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天皇杯JFA第106回全日本サッカー選手権大会 2回戦
VS柏レイソル
8月26日(水) 19:00 Kickoff
@三協フロンティア柏スタジアム(千葉県柏市)
専大 1-2 柏レイソル
得点者 専大 岡田
柏レイソル 瀬川、長南
<試合前情報>
直近の試合からのスタメン変更はなし。
以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)
GK 21 上林真斗(法4・昌平高)
DF 2 岡田海人(法4・浜松開誠館高)
DF 4 鈴木嘉人(経済3・実践学園高)
DF 23 溝口敢大(文3・飯塚高)
DF 3 佐藤柚太(経営3・白根高)
MF 19 岡本大和(法3・長久手高)後半0分OUT
MF 6 関谷輝(経済3・与野高)後半43分OUT
MF 5 志村ぼん(経済4・韮崎高)後半33分OUT
MF 8 橋本燦(ネット情報3・帝京長岡高)後半0分OUT
FW 7 道白優斗(文3・流通経済大柏高)
FW 9 山下基成(文4・大津高)後半0分OUT
途中出場
MF 28 溝口晃史(法2・大津高)後半0分IN
FW 14 那須奏輔(経済3・東海学園高)後半0分IN
FW 16 塚越幹太(経済4・専大松戸高)後半0分IN
MF 17 福田優成(商2・松商学園高 )後半33分IN
FW 11 佐藤漣(法3・成立学園高)後半43IN

▲試合前、気合十分の専大イレブン
天皇杯JFA第106回全日本サッカー選手権2回戦はJ1リーグ所属の柏レイソルと対戦し、1-2で敗北した。前半は相手の攻勢に押され、守備に回る時間が続く。前半33分に先制点を奪われると、前半終了間際の45+1分に追加点を取られ、2点のビハインドで試合を折り返した。追いかける専大は後半7分、岡田が相手のボールを奪うと、右足を振り抜く。放たれたミドルシュートはゴール左隅に突き刺さり、専大が1点を返した。その後は相手にゴールへ迫られる場面が続くも、GKの上林を中心とした守備陣が粘り強く対応し、相手の追加点を許さない。しかし、反撃の決定機を作り出すことはできず、そのまま試合終了。専大は1-2で敗れ、天皇杯は2回戦敗退となった。

▲円陣で士気を高める
<試合展開>
天皇杯1回戦を制した専大は、天皇杯本戦2回戦で柏レイソルと対戦した。前半は立ち上がりから相手の積極的な攻撃を受ける展開となり、自陣で守備に回る時間が続いた。前半23分、道白が果敢なドリブルでボールを運び、ゴール前へと迫って、シュートを放つ。惜しくもゴールの枠を捉えられなかったものの、勢いのある圧巻のプレーを見せた。前半33分、相手にペナルティエリア内からゴールを決められ、先制点を許す。さらに、前半45+1分、ゴール前の混戦から相手に押し込まれ、追加点を許した。前半終了間際にリードを広げられた専大は、2点のビハインドで試合を折り返した。

▲スタンドからの熱い応援
追いかける専大は後半序盤から決定機を作り出す。後半7分、岡田が一瞬の隙をついて相手のパスを奪うと、右足を一閃。放たれたミドルシュートはゴール左隅に突き刺さり、1点差に詰め寄った。得点直後から反撃を強める相手に押し込まれ、専大ゴール前には緊迫した時間が続くも、GKの上林が冷静な対応を見せる。何度もゴールを狙われるも、上林が的確に反応し、相手の決定機を阻止した。その後も上林を中心とした守備陣の粘り強い守りで相手の追加点を許さない。しかし、反撃の決定機を作り出すことはできず、そのまま試合終了。専大は1-2で敗れ、あと一歩及ばず惜しくも天皇杯は2回戦敗退となった。
この試合では勝利を収めることはできなかったものの、後半には反撃を見せ、全国の舞台で課題と収穫を得た。天皇杯の激闘で得た課題と自信を糧に、次なる戦いに挑む。
試合後、インタビュー
岡田海人

今日の試合を振り返って
「敗因は相手をリスペクトしすぎて相手の好きなようにサッカーをさせすぎてしまったところにあった。後半の自分たちの試合を前半からできていたら違う展開になっていたと思う」
センターバックとしての今日の自分のプレーについてどのように思うか
「ミスが多いということは自分の中でもっと(ボールを)受ける前に見て直していきたいと思う。対人のところや守備のところはレベルの高い選手でも通用したと感じた」
今日の試合の中で相手のFWと対峙して新しく学んだことはあるか
「プレースピードとプレーの正確性にプロの力を感じた。相手より早くポジションを取ったり、相手との駆け引きをしたりするところは関東リーグでも同じことをやっていかないといけないと思った」
ゴールシーンを振り返って
「自分はミドルシュートを1つの武器にしていて、あの瞬間(シュートした瞬間)はファーストタッチからシュートのイメージができていた。(シュートを)打った瞬間は正直あまり覚えていないが、当たった感覚が良かった」
今日の試合を通して気づいたことはあったか
「プロなので個の上手さもあって格が違うと思った。さらに、立ち位置のポジショニングのところで自分たちが捕まえきれないところに立ったり緩急を使った動き出しだったりがやっぱり大学レベルとは違うと感じた」
(柏レイソルの)リカルド監督が取り入れていたポジショナルプレー(選手が流動的にサッカーをすること)を専大サッカー部にも取り入れるために必要なことは
「スタメン組はもちろんだが、途中から入ってくるサブ組も全員が監督の戦術というか何が求められているのかというのを理解する必要がある。監督の求めている自発的にプレーすることをサブ含めて全員ができることが重要になってくると思う」
関東リーグ戦に向けての意気込み
「1部昇格を(目標に)あげていて、まだ全然あきらめていないし、上に行ける順位につけていると思う。ただ、そこで一喜一憂していたら苦しい状態になってしまうので、常にチャレンジャーとして1試合1試合に懸ける気持ちは相手チームより持ってアグレッシブに戦っていくことが1部昇格に必要だと思う」
上林真斗

試合を振り返って
「素直に悔しい気持ちが1番大きい。前半の失点が無ければ結構自分たちのサッカーができる時間があったので、自分たちの課題や悪いところが今日は全部出ていた」
2点失点後に追加点を与えなかったセーブ力についてどのように考えるか
「まず1点取られた時に2点目を絶対に与えないという気持ちでやっていたが、2点目を取られ、厳しくもあったがこれ以上失点すると試合が終わってしまう(と感じた)のでとにかく失点しないという意識でやっていた」
2点目を取られた後に話し合う場面があったが、どのようなことを話していたのか
「失点のシーンの前の(動きについて)の反省会をしていて、次は無いぞというような引き締めの言葉をかけていた。終わってしまったことなので切り替えていこう、時間はまだあるので頑張っていこうと話していた」
1点を返した後半の戦いについてどのように考えるか
「法政の時(アミノバイタルカップ決勝戦)と一緒でタレントが多いチームが相手になるとこういう展開になってしまうことが自分たちの課題。1点取れたことはいいことかもしれないが、90分で考えた時に自分たちはチーム(単位)でやっているが、個のレベルが上がらないと上のクラブや(リーグ戦の)1部のチーム、インカレ常連のチームと戦った時にもう3段階くらい上げないとこういった舞台にコンスタントに来ることはなかなか厳しい。もっと全員がレベルアップしなければいけないと思う」
天皇杯直前には全日本選抜にも選出されたが、イタリア遠征から成長した点はあるか
「全日本の合宿に参加させてもらって(関東リーグ)1部や関西、九州など普段とはカテゴリーが違う選手と一緒にやって、全員がほぼJ1の知っている選手たちと一緒に過ごして考え方やサッカーに向き合う姿勢を学べた。自分が通用したところもしなかったところもあったが、帰ってきてから時間が無かったので個人的には落とし込みは全然できなかった。上のレベルの選手と戦ったのをどんどんチームに落とし込んで、自分たちがまいた種を後輩たちに拾ってほしい。(そして)来年、再来年もこういった舞台に帰ってきて、もっと大きな舞台に出られるようなチーム作りをしてほしい」
総理大臣杯についての意気込み
「とにかく自分たちは天皇杯とアミノで注目はされていると思うが、そこに浮足立たず、自分たちも常にチャレンジャーという気持ちで臨みたい。(初戦の)相手は阪南大で、勝ったら日体大か静岡産業大(という状況)で、全国大会なので弱いチームはないと思う。トーナメント戦では良い結果が出ているが、それをリーグ戦にも繋げないと意味がない。優勝するとインカレに出られるということでチャンスはあると思う。12月の最後までサッカーしたいという目標を達成できるように1週間しか準備する時間がないが、全員の力で勝っていきたいと思う」
志村ぼん

今日の試合を振り返って
「本気で勝ちに行ったし、J1のトップでやってるチームとの対戦ということで自分たちの120%を出す気持ちで臨んでいた。結果的に2-1で敗れてしまって、振り返ってみると力の差は間違いなくあった。チームとしても気合を入れてやっていかないとこのレベルでは戦っていけない(足りない)と感じた」
ハーフタイム中にどのような声掛けがあったか
「2失点してしまったことはかわらないので、あと2点を取って追いつくために自分たちを信じてやることとリスクを負って前に出て相手のミスが起こったときに全員で向かっていくということを話した」
後半の攻撃について
「相手がボールを持つ中でリスクを負ってボールを待ってそこからゴール前に持って行った。岡田のゴールから少し流れがこっち(専大側)に向いてきた中で、もっとゴール前のクオリティをあげていかないといけないと思った。ゴール前に行く選手が自分を含めて増えていかないとこういうレベルの守備陣を崩すのはなかなか難しいと感じた」
ここまで勝ち上がってきたことについてどう思うか
「試合を重ねるごとに本当にチームが成長していたし、一体感も生まれていた。今日もチームとして勝たなければいけない試合という中でしっかり勝ちにもっていける力がまだまだ足りなかったと感じた。プロで活躍していくためにはこのレベルかそれ以上に基準を上げていかないといけないので、自分を含めてみんなもっとやらなければ(レベルを上げていかなければ)いけないと思った。あと1週間後に総理大臣杯が始まるので、反省はするが切り替えて、次もいい状態で臨めるようにチームで話していきたい」
鈴木嘉人

結果に対してどう思うか
「まだやれる部分があったからこそ率直に悔しい」
後半1点を返したところで流れが変わったが、守備についてどのような声掛けをしていたか
「いい時間に1点を取れて、自分たちの時間が来た時に1点を取りに行くということと、取りに行った時のリスク管理はかんば(上林)も結構強く言っていたのでそこは強く意識していた」
柏レイソルのFWに対して競り勝てるシーンが多かったが、手応えについてどう思うか
「自分が今日の課題をカバーできるようにするために1週間で(総理大臣杯までに)成長するのは難しいかもしれないが、もう少し意識的に練習からやっていかないといけないと思った」
日本代表に選ばれた経験がある選手(細谷選手)と対峙してみてどのように感じたか
「この試合が始まる前から意識していて分析では出てくることは知っていたので意識していた。体をぶつけるところだったり、ボールをもらう前の動きだしだったりは普段やっている選手とは違っていた。こういう舞台でサッカーをしたいならそういう選手を止めないといけない中で、なかなかこういう経験(日本代表に選ばれた経験のある選手との対峙)はないので、今日の経験を後期に繋げていきたい」
総理大臣杯への意気込み
「自分たちが勝ち進んで全国の大学からも専修大学がすごいと思われている部分もあると思うが、その分自分たちを食ってやろうと思う大学もあると思う。(自分たちは)チャレンジャーなので1週間で今日出た課題(の改善)や分析も含めて練習から準備していきたい」
道白優斗

今日の試合を振り返って今の気持ちは
「めちゃくちゃ悔しい」
前半の戦いを踏まえて、後半はどのような気持ちで挑んだか
「前半は守備で前に出ず、引き込む形で自分たちのサッカーをしていた。後半は前に出ようという指示もあって守備は前から行ったり、攻撃も結構前から行ったりしたことで前半よりも前線で奪えることが増えたり、自分たちが相手ゴールに迫ったりすることができたのでそこはハーフタイムを通して修正できた」
今日のプレーに関してプロの相手に通用した点や通用しなかった点についてどう思うか
「自分がどのくらい通用するかを楽しみにしてプレーしていた。自分の特徴である1回縦に行って自分一人でシュートできるシーンで緩急もつけてドリブルできたので、自分の特徴は通用すると感じた。相手の17歳の選手の決め切る力や最後にゴールを奪えることは前の選手として1番大事なことなのでまだまだ強くしていかないといけないと思った」
総理大臣杯についての意気込み
「J1の上位の相手と戦えることはなかなか無い中で、自分たちも出せないところ(課題)もあったのでそれを来週の全国大会(総理大臣杯)に向けて1週間で修正して優勝を狙って頑張っていきたい」
李宇韺 監督
選手たちに伝えていたキーワードはあるか
「去年までの公式戦の経験が少なかったので、1試合でも公式戦を多くやるということを伝えていた」
会場の雰囲気についてどのように感じたか
「平日にたくさんのお客さんがいらっしゃることは想定していなかった。我々大学生(のチーム)としては何点取られても最後まであきらめずにやろうとしていた(決めていた)」
トーナメントの戦い方について
「去年よりも前期だけで2倍くらい試合をしてきたのでいい経験をして勉強になった。まだ経験がない(試合経験が少ない)選手も多いので、1発勝負(の試合)でもリーグ戦でも数多く戦うことが成長への近道だと思う。来週から戦い(総理大臣杯)が始まるので1試合でも多く試合をして成長のチャンスをつかんでいきたい」
総理大臣杯1回戦は9月2日、遠野市国体記念公園市民サッカー場 Aで阪南大学と対戦する。
文=作田夏楓(文2)
写真=佐藤祐樹(経済3)、藤林利英(文3)

