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<2026年度秋季関東大学1部バレーボールリーグ戦第3節=9月12日 キッコーマンアリーナ 専大3-1駒大>
秋季リーグも2週目に入り第3節となった今日、専大は春から勢いを見せる駒大と対戦した。専大チームは、今試合から稲垣陽斗(経営4・海星高)とマサジェディ翔蓮(文2・福大大濠高)が合流し、春と同じフルメンバーでこの試合に臨んだ。第1セットから両者一歩も譲らない攻防が繰り広げられる中、専大は岡本亨介(法2・岡谷工高)や塚田国光(法4・船橋二和高)らの攻撃で得点を重ね、第1、第2セットを連取。しかし第3セットでは終盤に駒大の勢いを止めきれず、19-25でセットを落とした。これまで課題として挙げられていた第3セットを取り切れない展開となったが、セット間のインターバルでは選手同士が集まり、前向きな声かけでチームを再び一つに。第4セットでは序盤からブロックを軸に主導権を握ると、最後まで粘り強く戦い抜き25-22で見事勝利。セットカウント3-1で駒大を下し、秋季リーグ第3節にして、専大は今季初の勝ち星を挙げた。

▲1勝目の記念写真
第1セットスターティングメンバー
OH:#14マサジェディ #18岡本
MB:#1新居 #2稲垣
OP:#4塚田
S:#24松元
L:#6岩見 #20工藤
第1セット、専大は序盤から1,2点のリードを奪うも、駒大をなかなか突き放せず、同点に追いつかれては再びリードを奪う展開が続いた。マサジェディや塚田を筆頭に、スパイクを決め流れをつかむと、先に10点台に乗せたのは専大。しかし徐々に自分たちのミスが重なり、相手に逆転を許す場面も見られた。それでも粘り強いプレーで相手との点差を広げさせず、駒大側が1点リードのまま両チームは20点台へ突入。拮抗した展開が続く中、22点目で松元空星(経営1・日南振徳高)のワンハンドトスから新居良太(経済4・開智高)がクイックを決め、専大が同点へと追いつく。続けて塚田のスパイクも決まり、23-22と逆転に成功した。先にセットポイントを握ったのは専大。しかしスパイクはアウト判定となり24-24、第1セットからデュースへともつれ込んだ。互いに1点ずつを取り合う激しい攻防が続き、駒大にラリーを決めきられる場面もあったが、専大も粘り強く食らいつき、スコアは29-29まで伸びた。ここで均衡を破ったのは専大、岡本が鋭いコースへのスパイクを決め30点目を奪いセットポイントを握ると、続く31点目には攻めたサーブで、サービスエースを決めきった。最後は2年生ながら岡本の連続得点で31-29。専大が接戦を制し、第1セットを先取した。

▲岡本のサーブ
第2セットは第1セット目の勢いそのまま専大リードで試合は進んだ。特にこの第2セットは専大側のブロックが光り、随所で相手の攻撃を封じて流れを引き寄せた。常に2,3点のリードを保ちながら先に二桁台に乗せると、13点目、14点目には松元と稲垣の2枚ブロックが要所で機能し、相手スパイカーをシャットアウト。続く15点目ではマサジェディが強烈なサーブで駒大守備を吹き飛ばし、サービスエースを決め専大はブレイクに成功した。駒大はタイムアウトで流れを断ち切ろうとするも、専大の勢いは止まらない。岡本やマサジェディらを中心に攻め続け、リードを保ったまま先に専大が20点台へ到達した。以降も専大チームは攻守ともに安定したプレーを見せ、最後は新居がドシャットを決め25-20。専大が第2セットも連取した。開幕戦では、チームの課題としてサーブの強化が挙げられていた専大。しかしこの1、2セットでは岡本やマサジェディをはじめ、全体的にサーブが走った。キャプテンの新居は、「月曜日からずっと意識してきたことがサーブ強化だった。特に駒大戦はミドルをあまり使わせないで、サイド寄せて、糸瀬翔馬(駒大)を止めるというのが理想だったので、今週はだいぶ力を入れていた。今日の試合でそれが結果に出たのはすごい良かったなと思う」と振り返り、試合に向けて磨いてきたサーブが、2セット連取の後押しをしたという。

▲マサジェディのサーブ
勝利の見えた第3セット、立ち上がりから駒大が見事な切り替えを見せ、今度は専大が追いかける展開となった。それでも専大は、序盤から稲垣が鋭いクイックやブロックで得点を重ね、徐々に点差を縮めていく。互いに譲れぬこのセット、1点1点が命取りとなる中、長いラリーも繰り広げられたが、マサジェディのバックアタックでラリーを制し、ついに同点へと追いついた。その後、一時は駒大に主導権を握られかけるも、塚田が冷静な攻撃で相手の隙を突き、3連続得点。専大は逆転に成功し、コート内は大きく盛り上がった。駒大はすかさずタイムアウトを要求するも、専大はその後も2点リードを保ち15-13まで試合は進んだ。しかし15-14の場面で、相手に熾烈なラリーを制されると、ここから駒大が一気にブレイク。すぐに逆転を許すと、専大側からは焦りからかミスも見られ、あっという間に15-19と4点差をつけられた。なんとか流れを切りたい専大はタイムアウトを要求。タイムアウト明けには岡本の切れ味のあるスパイクが決まり、反撃の兆しを見せた。しかし駒大の攻撃を止めきることはできず、先に20点台に乗られると、サーブやブロックでも追加点を許し、最後はサービスエースを決められ19-25。これまで課題として挙げられていた第3セットを取り切ることができず、専大はこのセットを落とした。
▲稲垣と松元のブロック
第3セットを落とし、後がない状況で迎えた第4セット。セット間のインターバル中、専大側コートでは選手同士で声を掛け合う姿が見られた。先週の中大戦でも、第3セットから相手に主導権を奪われた経験を踏まえ、同じ展開を繰り返さないという意思がチーム全体から強く感じられた。新居はこの時の状況について、「先週(中大戦)のように3セット目から下がってしまうと、やっぱり終盤3セット目、4セット目と持ってかれて、試合が長引くほど相手に良い状態で入られてしまうので、どうしても雰囲気のところでは、キャプテンとして下げたくなかった。この時はどちらかと言うと、(第3セットを)とられた反省点を話すんじゃなくて、プラスになるような、ポジティブな声かけを心掛けていた」と振り返った。また、稲垣も4年生として、「勝ちを意識した途端、置きにいってしまう癖がどうしてもあるので、ここはノリと勢いで、もう馬鹿になって攻めようや、っていうのを意識してみんなに声をかけた」と、チーム全体で前向きな姿勢でいたことを明かした。

▲円陣を組む選手たち
再び一丸となり臨んだ第4セット、スタートからブロックを効果的に機能させ、いきなり4連続得点を奪った。これを皮切りに第3セットでは取り切れなかったラリーも次々とものにし、10-4と6点差をつけて先に二桁得点へ到達。しかし駒大もテンポの速い攻撃や、専大のブロックをうまく利用したブロックアウトで対抗し反撃。18-17と1点差まで迫られた。20点を目前にして駒大の勢いが再び増す。1点ごとにラリーが続く中、専大は相手に決めきられる場面が続いた。それでも相手の強烈なサーブを見事一本で切り返し、専大が先に20点台に乗せると、緩急のつけたサーブで相手レシーバーを揺さぶり、乱れたところで持ち前の高いブロックで点を獲得しチームを勢いづけた。20点以降は特に一進一退の攻防が続いた中、専大リベロ陣は相手の気持ちのこもった強打にも粘り強く対応。相手のレシーブが先に崩れ、ネットを超えたところをセッター松元がダイレクトに叩き込み24-22、勝利を大きく引き寄せる一打となった。2点リードで迎えたマッチポイントは、岡本が安定したスパイクで最後決めきり25-22。専大が第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。秋季リーグ開幕から3試合目にして、待望の初白星を飾った。
▲得点後喜びの表情を見せる選手
日本代表Bの遠征に参加していた稲垣とマサジェディ。今試合がチームに合流して初の秋リーグとなった。久しぶりのチームメイトとのプレーについて、稲垣は「自分はB代表ではもうめちゃめちゃ緊張して、もう死にそうなくらい腹も痛くて、試合終わってからも緊張しすぎて動けないってくらいで(笑) だからこそ、専大合流後は本当にプレッシャーもなくて、良い意味でラフになれた。その結果ガンガン攻めれて楽しくプレーできたのでとても良かったと思う」と振り返った。一方のマサジェディも「去年1年間スタメンで出させて頂いたので、専大でプレーすることに違和感は全く感じなかった。逆に帰ってきたなっていう感覚がして、緊張なくプレーができた」と、両者共にプレッシャーを感じることなく、良い意味でリラックスしてプレーができたと話す。
また、稲垣はB代表での経験を4年生としてチームを引っ張ることに生かしたいと考えていたという。「やっぱり基礎がめちゃめちゃ大事なんだっていうのを今回Bでの経験で改めて知ったので、チームメイトにはポジションとか動きとか、ボールの処理の仕方とか、自分が教えてもらってたことをしっかりと伝授していきたい」と、チームへの還元にも意欲を見せた。
▲稲垣
次の第4節は明大との一戦。選手たちからは、自分たちとは相性でいうと非常に悪い相手だという声が多く上がった。そんな中新居は、「だいぶ早い攻撃にはなってくると思うので、各々がしっかりブロックであったり、ディグであったり、どれだけ自分たちのバレーができるかが重要となってくる」と、チームとしての課題を見据えながらも、次戦への意気込みを語った。
文=佐俣莉子(法2)
写真=能勢優斗(商1)

