思えたのですが、自分たちの凡ミスが多いことに気づいたので、そこからはミスをなくして粘ることを意識しました。次の試合まで1日空くので、今日ダメだったところをしっかり調整して次に備えたいと思います」

青柳

「負けてもおかしくない試合でしたが、最後まで諦めずに自分の力を出し切れました。ダブルスで全日本に出るのが初めてだったので緊張しました。次の相手は本当に強いので、向かっていく気持ちでいきたいです」

渡辺

「悪い試合ではなかったのでうまくかみ合えば負けないと思いました。相手は台上での攻防が苦手なので台上から攻めてチャンスをつかもうと思っていました。木曜はまた2試合あるのでしっかり調整して2つ勝ちたいです」

(文=飛田翼・文3、写真=石崎愛奈・法3)