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2016.11.13
アイスホッケー

【アイスホッケー部】 青学大に無念の逆転負け

11月13日平成28年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対青山学院大学 スコア1-3

                                                      

 専大がまさかの逆転負けでリーグ戦3敗目を喫した。第2ピリオド6分に#8宮下和輝(法4・北海高)のシュートで先制するもその後が続かず、第3ピリオドの序盤に勝ち越された。試合終盤にはキーパーをベンチに下げ、6人攻撃による反撃を試みるも及ばなかった。また、今日の敗戦で専大は自力で2位以上になる可能性が消滅した。


≪スコア≫

専大 1-3 青学大

1P 0-0 (シュート数 10-16)

2P 1-1 (シュート数 7-8)

ゴール 6分48秒 #8宮下和輝

3P 0-2(シュート数 10-10)

トータルシュート数 27-34


 試合終了を告げるブザーがリンクに鳴り響いたその瞬間、ベンチは敗戦のショックを隠せなかった。前回の試合(東海大戦)から2週間、チームは紅白戦などで実戦を積み今日の試合に向けて入念な調整をしてきたはずだった。ここ数試合で専大が実践できていた気迫あるプレーも随所に見られており、試合のペースも専大が握っているように思えた。しかし、攻撃時に見せた一瞬の隙を青学大は見逃してくれなかった。こちらの攻撃を防ぎきるとすぐさまカウンター攻撃に転じ、そのまま猛スピードで攻めこんでゴール。第3ピリオド5分、専大はこのゴールで勝ち越しを許した。


 先制のゴールは4年の宮下。第2ピリオド6分、パスでパックを回し、ゴール左からシュートを打ち込んだ。ここまで先制点が入らず、序盤は苦しい試合展開を強いられてきたことの多かった専大だが、今日は試合中盤までに先制点を奪うことに成功した。

▲この日唯一の得点をあげた宮下


 しかし、第2ピリオド16分にはゴール際の攻防の末同点ゴールを奪われると、第3ピリオドには痛恨の勝ち越し。1点ビハインドで試合終盤を迎えると、残り時間1分を切ったところで専大はさらなる失点のリスクを覚悟してゴールキーパーをベンチに下げた。6人全員で最後の攻撃をしかけ、なんとか同点に追いつこうと試みたが相手の守りも堅く、パックがマークの甘くなっていた選手に渡ってしまう。こうなるとキーパーのいない専大のゴールは丸裸も同然、無人のゴールに吸い込まれていったシュートはリスク承知でおこなった作戦の結果とはいえ、試合の勝敗を決めるには十分すぎる1点だった。


試合後のコメント

高橋裕一監督

「今日だけに限らず、これまで勝てる見込みのある試合を落としてきてしまったという積み重ねが3敗目という結果になってしまった。(勝ち越しを許した)2点目に関してはこちらが攻め急いでしまったのに加え相手へのマークも甘くなってしまい、相手のやりたいことをやらせてしまった。ここからは目の前の一戦にただ集中するだけです」

東山哲士主将(法4・北海高)

「逆転はもちろんだが、第1ピリオドの中にいくつかあったチャンスを生かすことができなかったのが悔しい。リーグ戦が終わってもインカレがあるので、残り2試合そこにどうつなげられるか、いい内容で終われるかが大事になってくる。自分含め4年生は最後のリーグ戦なので、持っているものをすべて出し切って、もう1度専修のホッケーをしたい」


 悔しい敗戦だっただけになかなか気持ちを切り替えるのは難しいはずだが、主将の東山はすでに次の戦いを見据えている。来年1月からはインカレがあるとはいえ、4年生がリーグ戦に出られるのは立教大戦と大東大戦の2試合しかない。今日は専大アイスホッケー部のOBも応援に駆けつけていた。最後まで応援してくれる人たちのためにも情けない試合は見せられない。

(飛田翼・文2)