News

最新ニュース


2026.10.16
陸上競技

【陸上競技部】箱根駅伝予選会事前インタビュー! 悔しさを武器に突破へ 平松主将・丹副主将

▲平松(左)と丹(右)


 涙に暮れたあの日から一年。雪辱を誓い、夢に向かって走り続けた日々の答え合わせがこれから始まる。


 第103回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(以下、予選会)のエントリーメンバー16名が5日に発表された。昨年の予選会は総合13位と本選出場が叶わなかった専大陸上競技部。当時の悔しさを知る平松龍青(経済4・中部大第一高)と丹柊太郎(人間科学4・松山商業高)に予選会にかける思いを聞いた。悲願の本選シード権獲得を目指し、2年ぶり予選突破を誓う主将・副主将の声をお届けする。(取材は10月5日に行いました。)





──今の調子は

平松

「冬の丸亀ハーフや犬山ハーフの時期が10割だとするなら、今は7、8割なのかなと思います。夏はケガをしてから始まったんですけど、そこから自分のペースで練習を積んでいって、3次合宿はほとんどのポイントに合流して合わせられました。今シーズン、去年に比べて練習の波が大きいところがあるんですけど、それでも経験が去年に比べて加わっているので、かなり良いんじゃないかなと思っています」


丹

「たまに練習を外すことはあるんですけど、今までの年の中では一番練習を積めていると思うので、あとはコンディショニングさえ合えば走れるかなと思います」


──夏を通して強化できたことは

平松

「自分はこの夏を通してタフになれたんじゃないかなと思っています。去年の夏はほとんどケガがなく、淡々とこなしていくことはできました。それでも、練習メニューが結構詰め詰めだったというのもあって、ジョグであまり距離を積めていなかったです。けど、今年はケガしていた中でも、去年より9月は距離を積めたし、3次合宿のポイントもこなせたので、そういった意味でタフな体になったんじゃないかなと思います。あと、自分はスピードが他の選手より劣っているところがあるんですけど、トップスピードが若干上がったというか。まだキレのあるトップではないんですけど、流しの感覚とかも今までよりかは良いんじゃないかなというのがあるので。タフなところとスピードがこの夏を通して磨けたところかなと思います」


丹

「夏を通してそこまで普段と変わったことはあんまりないんですけど。陸上の一回一回の練習で呼吸の体の入り方とか、できるだけ効率良く走れるようにしようみたいな感じで意識することが増えたので夏前よりかは少し省エネで走れるようになったのかなと練習では思っています。生活面では疲労の抜き方を覚えたかなと思います。ケアの仕方、栄養の取り方とかですね。ケアの時間も増やしましたし、あとは睡眠もちょっと意識が上がったかなというのはありますね。夏前に比べてそんなに意識が大きく変わったとかはないんですけど、より集中した環境でできたんで良かったと思います」


──予選会で注目してほしいところは

平松

「冷静にレースを対処できるところと、きつくなってからの落ち幅が少ないところに注目してほしいと思います。僕は慌てないタイプというか、冷静に周りの走りや状況を見て判断できるタイプだと思うので、見る側としても安心して見られるんじゃないかなと思います。きつくなってから離れることはあるかもしれないですけど、大きくペースが落ちないところが自分の強みだと思うので、そこに注目していただけたらなと思います」


丹

「普段と違った帽子を被っているので、それを見てもらいたいです(笑)」


──最近は白い帽子を着用しているが

丹

「(予選会で被る予定の帽子も)白で夏合宿中もつけているんですけど、大会でつけるのが初めてなので。前に通気口が空いた帽子を被ります」


──自身の走りで見てもらいたいところは

丹

「ちょっとフォームが変わったというのもあって、後半の上がり方というか、公園内の勝負どころでどんな試合をするのかというところに注目してほしいと思います」


──予選会で個人的にライバル視している選手や大学は

平松

「各大学の日本人で稼ぐ役割の人がいると思うんですけど、そういったフリーで走る人たちや先頭集団で勝負する人たちに食らいつくというか、自分もそこに加わって走りたいという思いがあります。その中でも強いて1人挙げるとするなら、法政大学の田井中選手(=田井中悠成選手)です」


丹

「個人的には神奈川の上田航大くん。その子は高校時代からの合宿仲間で知り合いです。高校時代はそんなに実績はなかったんですけど、(箱根駅伝第101回大会の)6区で区間6番で。僕と同じ区間で同じ集団で一斉スタートだったんですけど、その中で大差で負けて…。集団の中でその子が1位で僕が2位だったので、そこから意識をしていて。ハーフは僕の方が持ちタイムが上なんですけど、力的には多分上田くんの方が前回の関カレの時点では上だなと思ったので、個人的にライバル視しています。他の神奈川の選手も結構うちと似たようなところがある気がするので。多分、同じような集団でレースの進めると思うので、ライバル視しています。松山商業高校の僕の世代は2人だけなんですけど、片割れの方(=檜垣心さん)が神奈川の主務をやっているので、そいつのチームに勝ちたいと思います」


──今のチームの雰囲気は

平松

「一人一人が次のレースを見据えているのかなと感じています。もう予選会もあとわずかですし、予選会に出ない選手たちも世田谷記録会や日体大記録会といったレースがあって、予選会が終わった後も記録会やハーフマラソンが控えているので。みんながそれぞれ次に出るレースに向かって集中できてると思いますし、みんなその先にある箱根駅伝に出たい気持ちがあると思うので。一番の目標を箱根に置きながらも、次の目の前のレースを見て練習に取り組めているんじゃないかなと思います」


丹

「みんな自分のことに集中している感じがあります。予選会が近づいてくると走りの方に集中していってだんだん集中力も研ぎ澄んでくると思いますし、だんだん緊張感も出てきています。会話も予選会の話とかばっかりで、これからもっとピリピリしてくるんじゃないですかね」


──2人が考える予選会のキーマンは

平松

「自分が思うキーマンは西岳(=政宗、法3・県立玉名高)かなと思います。ハーフはこれまで走ってはいるんですけど、そこまで飛び抜けた記録はまだ出していない選手だとは思います。それでも、去年の冬や今年の夏にしれっときつい練習をちゃんとこなしてくるというか、波が少ない選手です。僕らも『こんなに走れるんだ』と思えるくらい、しれっとすごいタイムを出してくるので。本人は多分消極的なタイプというか、自分の走りに自信を持てなかったり、不安を持っていたりするタイプなんですけど、それでも冷静にレースを進めることできれば、チームの中でも上位でこれるだけの力があると思います」


丹

「向田(=泰誠、経営2・三浦学苑高)。理由は、全日本予選も走っていますけど、その時も彼は練習をめちゃくちゃ積んできたんじゃなくて、合わせた感じなので。今回はそれよりかは長い期間あって、ちょくちょく離脱はあったんですけど、大きな離脱もなく進めてきているので。あとは、今回の彼の予選会での走りの役割は結構重要なポジションになってきているので、役割の中でどんな走りをするのかというのは楽しみです。爆発力があると思うので、そこにどれだけ上ぶれてどうなるかみたいなところは楽しみですね」


──最後の箱根路をつかむチャンスである予選会にかける思いは

平松

「去年13位と結果発表されてから、僕としては悔しいのももちろんなんですけど、申し訳ないという気持ちが一番大きかった覚えがあって。走りたいのは僕だけじゃなくて、みんなが箱根で走りたいと思うので、そういった人たちの夢を途絶えさせてしまったり、たくさん応援してくださる人がいる中で応援に応えられなかったりして申し訳なさがあって…。そういった思いはもうしたくはないので、ちゃんと今年は通りたいです。当然、箱根に出たくて自分もこの専修大学に来たので、4年目ラストイヤーなので、最後は何がなんでも成し遂げるつもりで予選会に臨みたいと思っています」


丹

「最後なんで絶対通りたいというのがあって。僕は箱根を走らせてもらったことがあるんですけど、その年の予選会は出てなくて。補欠で予選会は走らず、本選は6区で走ったという形だったので、予選会で走った選手にはちょっと申し訳なさみたいなのを感じていて…。去年の予選会は自分が走って、箱根の切符をつかみ取りたいなと考えていたんですけど、通らなかったので…。そこは自分の中でまだ果たしてない目標かなと思っています。今年は予選会に挑戦し、箱根に出るかどうかを決める最後の年なので、今年こそは自分が走った上で箱根の切符をみんなでつかみ取りたいし、予選会で走らなかった人も含めてチャンスというか、箱根を目標にしている選手にとってのステージをつかみ取って渡してあげたいなという気持ちがあります」




取材=門前咲良(文4)

写真=竹田一爽さん(令8・文卒)