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2026.09.02
陸上競技

【陸上競技部】「次の3次合宿に向けて良い形」 夏の2次合宿で着実に強化 長谷川淳監督インタビュー

〈黒姫2次合宿=8月25日~26日 黒姫高原〉

 

 

 ▲朝練で笹ヶ峰登坂コースを走る選手たち

 

 箱根駅伝予選会3位通過・箱根駅伝本選シード権獲得に向け、走力強化に励む専大陸上競技部。8月8日から16日まで1次合宿を行い、休養を挟み23日から30日まで黒姫での2次合宿に入った。そこで、長谷川淳監督にここまでの夏合宿を振り返ってもらった。


▲長谷川淳監督


 1次合宿では大きな故障者も少なく、予定していた練習を着実に消化。チームの目標や体制を改めて確認するミーティングも行われた。長谷川監督は「チームの仕組みづくりをもう一回見直して、しっかり土台を作るようなミーティングも多くやった。非常に良い内容だった」と振り返る。

  2次合宿には39名が参加。例年以上に練習のレベルを上げており、指揮官は「予選会を3番以内で通過して、シード権を狙う上では、より高いレベルの練習をしなければいけない」と話す。主力選手は順調にメニューをこなし、「次の3次合宿に向けて、良い形で進めている」と手応えを示した。

 

 

 

▲黒姫でストレッチをする選手たち

 

 

○「チームで一番できている」 髙木が夏に急成長

  夏合宿で特に存在感を示しているのが髙木崚平(経営3・洛南高)だ。春先には思うように練習を積めない時期もあったが、夏に入り状態を大きく上げている。長谷川監督は「自分で覚悟を決めて、今年勝負するんだという気持ちでやっていると思う」と評価。「故障も減って、体も絞れて、今ではAチームの先頭を引っ張るぐらい。チームで一番できているぐらい」と成長ぶりを称えた。

 また、長く故障に苦しんでいた和田晴之(経営4・三浦学苑高)も復調。夏前に復帰し、今合宿では順調に練習を積んでいる。箱根駅伝予選会を3年連続で経験しているチーム唯一の存在でもあり、「元々力がある選手なので、かなり頼もしい」と期待を寄せる。

 同じく三浦学苑高校出身の向田泰誠(経営2・三浦学苑高)もこの夏に順調な仕上がりを見せる一人だ。昨季は故障が続き思うように練習を積むことができなかった。しかし、今季は春先から継続して練習に取り組み、2次合宿に参加している。「去年はずっと故障していたけど、今年は春先からずっと練習を継続している」と指揮官は成長を感じている。全日本大学駅伝予選会にも出場するなど、主要大会にも出場できるようになった。走り込みを重ねたことで、身体にも変化が表れている。「元々力がある。今ようやくハーフマラソンに適応できるぐらいの走り込みの量と身体付きになってきた」と指揮官は評価した。昨季の故障を乗り越え、着実に練習を積み重ねる向田。長谷川監督は「彼が爆発してくれることが、今年の予選会もそうだけど、本選の鍵になると思う」と命運を握るキーマンとして熱い視線を注いでいる。

 1年生は7月まで慎重に調整を進めてきたが、現在は上級生と同じメニューをこなす選手も現れている。中でも、江口怜臣(文1・作新学院高)、西野寛太郎(経営1・美方高)らが上級生に食らいつくとして指揮官は注目している。

 

 

▲監督が高く評価する髙木

 

 

 

○下級生も声を出す 「みんなで戦う」チームへ

  昨季との違いは、チームの雰囲気にも表れている。

 昨年は突出したエース・新井友裕(令8・文卒/JR東日本)やダンカン・マイナ(商3・専大熊本玉名高)を軸に戦ったが、今季は「飛び抜けたエースがいない中で、4年生を中心に取り組んでくれている」と振り返る。「みんなで頑張ろうという形になっている。それが良い方向にいっている」と話す。

  今合宿では下級生が積極的に声を出す姿も目立ったという。「普段は練習ができる上級生が声を掛けることが多いが、下の学年から声が上がっていた」。厳しい練習の中でも学年を問わず互いを鼓舞する姿に、チームの変化を感じている。

 

 

 

○18日間の三次合宿へ 故障防止と強化を両立

 2次合宿後は、9月2日から20日まで18日間の3次合宿を予定する。長期間の高地トレーニングによる効果を狙う一方、今年は強度の高い練習の間隔を昨年より広げ、トレーナーも帯同させる。故障のリスクを抑えながら、箱根駅伝予選会へ向けて仕上げていく方針だ。「主力がしっかりピーキングを合わせられれば、予選会は走れると思っている」と指揮官は予選会3位通過への勝算を覗かせる。

  1次、2次合宿と着実に力を積み上げている専大陸上競技部。勝負の秋へ向け、3次合宿でさらなる強化を図る。

 

 

文=倉林光琉(法3)

写真=門前咲良(文4)、能勢優斗(商1)