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6月11日 第69回全日本大学準硬式野球選手権大会関東予選 専大 2-5 明治大 早稲田大学東伏見グラウンド
<スコア>
明大|301 000 010|5
専大|101 000 000|2
<スタメン>
1(左)桂川海輝(経済3・専大北上高)
2(右)福井亮太(商4・県岐阜商高)
3(二)今坂僚介(ネット情報4・常葉菊川高)
4(捕)神山琢郎(経営4・県岐阜商高)
5(一)大野恵和(経営3・専大松戸高)
6(三)五十嵐健(経済2・常総学院高)
7(遊)中谷功大(法1・広陵高)
8(中)須永隼人(商1・専大松戸高)
9(投)阿部拓磨(経営3・専大松戸高)
全日本出場へあとがなくなった専大。この日の先発を託されたのは阿部拓。しかし、初回から明大打線が襲いかかる。先頭に出塁を許し送りバントを成功され1アウト2塁で中軸へ。3番にセンターへ2塁打を許し先制される。そして、4番には高く浮いた球を左中間へホームランを打たれ初回から3点のリードを許す苦しい立ち上がり。
その裏の攻撃、2番福井、3番今坂の連打でチャンスを作る。4番の神山は内野ゴロに倒れるも5番大野のタイムリーで1点を返す。一気に同点までいきたかったが6番五十嵐は空振り三振に倒れた。
▲初回タイムリーを放った大野(撮影=飛田)
3回表、この回先頭にいきなりライトへホームランを許し失点。再び突き放される。
3回裏、1番桂川が死球を受け出塁。福井が送ってランナーを2塁へ。今坂は三振するも4番神山が左中間を真っ二つに破る3塁打を放ち2点差に追い上げる。
▲鋭い打球で左中間を破りランナーを返した神山(撮影=大河原)
このあと阿部拓が粘り投球を見せ、バックの好守もあり得点を許さない。しかし、打線はチャンスを作るもミスなどを含め得点につなげることができず劣勢の状態が続く。
▲劣勢でも粘りの投球を続けた阿部拓(撮影=大河原)
1点がどちらかに入るか、これがこの試合の大きな分岐点。その1点は苦しくも明大に入った。序盤から失点を許したが阿部拓は集中を切らさずこの終盤まで力投を続けてきた。しかし、8回表、先頭を打ち取るも次の打者に2塁打を打たれピンチを招く。なんとか2アウトまで奪うもこの試合しっかりと抑えてきた相手5番に左中間を破られダメ押し。終盤の1点と中盤での拙攻が重くのしかかり、このまま反撃できず、試合終了。プレーオフ2連敗で全日本選手権進出は叶わなかった。
試合後、先発の阿部拓は「今年のチームはとても良いチームで4年生を全国へ連れていきたかったのですが自分がその道を閉ざしてしまった。実力不足、悔しいです」と語った。
(大河原佳也・文3)
試合後コメント
主将・神山
「流れがどちらに行くか分からない試合展開で、その流れをつかみきれなかった。勝ちきれなかったですね。(明大について)バットが良く振れていて打撃のいいチームだなという印象を持ちました。初回の3失点は、1球の怖さを痛感しましたね。先発の阿部は良くもなく悪くもないって感じでしたけど、相手の打力が上回っていました。攻撃でも走塁などでミスが出てしまいましたね。先週も含め勝ちきれませんでした」
先発・阿部拓
「準備はしっかりしてきたつもりでしたが、自分の力不足でした。初回にホームランを打たれて、ちょっとでも浮いたら打たれると思いました。それからは浮いたらいかれるぞと思いながら低めを意識しましたが、それでもなかなか低めには投げられず、自分のテンポを見失ってしまいました。今年のチームはとても良くて、4年生を全国大会に連れて行きたかったのですが、自分がその道を閉ざしてしまった。実力不足、悔しいです。(これからに向けて)清瀬杯に出れば上のレベルをもっと知れると思うのでまずは清瀬杯に出ることです」