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2016.11.08
野球

【野球部】4年生引退コメント


▲入替戦2回戦後の4年生集合写真(撮影=飛田)


 国士舘大との入れ替え戦を制し、無事1部残留を決めた専大野球部。そして、この試合を機に4年生は野球部を引退する。社会人野球に進んで野球を続ける人、野球とは異なった道へ進む人、これから歩む道は人それぞれであるが、彼らは大学野球を通して多くのものを得られたに違いない。野球部を引退する4年生たちに、自身の思いを語ってもらった。


◯内野手・伊與田一起(経営4・明徳義塾高)

「苦しいことが多かったけど1部優勝して喜びもあった。4年間で自分自身成長できたと思う。去年までは先輩についていくだけで自分のことばかり考えていた。でも、今年に入り、内野も後輩ばかりで4年は自分ひとりとなった。視野を広げ、後輩を気遣うように心がけた。福永(裕基、文2・天理高)、小野田(滉平、東京学館浦安高・経営3)、工藤(祐二朗、商2・韮山高)、岡本(良樹、経営1・専大松戸高)などと多く練習してきて、後輩とでも言い合いながらやれた。その中でも工藤とは1年間二人でずっと自主練をしてきて、自分はたくさん工藤にきついことも言ってきた。嫌々やってきたのかもしれないけど、今日(入替戦2回戦目の当日)の朝練までずっとやり続け、ついてきてくれた。後輩たちがどう感じてるかはわからないけど、自分としては後輩たちに伝えられることは伝えられたと思う。(4年生へ向けて)4年間ずっと一緒にやってきた。自分としても一人ひとりに対して色々な想いがある。なかなか試合に出れなくて一人ひとり思うところもあったと思う。それでも我慢して、やれる仕事をやってくれた。そういうサポートもあって自分や森山(恵佑、商4・星稜高)は試合に出れた。それに『応えたい』という想いがあった。4年生の応援は本当に力になった。(後輩たちへ向けて)今年一年苦しい想いをしてきたと思う。去年とは違って勝つことの難しさがあったので、このことを自分たちのプラスにしてほしい。絶対良いチームに出来ると思うので、頑張ってほしい。(これからに向けて)環境が変わっても、自分の求められていることをやって、上の舞台でも活躍できるように頑張ります。」(取材=大河原佳也・文2)

▲伊與田一起(撮影=大河原)


◯ 外野手・西村一貴(経済4・都城商高)

「4年間、きつかった。でも2部から1部に上がって優勝した時は嬉しかった。同期では、やっぱり森山。チームのことも自分のこともしっかり考えていた。それを全てやってプロという舞台に行くのですごいと思う。後輩たちには期待が大きい。試合に出る機会が少なかったので、試合中後輩と話すということはあまりなかったが、副キャプテンをやらせてもらって周りを見ることができるようになった。社会に出てからもただ周囲について行くのではなく、自分から先頭に立ち、周りを見れる人になりたい。」(取材=冨樫幸恵・文2)

 ▲西村一貴(撮影=冨樫)


◯ 捕手・上木健晴(経済4・大垣日大高)

「1部2部を味わったのは、苦しかったがいい経験になった。思い入れのある同期は森山。もともとチームのことを考えるようなタイプではなかった。でも主将になってから周りを見るようになった。一番頑張ったと思う。プロになっても周りから愛される存在になってほしい。(後輩に向けて)1、2年生のメンバーが多く苦しい状況だが、絶対強くなる。今、その土台作りをしている。強い専大を見せてほしい。キャッチャーということもあり、大橋(将、経営2・天理高)、深水(裕貴、経営1・熊本工高)とは話す機会が多かった。みんな仲良いですけどね。野球をしてきて、練習は辛いことばかりだった。社会に出たら、野球で楽しかったことよりも辛かったことの方が経験として生きてくると思う。」(取材=冨樫)

▲上木健晴(撮影=大河原)


◯投手・平間凛太郎(経営4・山梨学院大附高)

「春でまずまずの結果を残して、秋のリーグ戦、期待されながら思うようにいかなくて1勝も出来なかった。そのことも含め4年間いいことが少なくて、つらいことばっかりだったけど、(チームの入れ替え戦勝利という形で)こうして結果が出て、報われて良かったと思う。入れ替え戦は髙橋(礼、商3・専大松戸高)ら後輩のサポートが出来ればなと思っていた。(入替戦1回戦の登板について)自分がこれまで藤田コーチや監督に教わってきたことすべて出せるようにと思ってマウンドに上がった。球速はそんなに出ていなかったけど空振りの三振も奪えたし最後に1番投げたかったボールが投げられて本当に良かった。 自分は4年間いつもチームメイトに迷惑をかけてきてしまったのでそのチームメイトと過ごした日々が印象深い。大野さん(亨輔、平28卒・現三菱日立PS横浜)、角田さん(皆斗、平27卒・現富士重工)といった先輩たちにはよく電話をして相談に乗ってもらった。自分は寮で上木とずっと同じ部屋で、上木にはずっと自分の球を受けてもらった。ピッチングについて1球1球ごとにアドバイスをくれて、自分が手を抜いて投げていると感じたら上木は厳しい言葉をかけてくれた。いつも組んできた上木だからこそ、最後もいつものピッチングをすることができた。昨日の登板で『これで最後だな』という感情はあった。最後の登板、上木と組んで大学野球を終えられたことは一生忘れない。来年からは角田さんや大野さんのいる社会人野球の世界に進む。これからの目標はその先輩たちを倒してプロの世界に進むことです。」(取材=飛田翼・文2)

 ▲平間凛太郎(撮影=飛田)


◯主務・石井健太(法4・日大東北高)

「あっという間の4年間。4年生になって主務を任せてもらった。主務はチーム全体を見回せていい経験になった。これから社会に出ても、野球を続けるわけではないが絶対にこの経験は生きてくると思っている。4年生には『ありがとう』の一言です。」(取材=冨樫、大河原)

▲石井健太(撮影=冨樫)