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2016.05.09
卓球

【卓球部男子】 春季リーグ開幕 1年生2人の活躍で4連勝スタート

◆5月6日~8日 春季関東学生卓球リーグ戦・男子1部 港区スポーツセンター


 平成28年度春季関東学生リーグ戦が5月6日から港区スポーツセンターにて行われた。昨年度秋に続くリーグ戦連覇を狙う専大は初日に国学院大学と対戦し4勝1敗で勝利すると、翌日行われた法政大学、筑波大学、8日の中央大学との試合にも勝利し、幸先の良いスタートを切った。中でも1年次生の三部航平(商1・青森山田高)、及川瑞基(商1・青森山田高)は出場した試合全てで勝利し、その実力を大いに発揮した。




【1日目 対国学院大戦】

専修大学 4-1 国学院大学


田添健汰(商3・希望ヶ丘高)       3-0 関谷樹

東勇渡(経営3・帝京高)         3-0 佐藤雄飛

徳島剛(商4・福井商業高)        0-3 宇二田啓市

田添健汰・郡山北斗(経営2・関西高)ペア    3-0 宇二田・近藤ペア

三部航平(商1・青森山田高)       3-0 宮城雄次


 

▲4番手として出場し、勝利した田添健汰・郡山北斗ペア (撮影=飛田)



 初戦からいきなり三部の出番がまわってきた。勝てばチームの勝利が決まる場面でも冷静だった。それもそのはず、三部は2015年のインターハイシングルスで優勝しており数々の大舞台を経験してきた実力者である。そんな三部も第1ゲームは「大学リーグの雰囲気に緊張した」と試合後に振り返ったが、それでも11-3でゲームを先取すると続く第2ゲーム、第3ゲームでも相手を圧倒しストレートで試合を決めた。


▲5番手として出場した三部 どんな場面でも平常心を貫くその冷静さはほかの1年生にはないものがある(撮影=安藤)


リーグ戦初出場、初勝利の三部航平 試合後コメント

「対戦相手の情報を頭に入れ、自分の中でイメージして試合に臨んだ。試合前の準備が良かった。大学リーグの試合はみんな応援の声がすごい。1ゲーム目はガチガチに緊張したけどその後は緊張せずプレーできた。自分にとってもチームにとっても大事な初戦、勝ててよかった」




【2日目第1試合 対法大戦】

専修大学 4-1 法政大学


三部航平          3-0 南波祐輝

東勇渡           1-3 村井桂

田添健汰          3-2 青山昇太

田添健汰・郡山ペア        3-0 青山・高取ペア

及川瑞基(商1・青森山田高)    3-1 大槻周瑛



 前の試合でリーグ戦初出場、初勝利を記録した三部がこの日は1番手で出場。またしてもストレート勝ちをおさめ、チームにいい流れを引き寄せた。

 この日は5番手として1年次生の及川が登場。彼もまた、2015年のインターハイで3位入賞を果たしている選手だ。

第1ゲームをデュースの末14-12で制するとこれで勢いに乗ったか、その後も力強いショットを繰り出し、三部と同じくリーグ戦初出場の試合で見事初勝利をおさめた。


▲リーグ戦初めての試合で勝利を収めた及川 豪快な振りから放たれる力強いショットが特徴の選手だ(撮影=飛田)


及川瑞基の試合後コメント

「大学リーグの応援がすごい、緊張で動きが固くなったが応援の雰囲気にのみこまれないように自分から声を出していった。序盤は相手に押され気味だったので中盤以降は戦い方を工夫したことが勝ちにつながった。昨日の試合で三部が勝って自分も刺激を受け、自分も試合に出て勝ちたいと思うようになったし、実際にチームに貢献できて良かった」


【2日目第2試合 対筑波大戦】

専修大学 4-1 筑波大学


東勇渡       1-3 坪井勇磨

及川瑞基      3-1 梅崎光明

田添健汰      3-0 原田卓哉

田添健汰・郡山ペア   3-0 坪井・三浦ペア

三部航平      3-1 片岡弘紀


▲エースの田添健太 ここぞという場面の強さは群を抜いている(撮影=飛田)



【3日目 対中大戦】

専修大学 4-2 中央大学


三部航平         3-0 岩城友聖

田添健汰         3-0 大坂亮輔

田添響(商2・希望ヶ丘高) 2-3 宮本幸典

田添健太・郡山ペア    1-3 定松・宮本ペア

東勇渡          3-1 定松祐輔

及川瑞基         3-2 高橋徹


▲力強いショットを放つ東(撮影=安藤)


 この試合では、5番手の東の活躍が光った。三部、田添健汰がストレート勝ちで差を広げるも、続く田添響、ダブルスが接戦の末に敗れ、4試合目にして初めて2-2のタイに持ち込まれた。東はここまでリーグ戦の初戦では勝利していたが、その後2試合では勝ち星をあげられずにいた。負ければリードを許す場面だったが、東は第1ゲームを14-12で先取する。第2ゲームはデュースの末10-12で敗れてしまったが、第3ゲーム以降は連続でゲームを奪い、一気に勝負を決めた。高宮監督は「東はこれまで2連敗していたが、いいプレーは見せていたし、今日は彼が勝てたことが大きかった」と東の勝利を振り返った。



 4試合を終えて無傷の4連勝。その中でも田添健汰、三部は4勝0敗、及川は3勝0敗と未だ黒星がなく、チームの勝利に大きく貢献した。リーグ戦は残り3試合、21日からは場所を所沢市民体育館に移す。快進撃を続ける男子卓球部の活躍に期待したい。



ここまでの試合を振り返って 高宮啓監督のコメント

「昨秋リーグ戦の結果の関係上、順を追うごとに強いチームと対戦する日程になっているので、そういう意味では選手たちも試合をこなすごとに気持ちが引き締まってくる。1年生が試合に出た時、上級生のベンチワークや雰囲気づくりが良く、そこが良い結果が出ている要因になっていると思う。1年生の2人は、打ち合いになるとまだ荒いところもあるが、状況判断の能力がすばらしい。こちらのアドバイスもしっかり取り入れてプレーしてくれる。今回のリーグ戦に向けてチーム全体が取り組んできた練習量には自信があるし、粘り強いプレーができるのが専大の持ち味だと思うのでこの先もそういうプレーをしてくれたらと思う」



今後の試合予定

5月21日(土)11時~    対日本大学戦

        15時45分~ 対早稲田大学戦

5月22日(日)13時~    対明治大学戦

いずれも所沢市民体育館にて開催。

(飛田翼・文2)