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10月1日(日)、秋季リーグ戦第9日、小田原アリーナにて慶應大と対戦した。ここまで専大は敗戦が続いていたが、セットカウント3-2でリーグ戦初勝利を収めた。
スターティングメンバー
#2 平原隆也(経済4・都城工高)
#4 井上創太(経済4・東福岡高)
#6 酒井駿(商3・東山高)
#11 柏田樹(経営2・都城工高)
#18 南賢清(経済1・東山高)
#19 東拓巳(経営1・開智高)
#20 久保裕太(商1・都城工高)
#24 久保下航平(商1・都城工高)
第1セット、立ち上がりから#20久保が次々に得点。幅のある攻撃で連続得点を重ね、18-11と大きくリードする。途中慶應大のサーブに苦しむ場面も見られるが、最後は好調の#20久保の鋭いスパイクがコートに突き刺さり、25-21でセットを先取する。
第2セット、#11柏田の速攻や#6酒井の速い攻撃で流れをつくり一歩リードするものの、慶應大も負けじと高さとパワーのあるスパイクを繰り出し、連続失点を喫した専大はミスが目立ち逆に追いかける展開に。#6酒井のブロックで流れを引き寄せるものの相手の勢いそのままに、21-25とセットを落としてしまう。
▲キレのあるスパイクとブロックで活躍を見せた#6酒井
第3セット、序盤2セット目の勢いのまま、流れは慶應大に。専大は#18南、#19東、#20久保、#24久保下の1年生コンビが息の合った積極的な攻撃で猛反撃。終始白熱した点の取り合いが繰り広げられる。#23堀田(法1・宇部商高)、#3船倉(商4・清風高)のサーブで流れを引き寄せようとするものの、要所でのミスでチャンスを逃し27-29でセットを落としてしまう。
▲積極的なプレーでチームを鼓舞した#18南、#19東、#24久保下
第4セット、後がない専大は果敢に攻めリードしたいところだが、相手の強烈なサーブに崩され、なかなか前に出られないまま苦しい展開が続く。慶應大リードのまま20点台に突入。ここで意地を見せたのはレシーブ陣。相手の攻撃を粘り強く拾い、長いラリーを制すと流れは一気に専大に。#19東のパワーあるスパイクときれいな1枚ブロックが決まると、最後は相手のミスを誘い、4点連取で25-23とセットを取り返し、試合はフルセットへ。
▲トス回しだけでなく、サーブやレシーブでもセンスを見せた#24久保下
勝負の第5セット、立ち上がりから相手に3連続得点を許したものの、#6酒井のキレのあるスパイクにブロックと活躍を見せ、相手を突き放す。さらに#4井上のスーパーレシーブが相手のコートに落ち、盛り上がりは最高潮に。波に乗る専大は着実に得点を重ね、リードのまま試合は終盤を迎える。最後は春季に続き今季もスパイクにサーブに活躍を見せた#20久保のスパイクが決まり、15-12と試合終了。セットカウント3-2とフルセットに及ぶ激戦を制し、専大が今季リーグ初勝利を収めた。
主将でありエースの小森を怪我で欠き、チームもまとまりを失いかけていたが、その分#6酒井の速さのあるスパイクや、#2平原、#4井上の粘りあるプレーで補った。連敗が続いていたが、慶應大戦で欲しかった今季リーグ初勝利を手に入れた。だが、残り2戦、負けられない状況なのは変わらない。この勝利を勢いにかえ、次の駒澤大戦も専大の力を発揮し、勝利を収めてほしい。
(文=桐生紗希・商1、写真=福井彩乃・文3)
▽コメント
#6酒井
「チームの士気を大きく上げる1勝になった。チーム一丸となってやった結果がこの1勝に繋がったので良かった。ミスしても良いから自分がやらなきゃ、打ち込まなきゃという強い気持ちで戦うことが出来た。入替戦も決まったわけじゃないので、回避できるようあと2勝して、良い状態のチームになっていきたい」