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<2026年度秋季関東大学1部バレーボールリーグ戦第1節=9月5日 慶應大学日吉記念館 専大2―3中大>
秋季リーグ開幕戦の今日、この春1部復帰を果たした専大は、春季1部リーグ2位の中大と対戦。第1セットからデュースにもつれる接戦を29-27で制し、第2セットも25-22で連取するなど、強豪相手に堂々たる戦いを披露。しかし、第3セット以降は中大の勢いに押され、試合は最終セットまでもつれ込む展開に。第5セットでは最後まで勝負の行方が分からない激戦を繰り広げたものの、13-15で惜しくも敗れ、開幕戦をセットカウント2-3で終えた。1部復帰後初のリーグ戦は、最後まで両者の意地がぶつかり合う熱戦となった。

▲円陣
第1セットスターティングメンバー
OH:#3生田 #18岡本
MB:#1新居 #27山﨑
OP:#4塚田
S:#24松元
L:#6岩見 #20工藤
春季大活躍であった稲垣陽斗(経営4・海星高)とマサジェディ翔蓮(文2・福大大濠高)が不在の今週は、攻撃力のあるOH生田宗原(経済4・昇陽高)や速さのあるMB山﨑縁利(文1・愛工大名電高)をスタメンに起用。
立ち上がりから一進一退の点を取り合う展開となった第1セット序盤、専大側10点目までは塚田国光(法4・船橋二和高)の連続得点や、新居良太(経済4・開智高)の鋭いクイックで地道に得点を重ねた。その後専大が先に20点台に入ると、チームのムードメーカー森田慶(経営3・日南振徳高)を投入し、観客ともに大きな盛り上がりを見せた。21点目以降はまたもシーソーゲームにもつれ込むも、今試合大学初スタメンとなった山﨑がドシャットを決め、チームを勢いづけた。自身のスタメン起用に対し山﨑は、「最初自分が固くなっていたけれど、点が決まり始めてからチームの雰囲気が良くなって、とても楽しく試合ができた。自分が足を引っ張らないように、少しでもプラスな部分を出せればなと思いながらプレーした」と、1年生らしい初々しさを見せながらも素晴らしい活躍を見せた。接戦が続く中デュースに持ち込んだ第1セット、最後は新居のクイックが決まり、29-27でこのセットを先取した。

▲#27 山﨑

▲#11 森田

▲#1 新居のクイック
続く第2セット、序盤は第1セットの勢いのまま専大リードで試合は進んだ。セット序盤から専大スパイカー陣の攻撃が光り、守備でも岩見一輝(商4・県岐阜商高)と工藤悠雅(法2・北海道科学大高)のリベロタッグや、岡本亨介(法2・岡谷工高)の見事なレセプションがチームを支え、プレーに粘りを見せた。しかし中大側も必死の追い上げを見せ中盤には同点に。逃げ切りたい専大はリリーフサーバー池田樹生(経済2・川崎橘高)を投入。中原貴典監督の様々な采配で流れを逃がさずブレイクすると19-16の場面では新居と生田の二枚で相手スパイカーを完全シャットアウト。たまらず中大側はタイムアウトを取るも、明けの一発目でまたも新居が相手のパイプ攻撃をドシャットし、一気に流れは専大へ。その後勢いを落とすことなく得点を重ね25-22で第2セットも連取した。

▲両者活躍したリベロズ

▲#1新居と#4塚田のブロックなで相手を追い詰めた
ここを勝ちきればストレート勝利の第3セット、1,2セット目の勢いのままこのセットも取り切りたい専大。しかし相手は強豪中大、インターバルで見事な切り替えを見せこのセットは終始中大ペースで試合が進んだ。勢いをつかんだ中大にミスを誘発され10-17と7点のリードを許してしまう。しかし森晨一朗(商2・福大大濠高)のコートインで状況は一変。専大13点目にはサービスエースを決め、チームをブレイクへと導いた。その後終盤にかけてラリーは続くも得点には繋げられず連続失点で突き放され、第3セットは17-25で惜しくも落とす結果となった。

▲#15 森
4セット目は、MBを山﨑から3セット目途中起用の攻撃力の高い森に変更してスタート。このセットを取りきれば勝利の専大、対して中大も絶対に落とせないこのセット、両チーム意地の見える拮抗した展開を見せた。専大はここで突き放したい14-14の場面でまたも池田を起用。サーブから狙いを定めブレイクすると、チームの持ち味である高さを生かしたバレーを発揮し、先に20点台に乗ることに成功した。じわじわと点差を詰められるものの、22-20と2点差の場面ではセッターを森田にチェンジ。直後ブロックポイントが決まるも流れは掴みきれずデュースにもつれ込んだ。しかしここで相手の強烈なサーブが乗り、連続サービスエースを奪われ24-26、あと一歩及ばなかった。

▲得点後の選手たち
勝負の第5セット、スタートはMBを速さのある山﨑に戻し再起を図った。両者一歩も譲らない点取り合戦が続く中、8-7の場面では再び池田がコートインし、守備でも輝きを見せた。その後も一進一退の攻防は続き、攻守ともに粘りを見せるも、中大側のサービスエースから流れに乗ったスパイカー陣の強烈な打撃が炸裂。4,5セットともに相手のサーブで切られてしまう場面が多く映った。これに対して山﨑は「最初は相手の強いサーブにも我慢できていたが、大事な場面でのキャッチや、その後の自分たちのサーブミスで勝敗の差が出てしまった」と自分たちのプレーを分析。結果流れを引き戻せず13-15でファイナルセットを落とし、この試合セットカウント2-3で惜しくも敗れる結果となった。
この試合、数々の苦しい場面で呼ばれた池田は今試合が初のリリーフサーバー起用であった。試合後池田は、「(公式戦でのプレーは)久々で緊張はしたが、バレーボールは楽しむことが大事だと思ったので楽しんでプレーした。自分たちの空気があまり良くないタイミングでコートに入ったが、自分のサーブ1本だったり、得点したら走り回って盛り上げたりすることで流れを変えていこうというのは頑張った」と自身のプレーを振り返り、役割を理解し全うする姿を見せた。

▲#21 池田
またキャプテンの新居は今日の試合について、「初戦は相手を見るというよりかは、(相手の)春リーグの結果とかも関係なく自分たちのプレーを出していこうってチーム内で話をしていて、今日は相手とよりも自分たちに向き合った試合になったかなと思う。やっぱり取りきるところを取りきれなかったのがだいぶ悔しい試合にはなった」と悔しさを滲ませた。新居自身はラストとなるリーグ戦、チームとしては「今日は敗れてしまったがまだ優勝を掲げていきたい」と意気込みを話し、一戦一戦への覚悟を感じさせた。
▲コミュニケーションをとる選手たち
約2か月にわたる秋季リーグ。1部の舞台で戦う専大が、どこまで躍進を遂げるのか、今後の戦いに期待がかかる。
文=佐俣莉子(法2)
写真=臼井千晴(文3)

