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〈第102回関東大学バスケットボールリーグ戦=9月20日 東洋大学総合スポーツセンター 専大79-89駒大〉
リーグ戦2巡目が開幕した。初戦の相手は1巡目で勝利を収めている駒澤大学。専大は第1Q序盤でリバウンドを積極的に取るも攻撃に結びつかない場面が見られた。それでも、前回に続き今試合も好調の古山幸聖(文2・桐光学園高)と笠木憂生(経済3・八王子学園八王子高)が巧みなシューティングで相手を突き放した。しかし、第2Qで相手の3ポイントが多発。一時同点に追いつかれたものの、古山の3ポイントとアピアパトリック眞(商3・福岡第一高)の2ポイントで逃げきり、前半を終えた。しかし、終盤第4Qで相手の攻撃のギアが上がる。序盤は取っては取られのシーソーゲームが続いた。専大は相手オフェンスを守備で果敢に抑え込もうとしたが、終盤はリバウンドからの攻撃が繋がらず、1点が遠のいてしまう。悪い流れを断ち切ることができず、相手の猛攻を止められないまま、79ー89で敗れた。

▲シュートを放つ古山。今試合もチーム最多19得点の活躍ぶりを見せた
第1Q序盤は、リバウンドからの攻撃が繋がらない場面が見られた。それでも、古山が相手ディフェンスを巧みにかわしてシュートを決め、笠木が2ポイントと3ポイントで得点を量産した。その後は途中出場のアッタマオノチエヒラリー(商1・自然学園高)がセカンドチャンスをものにし、後藤宙(商2・美濃加茂高)がスティールからの速攻を決め、専大が連続得点する。最後までリードを保ち、勢いそのままに26ー15で第1Qを終えた。

▲得点を量産しチームを勢いづけた笠木
今試合では1年生のヒラリーの活躍が光った。
ヒラリーは身長を活かし、ゴール下でリバウンドを積極的に取りオフェンスにつなげるなどチームの攻撃面を支えた。ヒラリーは「今日はディフェンスがダメだった。リバウンドやキャッチアップはできたと思う。3ポイントを打たれたところはもっと改善しなければいけない」と振り返り、今後に向けては「打たれる前のディフェンスやハンドリングもしっかりやらないといけないから、これから練習して上手くなれるようにしていきます」と強く意気込んだ。
監督はヒラリーについて「彼は相手が警戒しているリバウンドの部分に対して貢献してくれていた。自分の仕事を理解してやってくれていた」と評価しつつも「周りが彼をどう上手く使っていくか、彼に対しての得点機会をチームとしてどう作っていくかが、もう少しあるべきだった。そこは私としても指示のところで少しエラーがあったので、そこを活かせるようなシステムをできるようにしたいと思う」と今後に向けての改善点を述べた。

▲リバウンドを取り攻撃につなげたヒラリー
第2Qは今までとは異なり、相手の猛攻が牙を剥く。相手の2ポイントから試合が始まると、自陣のファウルからフリースローを沈められる。しかし、そのような状況でも専大は攻撃の手を止めなかった。古山のリバウンドから加藤律輝(経営4・羽黒高)がゴールを決め、その直後に佐々木星大(商1・東北学院高)のアシストから笠木が3ポイントで得点する。相手の3ポイントで一時同点に追い付かれる場面もあったが、古山の3ポイントとアピアの2ポイントで逃げ切り、44ー39で前半を終えた。

▲果敢にシュートを放った加藤

▲攻撃と守備で貢献したアピア
第3Qに入り、相手の攻撃が加速した。序盤から相手に3ポイントと2ポイントを決められ、再び同点に追いつかれた。中盤は取っては取られてのシーソーゲームが続いた。この回、後藤が持ち前の3ポイントを2本沈め、点差を徐々に広げていく。その後もアピアと加藤が相手に負けじとシュートを放ち、ヒラリーがゴール下で粘り、リバウンドから攻撃のチャンスを手にした。終盤で相手に3ポイントを決められるも、笠木の3ポイントや古山の2ポイントにより、67ー62で一歩リードし、第3Qを終えた。

▲苦しい場面で後藤のオフェンスが光る
第4Qは、序盤から相手の2ポイントと3ポイントで再び同点に追いつかれると、相手のフリースローで初の逆転を許した。それでも古山の2ポイント、そして途中出場の土屋がスピード感のあるバスケを展開し、司令塔として悪い流れを一掃した。土屋来嵐(経済4・桜丘高)の2ポイントで同点に追いつき、ヒラリーのゴール下のシュートにより逆転するも、終盤で相手の3ポイント2つと2ポイント1つが決まり連続失点する。直後に専大はたまらずタイムアウトを取った。タイムアウト明け、流れを断ち切ろうと古山が2ポイントで得点するも、その後はオフェンスが停滞し、相手の3ポイントを許す。ディフェンスでファウルを取られると、相手にフリースローを計4本沈められ、最後まで相手の猛攻を止めることができず79-89で試合を終えた。2巡目初戦を勝利で飾ることはできなかった。

▲持ち前のスピード感のあるバスケでチームの流れを断ち切った土屋
佐々木優一監督は1巡目が終了してから「ディフェンスの部分ではゾーンディフェンスであったり、オフェンスではい1巡目の後半で得点が停滞するケースがあったので、もう1回自分たちのオフェンスを確認し、こういう形で攻めていこうという話はしていて、修正はしていた」とディフェンスとオフェンスの再確認をしたことを明かした。
さらに、試合内容について「入りは良い形で自分たちのリードで入ることができた。しかし、プライドを持ってやらなければいけないディフェンスの部分が89点の失点でやられ、自分たちのやるべきバスケットが40分やりきれなかった」と反省点を口にした。
アピアは「追いつかれそうになってもまた3ポイントを放してのような粘りがあったし、最後オフェンスでやりたいことができず、最後ピック&ロールだけになってしまった。でもそこでアタックをやめないで、外側のガード陣がどんどんアタックしていけたこと、取れる2点を取れたところは良かった」と試合を振り返った。
しかしその一方で「最後ゾーンディフェンスだったが、ベンチとコーチと選手でゾーンディフェンスをやるのか、マンツーマンディフェンスをやるのかというコミュニケーションが取れていなかった。そうしたコミュニケーション不足とノースリーポイントシュートのところで一歩詰めることができなかった」とチーム全体の課題点をあげた。

▲タイムアウト中の選手たち
次戦の相手は法政大学。
アピアは次戦に向けて「自分の中では相手が乗っていたが、そこで相手に飲まれることなく、ディフェンスのボイスもしっかり出して楽しくできたと思う。それを継続して、自分のノリにみんなが付いて来られるようにもっとムードメイクしていきたい」と意気込んだ。
文・写真=平野百々花(人間科学3)

