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2026.09.13
柔道

【柔道部】「これがしたかったんだよ去年」鎌倉啓太郎が73kg級優勝!

〈東京都学生柔道体重別選手権大会=9月6日 日本武道館〉

 

専大柔道部は、9月6日に行われた東京都学生柔道体重別選手権大会に出場した。2から4年生の14名が出場し、男子73kg級に出場した鎌倉啓太郎(経営4・習志野高)が見事に優勝を果たし、講道館杯への出場を決めた。また、鎌倉を含む6名が全日本学生柔道体重別選手権大会の出場権を獲得した。

 

▲表彰式の様子

 

鎌倉は初戦を菅野隼太(東京海洋大)と対戦すると、開始9秒で隅返を決め、一本勝ちを収める。相手を凌駕する戦いをみせるとその勢いを崩さず2、3回戦を進み、4回戦では高本桂輔(早稲田大)と対戦すると開始28秒でまたも隅返を決める。圧倒的な実力で着実に試合を進める鎌倉に關監督も安堵の表情を見せる。

 

「強い選手で本当に折れそうだった」と語る準決勝では2025年トルコジュニア国際柔道大会で優勝、世界ジュニア柔道選手権大会で優勝した凄まじい戦績を持つ荒川琉正(國學院大)との対戦。序盤から攻めの姿勢で技を仕掛けるも、GS(ゴールデンスコア)に持ち込む長時間戦となった。GS突入後26秒で相手に指導を与え、その後も気の抜けない戦いが続く。お互い中々技が決まらない状況が続いたが、1分2秒で鎌倉が帯取返を仕掛け、有効を獲得した。

 

▲準決勝の様子

 

決勝戦では、寺沢龍之介(東海大)との対戦。試合場前には部員全員が駆けつけ、応援の声が会場全体に響き渡る。緊迫感に包まれる中、開始12秒で大外刈と肩車の合わせ技で技ありを取る。その後1分で大外刈を仕掛ける。ここは有効判定となるが活気を崩さず相手に指導を与える優勢な試合が進む。しかし、あと1技が決まらずGSに持ち込まれるかと思われたが、3分で肩車を決め、合わせ1本で勝利した。

今回、全ての試合で鎌倉は1度も一本、技あり、指導を受けずに盤石の強さを見せつける大会となった。

 

試合を振り返って「しんどかったけど、本当に勝ててよかった」と語った。

また、「2月に肘の手術を終え、柔道をやるのは週に1回、その他はラントレやウエイトの練習に当てていた」という。階段での練習やケガでの手術の辛さがあったからこそ心が折れそうだった試合を勝ち進められた鎌倉。前に進めた理由は「みんなの応援があった」からだという。

 

▲關監督と鎌倉

 

今回の課題を振り返ると、「自分がポイントを取った時にしんどくなってしまって、もう1個欲しいって思ってしまうんですけど、そこ(取ったポイント)を守るっていうところや、立ちから寝の際(立った状態から寝技へと移行する瞬間)が緩かったと思う。もしかしたら荒川選手に抑え込まれる展開もあったと思うので。そういうところをしっかりと詰めていきたいです」と今後の強化に向けての改善点を語った。

 

昨年、思うように活動範囲を広げることができなかった専大柔道部。

「ほんとこれだよ。これがしたかったんだよ去年。ここまでやっと帰って来られたなって。楽しかったです」。

 

また改めて新たな1歩を踏み出すきっかけとなった今大会。

次回の講道館杯、全日本学生柔道体重別選手権大会の期待もますます高まる。

 

〈結果〉

60kg級

井上陽太(文2・立花学園高)2回戦敗退

田宮令都(法4・作新学院高)初戦敗退

66kg級

入倉暖(法4・加藤学園高) ベスト8

西山倖生(経済4・桐蔭学園高) ベスト16

松井達也(文3・東海大学付属札幌高)2回戦敗退

73kg級

鎌倉 優勝

鳩間賢信(商4・札幌山の手高) ベスト16

81kg級

根本竜希(商2・つくば秀英高) ベスト8

坂本晃一郎(商4・高知高) 3回戦敗退

小澤寿久(商3・日本大学高) 3回戦敗退

90kg級

川村拓也(文3・盛岡南高)初戦敗退

中村玲(法3・國學院大學栃木高)初戦敗退

100kg級

岩渕善慈(文2・開志国際高) ベスト16

100kg超級

笹原浩生(経営3・國學院大學栃木高) 初戦敗退

 

 

文=河野楓(文2)

写真=君嶋悠樹(経済3)