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2016.05.10
野球

【野球部】投手陣の粘り効かず、亜大初戦を落とす

 5月10日、雨のにおいが残る神宮球場。天候が心配される中、東都大学野球春季リーグ対亜細亜大戦(第1戦)が行われた。試合は序盤から亜大にペースを握られ、終わってみれば1-6。亜大の2アウトからチャンスを広げる攻撃を抑えられず、第1戦は敗戦となった。

〈スコア〉

亜 大 | 040 110 000 |6

専 大 | 000 000 010 |1

▲先発投手を任された本間

 先発マウンドには本間大暉(経営4・埼玉栄高)、先発マスクは上木健晴(経済4・大垣日大高)という4年生バッテリーでプレイボール。初回こそ三者凡退に抑えた本間だが、2回表、早くもピンチがやってくる。先頭の4番に2ベースヒットを許すと、そこから盗塁、エンドラン、犠牲フライと2失点。そして2アウトから、連続レフト前ヒットで2失点。ゲーム序盤で0-4とリードを奪われ、投手は早くも堀田竜也(経営3・常葉菊川高)へ継投。その堀田も、4回、5回といずれも2アウトまで追い込んでから、失点を許し0-6。

 交代でマウンドに上がったのは角谷幸輝(商1・専大松戸高)。6回、1アウト満塁のピンチ、マウンド上でポンポンと二度ジャンプして力を抜く。落ち着いて打ち取り、追加点を与えない。

▲ピンチを鎮めた角谷

 1点目がほしい専大だったが、4回まで三者凡退。5回には、5番平湯蒼藍(経済1・長崎海星高)のセンター前ヒットなどで得点圏にランナーを進めるも、代打・坂口漠弥(商1・天理高)がサードゴロに倒れ、反撃を開始できないまま8回を迎える。8回、やっと打線がつながった。2アウトランナーなしから、9番山本力也(経営2・熊本工高)が3ベースヒット。続く1番池間誉人(商1・糸満高)の左中間タイムリーで山本が還り1-6。

▲今日タイムリーの池間

 それでも今日はここまでだった。9回、4番森山恵佑(商4・星稜高)に2ベースヒットが生まれるも後が続かず3アウト。見せ場を作ることができないまま、試合終了となった。


徐々に日差しの強さを感じるようになった春終盤。

春に芽吹いた若い力が、たくさんの光を浴び、大きく成長してくれることを期待したい。


(文=冨樫幸恵・文2、写真=飯塚恒成・文3、大河原佳也・文2、冨樫)


齋藤監督

「先発は役割を果たせていない。打撃陣も止まってしまっている。負けてはいるが1,2年生が元気よく頑張っているから、希望を持って頑張ります」


森山主将

「投手が踏ん張りきれず、結果、試合の流れを掴むことができなかった。投手が抑えて上手く試合を作ることができれば、打線にも流れが来る。(3打数2安打1四球について)個人の結果よりチームの勝利。負けたら一緒。とにかく勝つだけです」


池間選手

「1年生の頑張りが大きくなってくる中で、なんとか出塁してチャンスを作ろうとした。最後のタイムリーは、ストレートを思いきり振り抜いた。流れが変わればと思って打った1本がタイムリーになって良かった。」