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〈令和8年度東京都ジュニア柔道体重別選手権大会=7月12日 東京武道館〉
専大は7月12日、東京武道館で行われた東京都ジュニア柔道体重別選手権大会に出場。男子73キロ級に出場した近藤奏太(経営1・習志野高)が見事3位入賞を果たし、全日本ジュニア体重別選手権大会出場への切符を手に入れた。

▲表彰式の様子
今大会に専大からは14名の選手が出場した。73キロ級の近藤は初戦を福田駿心(修徳高)と対戦し、序盤から攻めの姿勢で挑んだ。途中に指導を取られながらも開始2分57秒で1回目の技あり、3分35秒で2回目の技ありを獲得し、合せ一本で勝利した。初戦の勢いを崩さず、「相手が結構強敵で山場だった」と語る2回戦目も勝利。過去に全日本ジュニア出場経験がある森山陽貴(法政大学)との対戦であったが、「何が何でも勝つぞという気持ちでやり切りました」と安堵の笑みをこぼした。その後も近藤の躍進は止まらず、準々決勝に進む。途中、顎を痛める場面もあったが、ゴールデンスコア後、有効をとり準決勝へ。

▲準決勝に挑む近藤
準決勝では、今大会6人もの選手がメダルを手にした、明治大学の野中空仁との勝負。試合前、近藤が得意とする背中への組み手について關監督と入念にシミュレーションを重ねた。試合会場の前には専大柔道部のメンバーが集まり、息を呑んで近藤を見守る。「奏太いこう!」と笹原浩生(経営3・國學院大栃木高)の声がけから試合がスタート。序盤から激しい攻撃を仕掛け、相手に指導を負わせる白熱した戦いになる。開始3分20秒に相手の抑え込みを受けるも粘り強く耐え、ゴールデンスコアへ持ち込む長期戦となった。しかし、ゴールデンスコア突入後数秒で相手に有効を取られ惜しくも敗退に終わった。
今大会の振り返りと今後の目標について、「まだまだ柔道が完成していないので關監督と鎌倉先輩の教えのもと、全日本ジュニアに向けて頑張っていきたい」と語った。母校である習志野高校からの先輩、鎌倉啓太郎(経営4・習志野高)と關龍聖監督の背中を追う、近藤。今後の活躍に期待が高まる。
今大会を振り返って關監督は、「一人でも全日本ジュニアにつながってよかったなという反面、うちの中で強いなと思っていた子たちがあと一歩のところで負けてしまった原因をこれから探していきたい」と振り返る。
▲試合前の岩渕
今回の近藤の活躍について、「序盤はちょっと硬かったが、最近色々と技術指導してきたものが試合でちょっと出てたのがよかった」と語り、「本来の近藤の良さが出ていて、それを相手に押し付けられたのが勝った理由だと思う」と笑みをこぼした。
しかし、2回戦目の森山陽貴(法政大)との試合は、監督も指導する上で苦戦したという。「僕らが近藤にアドバイスしたことが意外と全然はまっていなくて、これ大丈夫かなと思っていた」と、苦悩を明かしたが、近藤は無事この試合を勝ち取った。
普段の稽古では、「ゴールデンスコアでのポイントを取られたら終了というゲームを一通りの乱取り稽古の後に入れ込んだ、個人戦を想定した稽古を行っていた」と言う。今後については「キャプテンの鎌倉(経営4)を筆頭に、個人で全国大会優勝を目指せる学生を出していきたい」と語った。

▲1年生メンバーと關監督に囲まれる近藤
期待のルーキー誕生で新たな可能性を見出した専大柔道部。更なる成長を誓う。
文・写真=河野楓(文2)、大西真由(文2)

