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〈黒姫2次合宿=黒姫 8月25日~26日〉
箱根駅伝予選会を見据え、練習に励む専大陸上競技部。選手たちは合宿や帰省期間に、どのような時間を過ごしたのだろうか。仲間との遊び、家族旅行、初めての体験、そして忘れられない練習まで。「この夏の思い出」をテーマに、普段の競技記事では伝えきれない選手たちの素顔に迫った。
▲食事中の選手達
【丹柊太郎(人間科学4・松山商業高)】
1次合宿中、日比野陸(経営4・大垣日大高)具志堅一斗(経営4・コザ高)、髙木崚平(経営3・洛南高)とトランプゲーム“インディアンポーカー”を楽しんだ。夢中になるあまり、別の部屋にいたチームメートから苦情が来るほど盛り上がってしまったという。
副主将でありながら注意を受け、この一件は合宿の反省点としてミーティングでも取り上げられた。「そこは反省」としつつも、「バカなことをするのも一つの思い出」と振り返る。「『すいません』という記事を書いてもらえれば(笑)」とのこと。

▲インディアンポーカーをしたという4人
(左から)丹、具志堅、日比野、髙木
【具志堅一斗】
友人とサウナへ行き、その後にステーキを食べた。「楽しかった」と振り返る、練習を離れて仲間と過ごしたひとときだ。
【日比野陸】
印象に残っているのは、練習中に撮られた写真。カメラを向けられると、その場でポーズを考えて写っているという。
撮影された写真は後からアルバムで共有されており、「見返すのは結構良い。良い思い出になっている」と語った。走る姿だけでなく、思い思いのポーズも夏の記憶に残っている。
【安斎陸久(経営2・いわき秀英高)】
1次合宿と2次合宿の間に、平松龍青(経営4・中部第一高)とカラオケへ出掛けた。2人はともにサカナクションのファン。「サカナクションだけを歌いに行こう」と約束し、合宿中から楽しみにしていたという。
当日は約2時間、サカナクションの曲を歌い、語り合った。お気に入りの曲を聞くと、安斎は「ユリイカ」と回答。平松はボーカル・山口一郎さんのライブでのパフォーマンスやダンスも再現したそうで、「すごいサカナクション愛を感じる。楽しく2人で盛り上がった」と振り返った。
【平松龍青】
高校時代の友人と、細田守の原点/展へ足を運んだ。普段は展示会にあまり行かなかったものの、好きな作品をきっかけに「行かず嫌いは良くない」と考え、訪れたという。すると、その話を隣で聞いていた上山詩樹(経済4・敦賀気比高)から「一緒に行こうって言ったやん!」「僕が教えたんだけど!」と不満の声が。上山は平松にも展示を勧め、一緒に行こうと話していたようだ。
ただ、話を聞いていくと、実は上山自身は平松より先に一度を訪れていたことが判明。2回目を平松と一緒に楽しもうとしていたようで、思いがけないやり取りに周囲も盛り上がった。

▲朝の体操をする平松
【佐藤瑞城(経営1・浜松日体高)】
西野寛太朗(経営1・美方高)や下江太翔(文1・東京高)ら同期4人で映画館へ行き、「スパイダーマン」を4DXで鑑賞した。帰省中から過去の作品を見始め、面白さを感じていたところだったといい、「4DXでスパイダーマン、めっちゃ面白かった」と満喫。迫力に引かれ、合宿が終わったらもう一度見に行こうと話しているそうだ。
【佐藤陸(文4・東京高)】
帰省期間には友人と2人でフィリピンのマニラへ。旅行の目的の一つは、SNSで話題になっているサカナクションのダンスを踊ることだった。
旅行を通して「いろいろと知見が広がり、改めて日本っていいところだなと感じた」と話す。現地ではドリアンにも初挑戦。独特なにおいを持つ果物の味を尋ねると、「食えなくはないけど、食いたくない(笑)」と率直な答えが返ってきた。ダンスに初めての食べ物と、記憶に残るマニラ旅行になったようだ。

▲各自練習に行っていた4人
(左から)西野、佐藤(陸)、大濵優輝(商3・関大北陽高) 、佐藤(瑞)
【田口萩太(文3・東京高)】
高校時代の同期とバーベキューを楽しんだ。「久々だったので楽しかった」と再会を喜ぶ。部屋でのんびり過ごす時間もあったが、夏の思い出として真っ先に浮かんだのは仲間と囲んだバーベキューだった。
【中西慶士郎(経営3・比叡山高)】
高校時代の陸上部の同期と地元の川沿いでバーベキュー。川遊びも楽しみ、かつて一緒に走った仲間と夏らしい時間を過ごした。

▲朝練で先頭の中西
【向田泰誠(経営2・三浦学苑高)】
地元の友人と海へ行ったり、花火をしたりして夏を満喫。特に印象に残ったことを聞くと、「花火が楽しかった」と答えた。
【上山詩樹】
祖母も含めた家族で沖縄に旅行し、さまざまなアクティビティを楽しんだ。中でもジンベエザメを見たことなどが印象に残っているという。
旅行を振り返る上山の言葉には思いがこもる。「一日一日が重ねるようにね!もう本当に戻りたい」家族と過ごした旅が、忘れられない夏の思い出になったようだ。
沖縄の暑さについて尋ねると、「僕がそれ以上に熱い男だった」と上山らしい返答も飛び出した。
【西岳政宗(法3・県立玉名高)】
家族旅行では、森の中で楽しめるアクティビティに挑戦。ジップラインやマウンテンバイクのコースを家族全員で体験した。家の中で過ごすだけでなく、家族そろって外で体を動かした時間が思い出に残った。
【髙木崚平】
帰省中、家族と滋賀県の神社へ。勝負事の祈願ができる場所を訪れ、その後は近江牛を食べられる店で焼き肉を楽しんだ。
「ちょっと良い焼き肉を食べました。それがおいしかった」と笑顔を見せた。参拝だけでなく、家族との食事も忘れられない時間になった。

▲食事中の選手達
【小川恵裕(文1・元石川高)】
帰省中、友人と谷川岳へ登山に出掛け、1泊して温泉も楽しんだ。登山は久しぶりだったものの、「自然とか、歩くのが好き」だと言う。
当日は霧がかかり、期待していた景色を見ることはできなかった。だが、「それも面白かった」と振り返る。眺望には恵まれなくても、友人と自然の中を歩いた時間そのものが思い出になった。
【水津智哉(経済3・今治北高)】
夏の思い出に選んだのは、1週間の走行距離。これまで最も多く走った時期を上回る距離を走ったという。厳しい走り込みを重ねた夏そのものが、強く印象に残っているようだ。
【西広翔(経営2・専大松戸高)】
1次合宿で高校時代の顧問と再会。それまで調子が上がらない状態が続いていたが、「顧問の先生と話してから気持ちが入って、少し良い感じになってきた」と話した。
恩師との久しぶりの会話が、再び前を向くきっかけになった。
【和田晴之(経営4・三浦学苑高)】
旅行や遊びのエピソードが続く中、「どこにも遊びに行っていない」「練習しかしていなかった」と回答。帰省期間も競技と向き合い続けたことを明かした。
仲間とのにぎやかな時間、家族との旅行、新しい体験、そして日々の練習。同じチームで走る選手たちにも、それぞれ違った夏がある。思い出話からは、レース中の真剣な表情とはまた違った選手たちの素顔や、普段の関係性が垣間見えた。
文=倉林光琉(法3)
写真=倉林光琉、門前咲良(文4)

