最新ニュース
「アミノバイタル®」カップ2026 第15回関東大学サッカートーナメント大会 兼 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選
決勝 VS法政大学体育会サッカー部
6月28日(日) 17:00 Kickoff
@味の素フィールド西が丘(東京都北区)
専大 0-2 法大
法大 松田、島田
アミノバイタルカップ決勝は法政大と対戦し、0-2で敗北した。プロ内定者を複数擁する法大に対し、前半に自陣での失策からカウンターを浴びて先制を許すと、後半立ち上がりにも追加点を献上。終盤にかけて5人の交代枠を投入し最後まで猛攻を仕掛けるも、一歩及ばず準優勝となった。しかし、今大会を通じて1部所属の相手に3度の「下剋上」を果たすなど、専大が見せた快進撃は確かな成長の証だ。この悔しさを胸に、チームは関東2部、天皇杯予選決勝、そして総理大臣杯でのタイトル獲得へ向けて突き進んでいく。
▲準優勝で表彰される専大イレブン
〈試合前情報〉
準決勝からのスタメン変更は5名。新渕、平川、山下、佐藤漣、那須が外れ、上林、佐藤柚、関谷、道白、塚越が入る。
以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)
GK 21 上林 真斗(法4・昌平高)
DF 3 佐藤 柚太(経営3・白根高)
DF 4 鈴木 嘉人(経済3・実践学園高)
DF 23 溝口 敢大(文3・飯塚高)
MF 5 志村 ぼん(経済4・韮崎高)後半30分OUT
MF 6 関谷 輝(経済3・与野高)後半18分OUT
MF 8 橋本 燦(ネット情報3・帝京長岡高)
MF 15 ラングフォード 海渡(文4・札幌創成高)後半0分OUT
FW 7 道白 優斗(文3・流通経済大柏高)
FW 28 溝口 晃史(法2・大津高)後半28分OUT
FW 16 塚越 幹太(経済4・専大松戸高)後半25分OUT
途中出場
FW 14 那須 奏輔(経済3・東海学園高)後半0分IN
MF 13 小林 亮太(経済4・仙台大附属明成高)後半18分IN
FW 20 橘 風芽(法2・浜松開誠館高)後半25分IN
FW 10 岡村 空(文4・帝京長岡高)後半28分IN
FW 11 佐藤 漣(法3・成立学園高)後半30分IN

▲試合前には、山下が怪我でベンチ外となった岡田のユニフォームを掲げるシーンも

▲決勝のピッチに入場
〈試合展開〉
2014年以来の優勝を目指したが、一歩及ばなかった。前半から両チーム決勝戦らしい硬い入りとなる。法大がボールを保持し、専大が耐える時間が続く。前半5分、右サイドからのクロスに相手FWが反応し、背負ってシュートを狙われるが、ここは鈴木が体を張った守備でシュートを打たせない。すると前半7分に専大がカウンターを開始。道白が自陣からドリブルでボールを運ぶと、最後は敵陣中央からシュートを放ち、見せ場を作る。しかし、前半16分、自陣中央でボールを奪われると、左サイドのクロスのこぼれ球を中央で押し込まれて先制点を与える。

▲失点後、志村を中心に自陣で声を掛け合う
失点直後も法大にボールを持たれる時間が続く。前半29分、左コーナーキックを獲得すると、志村のボールに今大会2ゴールと絶好調の鈴木が頭で合わせるも、枠を捉えられない。前半42分にもピンチを迎える。専大陣地から相手に速攻を許すと、GK上林と1対1のピンチに。上林がストップしたこぼれ球を相手選手に狙われるが、クロスバーに助けられて難を逃れ、試合を折り返す。
後半5分、左サイドからドリブルで進入されると、クロスから相手FWに頭で合わせられ、後半早々に追加点を許す。2点のビハインドとなった後半12分、この日右ウイングバックに入った橋本が中央の道白にボールを供給、道白はドリブルで運んで左足でシュートを放つも、ゴール上へ外れる。すると直後の13分にも速攻から道白がシュートを放つ。これは相手GKに阻まれるも、攻勢を強める。後半26分、ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得。途中出場の那須が左上を狙うも、わずかに枠を外れる。

▲那須が壁の左を狙うフリーキックを放つ
終盤は5人の交代カードを使い、最後まで攻め続けるも得点は奪えずに試合終了。アミノバイタルカップは準優勝で幕を閉じた。

▲試合終了後、肩を落とす専大
〈試合後、インタビュー〉
主将 志村 ぼん

決勝を振り返って
「立ち上がりの入り方は悪くなかったと思う。ただ、法政大学にはチャンスを確実に決めてくる力があり、そこに対して自分たちの詰めがもう一歩甘かった。1本を仕留め切る力を自分たちも身につけていかなければならないと思った」
準優勝に終わったものの、7大会ぶりとなる総理大臣杯への出場を決めた。その点については
「アミノバイタルカップが始まる前から『全国大会に出る』という目標を掲げていた。そこに向けて、チームが一つになって突き進んできた。(総理)大臣杯への切符を掴み取れたことで、自分たちにとってさらにチャンスが広がったし、全国の舞台で戦える経験を得られるのは本当にありがたいことだと感じている」
今大会を通じて、塚越選手が3回戦から3試合連続ゴール、鈴木選手がセットプレーから2得点を挙げるなど、結果を欲していた選手たちが躍動した
「リーグ戦を含めて、チームとしてなかなか難しい時期もあった。それでも、これまで全員で積み重ねてきたものを、こうした一発勝負のトーナメントという舞台で出せたことは、チームにとって非常に大きいと感じている。この勢いや収穫をしっかりとリーグ戦にも繋げていけるよう、さらに実力をつけて(総理)大臣杯に向かっていきたい」
準決勝ではスタメンを8人入れ替えるなど、まさに『総力戦』で勝ち上がってきた。今年のチームの雰囲気や、一体感については
「全員がチームのために働こうという強い意識を持っていた。なかなか試合に出られず悔しい思いをしていた選手であっても、いざピッチに立てば活躍してくれると、メンバー全員が信じてやってきていた。誰がピッチに立っても戦えるということ、それをこの大会を通して示せたと思う」
リーグ戦、そしてその先に控える全国の舞台(総理大臣杯)に向けて、意気込みを
「今大会は準優勝という結果に終わったが、ここで決して満足することなく、常に高いところを目指していきたい。リーグ戦では『1部昇格』を目標に掲げているし、総理大臣杯では日本一を獲って、冬のインカレまで大学サッカーを続けたい。そのために、まずは全員が総力で日々の練習から全力で取り組んでいきたい」
副将 上林 真斗

大会を振り返って
「単純に、ここまで勝ち進んできての準優勝という結果は、悔しい気持ちが一番大きい。ただ、これをポジティブに捉えるのであれば、この悔しさは(夏の)総理大臣杯で晴らすしかない。悔しいという感情は時間が経てばすぐに薄れてしまうもの。だからこそ『もっと成長したい』という貪欲な気持ちを持ち続けたい。決勝で敗れた法政大学を、次に対戦した時には絶対に叩けるようなチーム作りをもう一度やるチャンスをもらった。そう捉えて、この結果を次に繋げていきたい。トータルで見れば、チームにとって良い大会だったと感じている」
先日のJリーグ内定会見の際、「全国大会(総理大臣杯)に行きたい」という強い思いを口にされていた。有言実行で全国への切符を掴み取った、率直な心境は
「正直なところ、初戦で駒澤大学に勝った後は、(4回戦の相手が東京経済大学ではなく)筑波大学が上がってくると思っていた。そこでしっかりと(東経大に)勝ちを収められたのは大きな進歩。去年の自分たちであれば、プレッシャーに飲み込まれて下のカテゴリーの相手に戦い方を合わせてしまい、足をすくわれていたと思う。目標だった全国大会に出場できる嬉しさはあるが、まずは目の前の1試合1試合に全力で取り組むことこそが、良い結果への一番の近道だと思っている。全国の目標は達成できたが、リーグ戦に向けてここで気持ちを切らさずに引き締めてやっていきたい」
今大会は毎試合、異なるヒーローが現れた印象。大会全体のチームの戦いぶりを振り返って
「Iリーグ(インディペンデンスリーグ)でずっと出場を重ねて良い準備をしてきた選手たちが、この大舞台でトップチームに上がって良いパフォーマンスを見せてくれたのは、チームにとってプラスでしかない。この大会にかける思いはみんなあったし、常日頃からの成果が大舞台で示せたと思う」
リーグ戦、そして総理大臣杯へ向けての意気込みを
「とにかく失点を0に抑えることにこだわりたい。後ろが0点に抑えさえすれば、前線の選手たちがゴールを決めて勝てる試合が多い。連戦や怪我人などタフな状況は続くが、試合に負ける悔しさに比べればそのキツさは大したことがない。準優勝という結果に満足せず、もう一度全員で引き締めてやっていきたい」

〈「アミノバイタル®」カップ 直近の成績〉
2026 準優勝(総理大臣杯出場)
2025 3回戦敗退
2024 4回戦敗退
2023 3回戦敗退
2022 3回戦敗退
2021 1回戦敗退
2020 1回戦敗退
2019 2回戦敗退
2018 6位(総理大臣杯出場)
2017 1回戦敗退
2016 2回戦敗退
2015 6位(総理大臣杯出場)
2014 優勝(総理大臣杯出場)
関東2部リーグ次節は、7月18日に明治学院大学戸塚グラウンドで明治学院大学と対戦する。
文=佐藤佑樹(経済3)
写真=藤林利英(文3)、佐藤

