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2026年度 第50回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント
1回戦 vs阪南大学体育会サッカー部
9月2日(水) 11:00 Kickoff
@遠野市国体記念公園市民サッカー場(岩手県遠野市)
専大 1-4 阪南大
専大 鈴木
阪南大 川端、角田、山崎、坪井
総理大臣杯1回戦は阪南大と対戦し、1-4で敗北した。7大会ぶり4回目の総理大臣杯出場となった専大は、2年前の同大会覇者・阪南大と対戦。序盤から相手に主導権を握られると、前半11分、38分に失点し、2点ビハインドで試合を折り返す。迎えた後半、那須、佐藤漣を投入して攻勢を強めると、後半22分に鈴木が頭でゴールを決めて1点を返す。その後は、何度もシュートを放ち、チャンスを作るもゴールを奪えない。すると試合終了間際に、立て続けに2失点を喫して1-4で試合終了。7大会ぶりの全国大会は1回戦で幕を閉じた。

▲3失点目直後、肩を落とす専大
<試合前情報>
直近の天皇杯2回戦からのスタメン変更は1名。佐藤柚が外れ、溝口晃が入る。
以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)
GK 21 上林真斗(法4・昌平高)
DF 2 岡田海人(法4・浜松開誠館高)
DF 4 鈴木嘉人(経済3・実践学園高)
DF 23 溝口敢大(文3・飯塚高)
MF 5 志村ぼん(経済4・韮崎高)
MF 6 関谷輝(経済3・与野高) 後半36分OUT
MF 19 岡本大和(法3・長久手高)後半0分OUT
MF 28 溝口 晃史(法2・大津高)
FW 7 道白優斗(文3・流通経済大柏高)
FW 8 橋本燦(ネット情報3・帝京長岡高)
FW 9 山下基成(文4・大津高)後半0分OUT
途中出場
FW 14 那須奏輔(経済3・東海学園高)後半0分IN
FW 11 佐藤 漣(法3・成立学園高)後半0分 IN
FW 16 塚越幹太(経済4・専大松戸高)後半36分IN
〈試合展開〉
7大会ぶりの総理大臣杯出場となった専大。対戦相手の阪南大学とは2012年の同大会決勝で敗れた相手。2年前の同大会覇者である関西の強豪校に挑んだ。
序盤からなかなか前線にボールが供給できずにいると、前半11分、相手にカウンターを許すと、右サイドで相手FWに抜け出され、シュートを決められて先制を許す。公式戦3試合連続で先制を許した専大だが、その後も攻めあぐねる時間が続く。前線からのプレスをはがされるシーンが目立った。ビルドアップでくさびのパスがなかなか前線に収まらなかった。前半35分には、左CKから相手にボレーシュートを許すも、上林のセーブで難を逃れた。しかし、直後の38分に右CKからゴール中央で頭で合わせられ、失点。2点差をつけられて試合を折り返す。
▲2点ビハインドで試合を折り返す
迎えた後半、専大は天皇杯1回戦でゴールを決めた那須とドリブラーの佐藤漣を投入する。道白が中央に入り、途中出場の2人が両サイドで構える布陣に。後半6分、ペナルティエリア内で佐藤漣がボールを収めて最後は関谷がシュート。これは相手キーパーに阻まれるも、前半はシュート2本に抑えられていた専大だったが、積極的にゴールを狙う。後半8分には、道白からのパスに反応した佐藤漣が抜け出してシュートを放つも、相手キーパーに阻まれる。後半20分、後半から前線の中央に入った道白が裏に抜け出し、相手GKと1対1のチャンスを作るも、シュートは相手GKにセーブされる。
▲道白が決定機を迎えるも、相手GKに阻まれる
直後の22分、那須の左CKに鈴木が頭で合わせて1点を返す。
後半27分には、計5度連続してCKのチャンスを得るも、得点にはつながらない。後半34分には道白がペナルティエリア手前中央からシュートを放つも、ここも相手キーパーにセーブされてしまう。終盤にかけて、岡田のロングスローを筆頭に相手陣地に押し込む時間を何度も作るも得点にはつながらない。1点が遠い中、攻撃の枚数を増やした後半のアディショナルタイムに痛恨の2失点を喫して万事休す。後半は、何度も決定機を作ったものの、決定力を欠いて試合終了。7大会ぶりの夏の全国大会は1回戦敗退に終わった。
〈PICK UP PLAYER〉
佐藤 漣
昨季から出場時間大幅減 前期苦しんだドリブラーが後半戦の起爆剤となるか

昨季と比較する質問をすると「うーん」と言葉を詰まらせる。「正直あまり自分でも感情が分かっていなくて」と素直な気持ちを吐露する。「ちょっと難しいというか、フォーメーションも変わって自分的には気持ちが整理つかない時間が最初はあった。今はもう後半から出たら自分にしかできない役割があると思うので、それを全うしようと思っている」。
昨季はリーグ戦22試合のうち18試合に出場し、2ゴール3アシストを記録。昨季の後半戦は全試合でスタメン出場を果たした。関東2部昇格を決めた2部3部入れ替え戦でも出場し、関東2部昇格の立役者の一人だった。昨季は4-3-3の左のウイングとしてポジションを確立。昨季の後期は右の道白、左の佐藤として2年生ながら多くの試合に絡んだ。
▲昨季のリーグ戦でドリブルを仕掛ける佐藤
迎えた今シーズン。前期ここまでの公式戦(リーグ戦、天皇杯、アミノバイタルカップ含め)25試合中、スタメンで出場した試合は、わずか2試合、途中出場は15試合。ベンチ外になることもあった。佐藤漣の出場機会とは裏腹にチームは快進撃を遂げた。アミノ杯では準優勝を収め、天皇杯予選では27年ぶりに天皇杯出場を決め、本選でも1回戦を突破した。チームとして結果が出ている状況で出場機会がない。「もちろん悔しい」。活躍する仲間を見て歯がゆい思いをする時間も多かった。結果が出て、仲間が注目を浴びれば浴びるほどそのモヤモヤは強まる。活躍すればするほど、その影はより深くなる。
この日は、2点のビハインドを負った状況でハーフタイムから投入。今季の専大は1点差からの逆転は何度もしてきたが、2点差になってしまう。「(ベンチから)俺らが変えるしかない」と闘志を燃やしていた。後半は、左に佐藤漣、中央に道白、右に那須と同期3人で攻撃を活性化。何度もチャンスを作った。「(那須)奏輔の強みも分かっているし、道白との距離感だったり(二人は)自分のストロングポイントを生かしてくれるのでその面はやりやすかった。決めきるところは3人とも精度をあげないといけない」。後半は佐藤漣自身も何度もドリブルを仕掛けてシュートまでもっていったが、決定力を欠いた。チームとして後半は10本近くシュートを放ったなかで、1点しか決められなかった。「ゴール前の質が相手と比べて足りなかった」。
この日前線で共にプレーした2人とはポジションを争う。道白は今季も攻撃の柱としてプレーし、那須はこの日もアシストを記録するなど、直近の試合で結果が出ている。「点を取っているのが同じ学年の道白だったり那須だったりするので、そこより結果を出さないとスタメンはないと思う。結果で二人より上を目指したい」とライバル心を燃やす。
1週間前の天皇杯2回戦で佐藤漣の地元である柏レイソル戦に途中出場。短い時間ではあったが憧れのピッチでプレーした。「出られたことは良かったが、もっと得点なりアシストで絡んでいきたい」。
同期の佐藤柚太(経営3・白根高) が先日、J1・ジェフユナイテッド市原・千葉への加入内定を決めた。佐藤漣自身もプロを目指している。「後半からチームを勢いづける選手だったらスタメンじゃなくてもプロにいけると思うので、当然スタメンを狙うけど、出たときには自分の仕事を全うしたい」と気持ちを新たにする。
苦しんだ前期を糧に後期のリーグ戦が控える。専大は関東2部リーグを7位で折り返した。リーグ戦再開初戦の流経大は現在2位と是が非でも勝ち点が欲しい一戦となる。「俺らは来年1部でやることを目標にやってきたし、力はあると思う。もう1年2部でやるのはもったいないので、1部に上げて1部で活躍したい」。
前期はもがき苦しんだドリブラー。左のジョーカーが後期の専大の起爆剤となるか。
〈試合後、インタビュー〉
那須 奏輔

1回戦敗退に終わった、今の気持ち
「もっとやれたし、もっと試合がしたかった。今日は負けるべくして負けたと思う」
後半は、途中出場の2人で流れを変えたが
「自分と(佐藤)漣のところで流れを変えたのは良かったが、そこで逆転する力をつけなければならない。何回もチャンスがあったところを決めきれないのが自分たちの現状」
後半22分には鈴木のゴールをお膳立て。直近の試合でゴール・アシストと結果が出ている点は
「(決勝点を決めた)天皇杯1回戦・筑波大戦から調子は良かった。前半に出た選手が相手の体力を減らしてくれているので、自分はやりやすいようにやれている。もっと結果を出してチームを勝たせられる選手になりたい」
後期のリーグ戦に向けて
「自分たちが(得点を)取りきれなくて、その結果失点してると思う。自分と(道白)優斗らがチームを勝たせないといけないと思う」
溝口 敢大

試合を振り返って
「負けるべくして負けたと思う。全然やりたいことができなくて、(チームの)悪い部分がでてしまった。悪い部分が出たときにどう立て直せるかが大事だと思う」
2失点した前半を振り返って
「簡単なミスが多くて、チームとして良さが全く出ていなかったと思う。(失点後は)ミスを少なくしようと声をかけあった」
個人としては出場機会が増えているが
「天皇杯でJ1上位の柏レイソルと試合をしたので、他に恐れるものはないと思う。自分が良いプレーかつチームを良くできるプレーを心がけたい。(成長した部分は)守備の部分で大きく成長できたと思う。左利きのCBの選手のプレーを見てイメージづくりの練習をしてきた」
関東リーグ後半戦に向けて
「今日の負けは(リーグ戦に)生かせると思うので、3週間後(流経大戦)までにレベルアップできるように頑張りたい」

▲リーグ戦に向けて立て直しを図る
関東リーグ次節は、9月23日にAIメカテックフィールド龍ケ崎で流通経済大学と対戦する。
文・写真=佐藤佑樹(経済3)

