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専大の1組目に出場したのは後藤竜也(商3・室蘭大谷高)、松尾修治(経営3・出雲工高)。スタートの号砲がならされると同時に、後藤が積極的な走り出しを見せ好位置につける。しかしずるずると順位を落としていき、この組の26位に終わる。松尾はレース中盤にペースを上げていったがスタミナが続かず28位となった。
2組目に出場したのは草野翔平(商3・銚子商高)、上野大空(文3・新栄高)。この組では上野が4km過ぎに5番手に浮上するなど見せ場を作り、最終的に7位でフィニッシュ。
3組目に出場したのは澤野健史(経営3・横浜高)、斎藤翔太(商2・一関学院高)。この組では入りの1kmが前の組よりも10秒以上速いレース展開。4番手の位置に斎藤がつける走りを見せるも、澤野は逆に集団後方からの走りとなった。中盤に差し掛かると斎藤は14、5番手に落ちてしまったが、そこから粘りを見せ、8位でゴールした。澤野は終始自分のペースを守りきり、後半から順位を着実に上げていき16位で終えた。
4組目に出場したのは住中翔(経済4・西京高)、星野光汰(経営4・東京実高)。「後ろから前の人を拾っていくのが自分のスタイル」と話していた住中が持ち味の走りを見せ、山梨学院大のオムワンバが独走していく中でもぶれずに走りきり22位でゴールした。
5組目に出場したのは大橋秀星(文4・専大松戸高)、芝田俊作(経営2・報徳学園高)。レース序盤から先頭集団に加わり、強気な姿勢の芝田。苦しそうな表情を浮かべながらも7位で走り終えた。
≪レース結果≫
1組
後藤 30:41.85
松尾 30:51.98
2組
草野 30:58.97
上野 29:59.04
3組
斎藤 29:34.10
澤野 29:38.18
4組
住中 29:39.90
星野 29:53.07
5組
芝田 30:01.54
大橋 30:46.01
レース後コメント
伊藤国光監督
「力を出し切ればいけるという気持ちだったがスタートでつまずいてしまった。タイム的には全体の11番だったのでそれなりに力があることが分かったが、ここ一番でのパワーが欲しい。(他大は)箱根に出たか出ていないかの違いもあるが、プライドや伝統などが走りに出ていた。専大にもあるのでそこを生かしていきたい。今後の課題は戦力の底上げ。今日走った10人とその下の選手達の力の差を埋めていきたい」
大橋主将
「全然だめでした。最後まで粘れなかった。夏合宿では人一倍走りこむ。箱根の予選会に向けてやるだけです」
斎藤選手
「前日に監督と話をして積極的に4番目くらいを維持して走っていこうと。思ったより速い展開の中で自分のベストタイムを出せたが、欲を言えば30秒を切りたかった。いつも残りの2000mできつくなって離れてしまうので粘れるようにしたい。箱根の予選会が10月にあるので、そこでチームトップを取れるような走りを見せたい」
(真田 泰太・文2、写真=湯澤 時生・人間科学1)