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<第103回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 10月17日 陸上自衛隊立川駐屯地―立川市街地―国営昭和記念公園 21.0975km>

▲報告会後に行われた集合写真

▲結果発表の瞬間
10月17日に第103回東京箱根往復大学駅伝競走予選会(以下、予選会)が行われた。記録は10時間33分42秒で総合4位と2年ぶり73回目の本選出場を決めた。目標としていた総合3位にわずか1秒差と届かなかったものの、前回大会や全日本大学駅伝予選会で0.65秒差で泣いた悔しさを晴らした。
〇2年ぶりの箱根路復帰 「自分の判断の走り」が実を結ぶ
▲報告会で選手を労う長谷川監督
長谷川淳監督は今大会を「選手たちは想定どおりの走りをしてくれた」と振り返った。事前の取材では「気温が高くなってレースが荒れる心配があった」と話していた。だが、前日に大会開始と同じ時間に立川へ歩きに行き「日陰が意外と多くて。影響はないと考えていた」と想定。「他のところがレースで大事になると思っていた」とある程度のペースを予測し、目標タイムを挙げていたという。レースプランについて指揮官は「シード権を狙う上でチャレンジをしないと戦えないと思った」と個人走でも集団走でも自分の判断で走ることをトライした。1kmのペースの目安は「暑くても最低3分」。気温によって左右されない走りを徹底し、新しいチームの形ができた。
レース前には選手に給水とぺースメイクについて話したという。「日差しが強かったので。給水をよくとって帽子をかぶるように話した」と体調管理に備えた。ペースメイクについては「5kmは風の影響が変わるので、5~10kmはペースが上がる」と立川ハーフの感覚を選手に伝えていたという。特に「ラストの15kmに足が残るように5割は残すイメージだった」と後半のたたきに重きを置いていた。だが、「ラスト1kmのピッチの変え方や動きの切り替えが課題だった」と反省点を残した。
〇本選を見据えてフリー走に重点 全大学1番乗りで10名がゴール

▲チームトップの18着 集団中央を走る向田
チームトップをマークしたのは初ハーフマラソンの向田泰誠(経営2・三浦学苑高)。「専大の中で日本人トップを目指していた」と有限実行の活躍を見せ、1時間2分49秒で自己新記録をマークした。指揮官は「向田は夏から良い練習ができていた。立ち位置的にもエースになってもらわないといけない」と目標タイムも厳しくして送り込むも「大きい大会で今回もしっかり走ってくれた」と期待通りの走りを見せた。

▲初ハーフマラソンのサミュエル・ガユ 中盤は苦しそうな表情を見せた
2番手には同じく初ハーフマラソンのサミュエル・ガユ(商1・札幌山の手高)がフィニッシュ。序盤は「8kmまで良いペースで走れた」と他校の留学生が形成する先頭集団に食らいつき10kmを29分5秒で通過。しかし、「暑さの影響もあった」と後半の15km以降は5kmのタイムが15分20秒と上げることができなかった。それでも粘りの走りで1時間2分49秒の全体28着でフィニッシュ。本選までにスピードに自信を付けていくことを明かした。

▲5km地点を通過する西岳と丹
3番手には西岳正宗(法3・県立玉名高)が自己ベストを1分以上更新する、1時間2分56秒でフィニッシュ。予想順位は100番以内を予想するも40着で「合宿の成果を活かし、チームを引っ張りたかった」とフリー走で自身の殻を破った。

▲20km地点を通過する水津 立川ハーフの記録を更に更新した
4番手には全体53着で水津が1時間3分10秒でフィニッシュ。水津もフリー走でタイムを稼ぐ役割を任され、後半5kmを課題に挙げるも、自己ベストを大幅に更新する快走を見せた。


▲20km地点を通過する平松と上山
続く平松龍青(経済4・中部大第一高)が、「予定通りのペースに付いていけた」と1時間3分25秒、丹柊太郎(人間科学4・松山商業高)が「悔しい走りになった」と明かすも1時間3分39秒をマーク。上山詩樹(経済4・敦賀気比高)も「調子も納得するまでに戻ってきた」と1時間3分41秒でゴールし、フリー走を任された4年生は1時間を3分台でまとめた。
〇後ろは準フリーで集団走 具志堅は上位へ

▲序盤は集団走を走る 左から安斎、中西、田口、具志堅

▲声援に応える具志堅 中盤は3人で前を目指した

▲20km地点を通過する佐藤陸
フリーの選手に食い込むチーム6番手の1時間3分26秒をマークした具志堅一斗(経営4・コザ高)は「監督からは準フリーと言われていて。集団走は5人(具志堅、)安斎陸久(経営2・いわき秀英高)、田口萩太(文3・東京高)、中西慶士郎(経営3・比叡山高)、佐藤陸(文4・東京高)で自分が目安として走っていた」と後方集団を先導した。1kmを毎回3分で刻み、10kmを過ぎた公園内では「3名(具志堅、安斎、田口)でそのまま行こうとなって」と崩さず前に出た。目標タイムも「62分30秒から暑くても63分台」とラストは前に立ち、10kmの通過から順位を40挙げてフィニッシュ。安斎は夏合宿に不安を残しながらも「ギリギリスタートラインに立てた」と1時間3分50秒をマーク。田口は「ピーキングでミスをしてしまって。後半の起伏が去年よりきつかった」と振り返り、10番手の1時間4分3秒でゴールした。これで専大は出場全大学の中で1番手に10名がフィニッシュした。
〇狙うは20年ぶりの本選のシード権

▲報告会では最後のたたきを課題に挙げた

▲予選会通過を喜びつつも本選に向けて強く意気込んだ
今年度の目標として、全日本大学駅伝7位、予選会総合3位以内、本選シード権獲得を目指した。しかし、全日本予選は0.65秒差を逃し8位。本選は総合4位とあと一歩目標順位に足りなかった。特に2位の中学大とは11秒、3位の東海大とは1差だったが指揮官は「運命というかまだまだだぞと言われている気がして。選手もそれを分かっていると思う」と“最後のたたき”にする取り組みが足りないと明かした。事前取材では「夏合宿が大きなターニングポイントだった」と語り、「全日本予選の悔しさはあったが、すぐに切り替えができた」と原動力に変えた。今回は暑い中で行われたが指揮官は「正月はある程度気温も低いし乾燥したスピードにはなる」と予選会との違いを明確にした。本選は速いレースであることを強調し、「トラックレースで自信を付け、ロードができる人を複数名揃えたい」と故障の入れ替わりにも屈しない選手層の厚みが必要であるという。報告会では「今回走っていない選手にも強力な選手がいる」と多くの選手が戦える標準を作ることを明かし、主将の平松も「往路を走るなら他大学のエース級と戦わなくてはならない」と本選に向けてスピードを付けることを誓った
指揮官は「箱根は山が重要で。上りと下りで戦える選手を作ることも必要」と箱根の適正がある選手作りも必要だと話す。「上りはタイム差がつく」と言及するも「本選に備えて春先からやってきた」と準備を進めている。
総合3位にはあと一歩届かずも、 昨年の予選会、全日本大学駅伝予選会の悔しさを晴らした専大陸上競技部。目指すは20年ぶり本選のシード権獲得だ。
〇コラム 報告会&応援写真集

▲沿道からは多くの専修ののぼり旗が見られた

▲各支部会が手作りで作成したのぼり旗

▲報告会より専修大學全學應援団からのエールを受けた

▲報告会では馬塲杉夫学長からの激励もあった
<第103回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会>
18位 向田泰誠(経営2・三浦学苑高)
1時間2分41秒(自己新)
31位 ガユ・サミュエル(商1・札幌山の手高)
1時間2分49秒(自己新)
40位 西岳政宗(法3・県立玉名高)
1時間2分56秒(自己新)
53位 水津智也 (経済3・今治北高)
1時間3分12秒(自己新)
66位 平松龍青(経済4・中部大第一高)
1時間3分25秒
67位 具志堅一斗(経営4・コザ高)
1時間3分26秒
73位 丹柊太郎(人間科学4・松山商業高)
1時間3分39秒
75位 上山詩樹(経済4・敦賀気比高)
1時間3分41秒
91位 安斎陸久(経営2・いわき秀英高)
1時間3分50秒
113位 田口萩太(文3・東京高)
1時間4分3秒
172位 中西慶士郎(経営3・比叡山高)
1時間4分44秒
223位 佐藤陸(文4・東京高)
1時間5分27秒
文=小畑祐人(文2)
写真=門前咲良(文4)、宇佐美穣(文3)、君嶋悠樹(経済3)、小畑祐人(文3)、木田晨一朗(人間科学3)、河野楓(文2)

