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9月28日、東都大学野球秋季リーグ対東洋大(第1戦)が行われた。後攻の専大、先発の投手・髙橋礼(商3・専大松戸高)は序盤から好調な滑り出しで、ランナーを背負っても落ち着いて後続を打ち取った。一方、専大打線は1番福永裕基(文2・天理高)や4番森山恵佑(商4・星稜高)が複数安打を放つも勝ち越すことができず、このカード初戦は負けを喫した。
〈スコア〉
東洋大 | 010 001 002 | 6
専 大 | 000 100 002 | 3
▲好調な滑り出し先発投手・髙橋礼
両者三者凡退でスタートしたこの試合。2回表、2アウト1,3塁の場面でライト前へ打球が抜け、1点を先制される。
専大は4回裏、1番福永が二遊間を破るヒットで出塁すると、2番伊與田一起(経営4・明徳義塾高)が確実に送り、3番池間誉人(商1・糸満高)のライトへの犠牲フライで同点に追いつく。
▲今日も複数安打の1番福永
その後、6回表に髙橋礼はソロホームランを浴び1-2と勝ち越される。四球を与え、2アウト1,3塁のピンチを迎えるが要所でストライクを決め、切り抜けた。8回表、先頭打者を四球で出塁させると、続く打者に内野安打を許しノーアウト1,2塁とされたところで、マウンドに堀田竜也(経営3・常葉菊川高)が上がる。すると、2塁ランナーを牽制アウトにし、ベンチも盛り上がりを見せる。しかし直後、盗塁やエラーに四球が重なり1アウト満塁に。ここで踏ん張りきれず、押し出しで1失点。投手は勝田翔紀(商2・大社高)へ交代するが、犠牲フライでさらに1点を失った。8回終わって1-4。9回のマウンドには平間凛太郎(経営4・山梨学院大附高)。2塁にランナーを背負うと、次打者のライト方面への打球を追っていた森山と伊與田が交錯、打球を取り逃がし、その間に1点を失った。さらに犠牲フライで、この回2点目を失い1-6。
9回裏、2アウトから2番に代打の川崎浩大(商1・天理高)、3番池間が連打で1,2塁の得点チャンス。ここで打席が回ってきた主将で4番の森山。相手の暴投の間にランナーが進塁し、2アウト2,3塁。フルカウントで尚もファウルで粘り放った一打はタイムリーツーベースヒット。ランナーが生還し3-6。
▲タイムリーを放った主将4番森山
しかし、反撃もそこまで。5番に代打の平湯蒼藍(経済1・長崎海星高)、外野へ飛んだ打球をレフトがキャッチして3アウト、試合終了となった。
(冨樫幸恵・文2、写真も)
齋藤正直監督
「髙橋が良かった。深水はリードが良いから使っている。敗因は、必死でやっていたこと。(それでは足りないから)明日は死ぬ気でやる。ピンチを背負ってプレーすることで精神的に強くなる。そこに期待したい」