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2012.09.09
剣道

第61回関東学生剣道優勝大会 ベスト16で全日本出場を決める

 9月9日、日本武道館にて第61回関東学生剣道優勝大会が行われた。各大学7人で競う団体戦である今大会で、専大は4回戦まで進みベスト16入りを果たし、10月末に大阪で行われる全国大会への切符を手にした。

 

 専大の初戦は千葉大。先鋒の赤池剛志(商2・明徳義塾高)、次鋒の吉田育弘(商4・水戸葵陵高)、三鋒の西條大地(法2・東海大付四高)が引き分けたものの中堅の吉武剛(商4・島原高)が安定した強さで、面を2本決め二本勝ち。三将の石塚弘樹(商4・小山高)、副将の鈴木貴大(経済4・九州学院高)、大将の山本貴之(経営4・福岡舞鶴高)も引き分けで抑え、1-0で勝利した。

 

 続く2回戦はシード校の法大。専大にとって今大会の山場だ。先鋒の吉武は引き分け、次鋒の赤池は小手を決め一本勝ち。三鋒の吉田、中堅の東海林俊樹(法2・桐蔭学園高)は引き分け、三将の川井康弘(商3・西大寺高)は面を2本決め二本勝ち。副将の山本は引き分けたものの、この時点で専大の勝利が確定。大将の鈴木は突きで一本勝ちし、3-0で法大を下した。

 

 全日本への出場権がかかった3回戦の相手は駿河台大。先鋒の吉武と次鋒の赤池の両選手は、面と小手を決め二本勝ち。中堅の川井が惜しくも敗れたものの、三鋒の吉田、三将の東海林、副将の山本、大将の鈴木が粘り強く戦い引き分けに抑え、2-1で見事接戦を制し、駿河台大に勝利。ベスト16に進出し、全日本選手権への出場権を獲得した。

 

 ベスト8入りを懸けた4回戦の相手は強豪・中大。先鋒の吉武は積極的に一本を狙うが、中大先鋒の宮本選手に面と小手を取られ先制される。続く次鋒の吉田、三鋒の赤池は引き分けるも、中堅の東海林が敗れ2-0とされてしまう。三将の川井、副将の山本は両者一本も譲らず引き分け。大将の鈴木が小手で一本を決め、粘りを見せたものの1-2で敗れ、ベスト8入りとはならなかった。対戦校ごとにメンバーを入れ替えるといった戦略を取るほど、個々人が高い実力を持っておりこの大会を2位で終えた中大の強さをみせつけられた試合であった。

 

 

以下監督、選手のコメント

 

松下吉進監督

「チームとしての調子は良かった。2回戦のシード校であった強豪・法大に勝てたことと、全日本の出場権を得ることができたので最低限のことはできたが、もっと上を目指していただけに悔しい。この悔しさを全日本に向けてこれから頑張っていきたい」

 

吉武選手

「メンタル面が大きいと感じた。試合を見据えた緊張感を持った練習をしていきたい。4年次生は最後の全日本なのでこの悔しさをバネに頑張りたい」

 

山本貴之選手

「もう一歩だった。速さが足りないと感じた。全日本で優勝するには中大や国士大に勝てるようにしなくてはならないのでそれぞれの課題を克服して、みんなで全日本に向けて頑張りたい」

 

 

(菅原 明彩・商2、写真=坂本 千夏・商2)