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2026.08.22
レスリング

【レスリング部】インカレ 德原がグレコローマン60kg級で優勝!井上が準優勝・湯浅も3位

〈文部科学大臣杯 UNIVASCUP 令和8年度 全日本学生レスリング選手権大会2日目=8月21日 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館〉


 全日本学生レスリング選手権大会(以下、インカレ)の2日目が行われ、グレコローマン60kg級に出場した德原誠馬(文4・高知東高)が優勝を勝ち取った。決勝戦では、前半を3-0で終えると、迎えた後半に追加点を重ね、6-1で相手の反撃を抑え込んだ。また、井上隼佑(商4・飛龍高)が63kg級で準優勝、湯浅堅斗(経営2・樟南高)が55kg級3位で表彰され、専大勢3名が表彰台に上がった。

▲湯浅(写真左)、德原(中央)、井上(右)


  德原が昨年のリベンジを果たした。德原は昨年のインカレで準優勝。開口一番に、「昨年の成績を超えられて安心」と安堵の表情だった。決勝戦の相手・今井選手(国士舘大)はお互い手の内が分かっている相手。「勝ちに徹しながら戦った」。


 序盤、德原がリードする展開に。積極的なグラウンドでの攻めで3点を奪取し、前半の3分を終える。「寝技の状態になることが分かっていた」と後半に向けてディフェンスの意識を高めた。直前の試合で、同期の井上が決勝で敗れた。「(井上の敗北を)気にしすぎたら集中できなくなると思った。自分の試合に集中した」。4年間苦楽を共にしてきた井上の決勝の結果を一度頭から切り離した。

 ▲德原

後半、反則で1点を失うも德原が追加点を獲得する。相手の寝技を防いでからのカウンター攻撃で2点を追加。相手のチャレンジによる約2分間の中断の末、得点が認められ、6-1とリードを広げる。その後は、相手の得意なポジションに持ち込ませない戦いに持ち込む。「さばきながら戦っていた」。リードを守りながら着実に時計の針を進める。

 残り36秒となったところで、德原は外れかけのテーピングを右手ノールックで場外へと投げ捨てた。指を怪我していて、寝技の時には血がついてしまう。ただ、終盤で寝技もない状況。「邪魔だった」。勝つ可能性を少しでも高めるため、余計なものを排除し、最後まで試合に集中し、悲願の優勝を手にした。


 準決勝では3度目の正直を果たした。德原にとって準決勝の相手・森下選手(日体大)は学年が1つ下ながらこの日まで2戦2敗。階級が下の55kg級での対戦では、勝つことはなかった。その後、德原は55kg級から60kg級へと階級アップ。「減量がきつくて階級を上げた」という。3度目の対戦となったこの日、7-0で圧勝。「自分の方が先に階級アップしていたから」と本人は口にするが、森下選手はもともと、55kg級で全国大会を勝ってきた選手。德原の地道な努力が実を結んだ。


 優勝を収めたが、試合後も德原は淡々としていた。「今回のインカレはこの階級の実力者が出ていない。絶対に勝たないといけなかった」。だからこそ、安堵の言葉があった。それでも、「試合の展開の部分、技の精度は成長している」と確かな進歩も口にした。


 今大会は、フリースタイル61kg級での出場も控える。フリースタイルに向けて德原は、「メインはグレコローマン、でも自分はキャプテンなので。フリースタイルも優勝できるように頑張りたい」。勝つための努力を惜しまない主将が、結果でチームを引っ張っていく。







 井上は準優勝で確かな手ごたえを得た。昨年のインカレの同種目の成績は3位。惜しくも決勝の舞台には立てなかった。迎えた、この日の準決勝。2-1で1点差での接戦をモノにすると、試合後は自然とガッツポーズが出た。「減量とか、試合の疲れとかで心が折れそうになることもあった。応援してくれた家族が東京に来てくれていた。それが支えとなって最後勝ち切れたと思う」と気持ちで勝ち切った。

▲井上

 自身にとって、初めての全国大会の決勝の舞台。「とりあえず楽しもう」と自分のレスリングをすることを心がけながら、決勝戦に挑んだ。



「決勝は正直、力の差があった」。その言葉のように序盤から相手に主導権を握られて、スコア0-10と大敗。それでも、井上は前を向く。「僕ができない技を相手は持っていた。それを吸収できればもっと強くなれる」と敗戦をポジティブに捉える。


 井上も、フリースタイル70kg級での出場が決まっている。フリーに向けて「準優勝できたので、次はもっと上を目指したい」と言葉に力を込めた。




 湯浅は、専大に入学して初めて全国大会で入賞を収めたが、準決勝で実力の差を痛感した。本人も「まだまだだった」と語るように、グラウンドの技術面で差を感じていた。点差としても4-17でテクニカルフォール負けと大差をつけられた。湯浅は「メンタル的にもどこかでビビってしまっていたかもしれない」と反省を口にした。

▲湯浅

 ただ、結果が出てきたことに関しては「素直に嬉しい」。天皇杯の出場権も獲得した。


 湯浅もフリースタイル57kg級での出場が予定されていたが、腕の負傷により棄権。フリースタイルでの巻き返しはならなかったが、控える天皇杯・新人戦に向けて、気持ちを切り替えていく。


なお、表彰された3名は、3位以上の入賞者に出場権が与えられる天皇杯(12月開催)への出場権を獲得した。




〈グレコローマンその他選手結果〉


55kg級

木島鼓羽太 (経済1・土浦日大高)2回戦敗退

山本海星(文1・和歌山北高) 1回戦敗退


60kg級

廣田雄介(文3・花咲徳栄高) 1回戦敗退


63kg級

榊颯太(経済4・韮崎工業高)3回戦敗退

妹尾優篤(文2・帯広北高)2回戦敗退

石原弘幸(経営4・玉名工業高) 2回戦敗退

加藤悠玖(商1・岐阜工業高) 1回戦敗退


67kg級

星野歩汰(経済1・大泉高 )2回戦敗退

山一友聖(商1・自由ケ丘学園高)1回戦敗退


72kg級

田澤聡志 (文2・帯広北高)1回戦敗退

本原晴来(文4・日体大柏高)1回戦敗退

茨木凱聖 (経営1・小川工業高)1回戦敗退

高橋世那(経営1・日野高) 3回戦敗退


130kg級

乾志音(経済2・土浦日大高)2回戦敗退


23日、24日に行われるフリースタイルには専大から17名が出場する。



文・写真=佐藤佑樹(経済3)