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◆５月６日～８日 春季関東学生卓球リーグ戦・女子１部 港区スポーツセンター
５月６日から始まった卓球の春季リーグは３日目までを終え、専大女子は４戦全勝。単独の首位で前半を折り返した。春リーグ連覇をかけた後半戦は、５月21日から所沢市民体育館（埼玉県）にて開催されることとなる。
【試合結果】
① vs淑徳大 ○４－１
○安藤みなみ３－１高橋 美帆
●宇田衣里那１－３松澤帆乃果
○鈴木・安藤３－２佐藤・竹本
○鈴木 李茄３－１佐藤 優衣
○庄司・須藤３－０高橋・島津
② vs日体大 ○４－１
○安藤みなみ３－１前瀧 美音
○鈴木 李茄３－１谷岡あゆか
○鈴木・安藤３－０田中・竹前
●宇田衣里那０－３ 温 馨
○庄司・須藤３－０相原・谷岡
③ vs東富大 ○４－０
○庄司 有貴３－１池上 玲子
○安藤みなみ３－１後藤奈津美
○鈴木・安藤３－０後藤・池上
○鈴木 李茄３－０前瀧 初音
④ vs早大 ○４－２
○鈴木 李茄３－０田中 千秋
○安藤みなみ３－１佐藤 風薫
○鈴木・安藤３－０阿部・徳永
●宇田衣里那２－３徳永 美子
●庄司・須藤２－３金子・鎌田
○庄司 有貴３－０阿部 愛莉
春リーグ、秋リーグ、そしてインカレをすべて制覇する「グランドスラム」を目標にチームを作り上げてきた女子卓球部にとって、今年度最初の試合となる第１戦の相手は淑徳大。専大の柱の一角である安藤みなみ（商２・熊本慶誠高）がその１番手を務めた。第１ゲームから相手のポイントをわずか３点に抑え圧倒すると、その後も必要以上の失点は許さず初戦を勝利で飾る。次戦を惜しくも取りこぼした専大であったが、第３試合の鈴木李茄（商４・青森山田高）・安藤みなみペアがフルゲームの接戦を制し勝利。さらには鈴木のシングルスと庄司有貴（商４・青森山田高）・須藤洸（文４・遊学館高）ペアもこれに続き、これで獲得試合数４－１で淑徳大に勝利を収めた。
▲初戦１番手の大役を務めた安藤（撮影=冨樫）
大会２日目。第２戦の日体大戦も安藤、鈴木の活躍で３ゲームを先取する。日体大のエース温馨を相手に第３試合は落としてしまったが、最後は庄司・須藤ペアがストレートで勝利。２日目第２試合も東京富士大を相手に庄司、安藤、鈴木・安藤ペアが続々と得点を重ねて３勝。４試合目も鈴木が１ゲームを先取すると第２ゲームは取って取られての接戦を16－14で制す。ここで押し切ったことで勢いづいたか第３ゲームは11－５で圧勝し、これで昨季の秋リーグ２位の強豪東富大にストレート勝ちとなった。
▲大事な場面で頼りになる専大のエース鈴木（撮影=木村）
そして大会は３日目を迎えた。この日行われた第４戦は大一番早大戦。早大は昨秋リーグ戦において優勝しており、今大会でも優勝のための最大の壁となりうるチームである。
１番手は専大不動のエース鈴木。いずれのゲームも６ポイント以上の失点を許さない展開で３ゲームでストレート勝ちを収める。２番手の安藤は３－１、３試合目の鈴木・安藤ペアも３－０で勝利し、安藤と鈴木の２人だけで３勝をリードすることとなった。しかしディフェンディングチャンピオンの早大がこのまま終わらせてくれることはない。４戦目の宇田衣里那（文１・横浜隼人高）、５戦目の庄司・須藤ペアの試合を連続して奪われ、試合数１勝差まで詰め寄られる。そして第６戦。ダブルスで敗れた庄司がシングルスでリベンジを果たすべく迎えたのは、高校時代インターハイでの優勝経験もある阿部愛莉（早大）。苦戦が予想されたが第１ゲームを11－７で取ると、その後もカットで相手の隙をうかがう戦法で２ゲームは11－7。最後も相手を寄せ付けず終始リードを保ち11－7で、勝利となった。
▲カットで相手のミスを誘う庄司（撮影=木村）
前半戦は他校を圧倒する結果に終わった。しかし新人の宇田には未だ勝利がない。鈴木、庄司、安藤という３本の柱だけでなく全員でどれだけの試合を取れるか。それが優勝へのカギとなるであろう。
（木村健人・商３）
以下、試合後監督コメント
阿部勝幸監督
「去年の秋は5位と悔しい結果に終わってしまい、そこからこの春リーグのためにしっかりと練習してきた。(リーグ前半戦全勝に関しては)相手が厳しい中で、このような充実した内容で勝てたことは良かった。（宇田など今年の新人について）相手のエースにあたってしまい、中々勝てなかったことは仕方ない。そういった経験を経て(宇田には)成長していってもらいたい。」
