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〈学連合同稽古=9月19日 専修大学神田キャンパス1号館 体育館1〉

▲参加者全員の集合写真
専修大学、中央大学、東邦大学、東京農工大学、学習院大学、成城大学の6大学による合同稽古が9月19日、専修大学神田キャンパスの体育館で行われた。各大学から選手が集まり、移動の基本や組手、型などの稽古を通して技術を高めるとともに、大学の垣根を越えて交流を深めた。
6大学が集結 基本から技術を確認
稽古は体操やランニングなどのウォーミングアップからスタート。参加者は入念に身体を動かし、これから始まる稽古に向けて準備を整えた。

▲ランニングで身体を温め、稽古に備える参加者
最初に行われたのは移動の基本。中央大学の主将が前に出て、参加者に基本的な動作を指導した。普段とは異なる大学の選手から指導を受けることで、自身の動きを見つめ直す機会となった。

▲中央大学の主将から移動の基本を学ぶ参加者
続く組手では、専大の主将である片山慈(法4・船橋啓明高)が中心となって指導。実際に相手と向き合いながら、技の出し方や身体の使い方、注意点などを確認した。

▲前に出て組手の動きを実演する片山主将
型の稽古では学習院大学の主将が講師を担当。参加者は講師の動きを確認しながら、一つ一つの動作を丁寧に繰り返した。大学ごとに異なる空手に触れる中で、選手たちは普段の稽古では得られない気づきを得た。
▲学習院大学の指導のもと、型の稽古に取り組む参加者
芦口健監督「自分たちの空手を再確認してほしい」
今回の合同稽古では、大学ごとの空手の違いも随所に見られた。芦口監督は合同稽古の狙いについて、「それぞれ大学によってやり方、空手が違うので、それを見て自分たちの空手の発展、成長に役立ててもらいたい」と話す。
さらに、“なぜこういう動きをやっているのか”という部分は、長く受け継がれる中で曖昧になりがちだという。他大学との稽古を通して、自分たちの動きの意味を再確認するとともに、“こういうやり方もあるんだな”と新たな学びを得ることが今回の合同稽古につながっている。
中でも、突きの動作には大きな違いがあった。専大では脇を締めてまっすぐ突く一方、他大学では下から出すような突きも見られる。芦口監督は「特に違いを感じるのは、突き方が根本から違うところ」と説明した。

▲動作を確認する芦口監督(左)
専大の空手については、「徹底的に基本的な部分を練り上げる傾向」が特徴の一つだと話す。また、大学生という体力のある年代だからこそ、体力面も鍛えていく「若者に向けた空手」を専大の特徴として挙げた。
合同稽古で得た学びを、今後の稽古につなげることにも期待を寄せる。特に組手について、「組手でうまくいかなかったところは必ずあると思う。そこをなんでうまくいかなかったのかなと。それに対してどうすればいいのかな、どういう稽古をしていけばいいのかなっていうのを、具体策を持って今後の稽古のメニューを考えていってほしい」と選手たちに求めた。
また、選手自身が考えて稽古を作っていくことの重要性も「上から言われたことをやるだけではダメ」と諭し、細かな部分については“学生主体”で工夫していくことが成長につながると語った。
片山主将「動きの違いから生まれた疑問を刺激に」
片山主将は今回の合同稽古を、「やはり動きの違いが一番分かりやすく出るところなので、1つ1つの動きに『なんでだろうな』とか、自分の中で疑問が起こったりするところが一番印象に残る」と振り返る。
普段とは異なる動きに触れることで生まれた疑問を、今後の稽古への刺激に変えていく。「他大学との動きの違いを認識し、そこから出た疑問を考えながら、自分の稽古の刺激にしていきたい。次に演武大会などを控えているので、そういったところに自分の空手をどんどん練り上げて、技術を向上させて臨みたい」と意気込んだ。
大学空手生活も残り約3ヶ月となった片山主将。最後まで自身の成長を追い求める。「この3ヶ月でどれぐらい変われるか。自分がどこまでできるのかという思いがある。そういったところを意識して、どこまで行けるか自分を試したい」と力を込めた。
▲演武の型を練習する片山主将
また、合同稽古の中では、選手たちが日頃の稽古で培った技術を披露する演武も行われた。それぞれの動きに集中し、これまで積み重ねてきた鍛錬の成果を示した。
空手を通して身につける「社会性」
芦口監督が選手たちに求めるのは、空手の技術だけではない。「心身を鍛えてほしい」という思いに加え、「社会性を身につけてほしい」と話す。今回の合同稽古でも、学生たちが企画や連絡、各種手続きなどを行い、稽古だけでなく運営にも携わった。こうした経験を、大学4年間で身につけるべき力の一つとして捉えている。
「ただ稽古するだけでなく、もちろん企画して、連絡をして、いろんなところの手続きをして、連絡を取り合って運営していくわけなので。このようにして社会性を身につけてもらっている」と思いを寄せた。
さらに、「ほとんどの人が就職すると思うので、就職した時にそれが直接役に立つはず」とした上で、「そういう面で、同級生たちとはそういった面で頭一つ抜けた形で社会に出ていってほしい」と部員たちへの期待を口にした。
空手の技術を磨くだけでなく、仲間と協力しながら一つの稽古を作り上げる。そうした経験もまた、大学で空手に取り組む4年間の大きな学びとなっている。
6大学がそれぞれの技術や考え方を持ち寄った今回の合同稽古。普段とは異なる空手に触れたことで生まれた疑問や発見を糧に、専大空手部はさらなる成長を目指す。

▲専修大学体育会空手部
文・写真=倉林光琉(法3)

