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2026.06.28
サッカー

【サッカー部】5発快勝でアミノ杯8強入り&総理大臣杯出場確定 塚越が2戦連発

「アミノバイタル®」カップ2026 第15回関東大学サッカートーナメント大会 兼 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選 

4回戦 VS東京経済大学体育会サッカー部 

6月21日(日) 11:00 Kickoff 

@時之栖スポーツセンター裾野グラウンドE1(静岡県裾野市) 

専大 5-1 東経大

専大 鈴木、佐藤柚、塚越、道白、山下

東経大 大塚


〈試合前情報〉

 直近の試合からのスタメン変更は1名。那須が外れ、橋本が入る。

以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)

GK 21 上林 真斗(法4・昌平高)

DF 2 岡田 海人(法4・浜松開誠館高)

DF 4 鈴木 嘉人(経済3・実践学園高) 

DF 23 溝口 敢大(文3・飯塚高)後半20分OUT

MF 3 佐藤 柚太(経営3・白根高)

MF 5 志村 ぼん(経済4・韮崎高) 

MF 6 関谷 輝(経済3・与野高)後半20分OUT

MF 19 岡本 大和(法3・長久手高)前半20分OUT

FW 7 道白 優斗(文3・流通経済大柏高) 

FW 8 橋本 燦(ネット情報3・帝京長岡高)

FW 16 塚越 幹太(経済4・専大松戸高)後半27分OUT

途中出場  

MF 13 小林 亮太(経済4・仙台大附属明成高)前半20分IN 

MF 28 溝口 晃史(法2・大津高) 後半20分IN

DF 29 平川 佳樹 (法2・流通経済大柏高) 後半20分IN

F W 10 岡村 空(文4・帝京長岡高) 後半27分IN

FW 9 山下 基成(文4・大津高)後半27分IN 


 アミノバイタルカップ4回戦は東京経済大学と対戦し、5-1で勝利した。悪天候の中で行われた前半は、1分にCKから鈴木嘉人(経済3・実践学園高)のヘディング弾でいきなり先制に成功。その流れのまま、3分にはCKのこぼれ球を道白が前線に供給すると、浮き球に佐藤柚太(経営3・白根高)が頭で合わせて2点目をあげる。20分には前線からの守備で相手のバックパスから判断ミスを誘い、ボールを奪った塚越幹太(経済4・専大松戸高)が2戦連発ゴールを決めて、前半で早くも試合を優勢に進める。

▲試合開始時は濃霧など悪天候に見舞われた

▲前半1分、最初のセットプレーでいきなり先制

▲2分後には再びセットプレーから追加点

▲塚越のトップチーム復帰後2戦連続ゴール


 雨が止み、霧が晴れた後半も勢いは続く。12分に道白優斗(文3・流通経済大柏高) がショートカウンターからドリブルで持ち運び、鋭い切り返しから左足を振り抜き追加点。その後は失点を喫したが、交代選手たちが流れを変えて攻勢を強めると、山下基成(文4・大津高)のPKで勝負を決定的に。大量得点で快勝した専大は準々決勝進出を決めるとともに、8年ぶりとなる総理大臣杯への出場権を獲得した。

▲ハーフタイム時のベンチメンバー


▲道白が持ち味を活かした得点で東経大を突き放す

▲試合後、選手・学生スタッフたちが喜びを分かち合う



試合後、インタビュー

島嵜 佑ヘッドコーチ

試合を振り返って

 「(悪天候で)どれくらいボールが走るか分からなかったところがあった。積極的に高い位置からゴールに迫るような意識でやろうと話したので、本当に選手が思い切ってやってくれた」


大量得点を奪えた要因とは

「相手は3連戦で戦って、メンバーがあまり変わっていない状況だったと思う。うちの場合は代わって出た選手であったり、怪我でアクシデントがあっても、代わって出た選手たちが一生懸命ゲーム中に準備も含めてやってくれていた。もちろん得点を取れたことは良かったですけど、代わった選手もゲーム中に良さを出してくれた」


準々決勝への意気込み

 「力を出して戦っていくことは皆が意識することだと思う。多分きつい試合にはなると思うが、勝って1つでも上位に進出できるようにやっていきたい」



〈PICK UP PLAYER〉

塚越 幹太

練習惜しまぬ”シンデレラボーイ”が2戦連発 攻撃陣の新たなピースに


 塚越は前回の駒大戦で公式戦今季初スタメン、初ゴールで1部撃破の立役者になった。この試合では3点目となる2戦連続弾を決め、「(東経大は)ポジションも入れ替わりながら変化させてくるチームだったので、簡単にやらせないことは意識しつつ、自分の特徴である得点力を見せることができた」と試合を振り返った。


 守備時には果敢に走って相手にプレッシャーを与え、相手の判断に迷いが生じた隙をついてボールを奪取。相手GKの飛び出しにも落ち着いてシュートを決めた。得点は狙い通りだったと言い、「派手なゴールではないですけど、しっかり守備から得点を奪えた」と回想。東大樹監督時代から培ってきた、専大サッカー部の特徴であるハイプレスがまた一つ成就した。


 この勝利でアミノ杯ベスト8以上が確定し、8年ぶりに総理大臣杯出場への切符をつかみ取った。総理大臣杯は夏の大学日本一を決める大会であり、塚越にとっては人生初の全国大会となる。大学最終年度で総理大臣杯への出場権を獲得したことについて「本当に全国大会出場をずっと待ち望んでいた。人生で初めて全国に行けるので、本当にすごく嬉しい」と嬉しさをかみしめた。

 

 塚越は前回のアミノ杯3回戦で久しぶりにトップチーム出場を果たすと、後半10分の決勝弾で勝利をもたらした。中1日で迎えたこの試合では最前線から相手を追い回し、2戦連発ゴールで4回戦突破と総理大臣杯出場を自らの手で決めた。Iリーグ(インディペンデンスリーグ:セカンドリーグに相当)で今季7試合5ゴール1アシストとアピールを続け、約1年間ぶりに訪れた出番でチームに勢いをもたらした。


 次戦は準決勝進出を懸けて早大と対決する。早大には2年前の順位決定戦で延長戦の末に敗北を喫しており、難敵と再び相まみえることに。優勝を目指すためにも負けられない一戦となり、大一番に強い塚越がどのようなプレーを見せてくれるのか注目だ。どのような状況に置かれようとも努力を重ね、Iリーグから這い上がった『シンデレラボーイ』がスタメン定着に名乗りを上げる。



鈴木 嘉人 

”専修の番人”が燃やす熱き闘志 悔しさをバネに立ちはだかる


 「頭が真っ白になった」”あの日”から2ヵ月と9日。専大の中央を守るセンターバックがゴールという結果で勝利に導いた。2か月前のリーグ第2節、産能大戦。チームは天皇杯予選を無敗で終え、勢いを持って関東2部リーグ戦に挑んだ。しかし、第2節の前半12分、鈴木が相手の決定機を阻止するファウルで一発退場。 78分間数的不利を強いられたチームは2失点で敗れた。「その次の神奈川大戦も0-3で負けて、そのあとの東京国際大戦も0対1で負けた。産能大戦がきっかけだったと思う」とチームが最下位まで転落した過去を振り返った。

 「何か変えてやろう」。ゴール前で体を張る。自分が先頭に立ってやらないといけなかった。毎試合、声を張って体を張ることを常に意識することが鈴木なりの「迷惑をかけた」ことへの挽回だった。 あの日を境に気持ちにも変化があった。「当日はめっちゃ落ち込んだけど、もう切り替えてやるしかなかった」チームメイトが励ましてくれたことが鈴木にとって支えとなっていた。


  退場明けからは公式戦10試合連続でフル出場し、必要不可欠な存在であることを証明している。この日は「なかなか示せていなかった」得点という結果も出した。「毎試合セットプレーでチャンスがある中で、周りからも『お前が決めなきゃ』という言葉があった。自分のなかでも決めてやろうという気持ちがあったので結果に繋がって良かった」と、念願の今季初ゴールを喜んだ。


  専大の中央を守るDFは直近の試合でも本職の守備で存在感を示した。2日前の駒大戦では、185センチを超える相手の強力2トップへのロングボールを終始ヘディングで跳ね返し続けた。「自分が跳ね返せれば、チームが良い方向に行くと思っていた」と無失点で勝利に貢献した。


  1部の駒大を無失点に抑えたが、この試合では後半19分に失点を喫した。鈴木のミスも絡んでいた。「自分のミスで失点した。そこは緩さが出たのでこれを良い経験にしたい」と気を引き締める。


  8大会ぶりの総理大臣杯の出場を決めたが、(総理大臣杯の)シード権争いの戦いは続いていく。控える準々決勝に向けて「メンバーに入っているチーム全員での総力戦だと思う。次はしっかり0で抑えられるように頑張りたい」。昨季は出場機会が限られていたエアバトラーが”あの日”の退場をバネにチームをまだ見ぬ景色へと導く。



道白 優斗

レギュラー争い激化も、”緑のイナズマ”は止まらない。 


総理大臣杯出場を決めた気持ち

「めちゃくちゃ嬉しい。自分は高校で(全国大会に)1回も出たことが無かったし、中学時代は出たけど試合に絡めていなかった。自分として初めての全国で気持ちが入っていたなかで決まって嬉しい」


2年前の4回戦は(vs神大戦1-3)スタメン出場も敗北に終わった

「2年前から成長して自分も(この舞台に)帰ってきた。アミノ杯に懸ける思いはチームで一番強かった自信がある。それが結果に表れて良かった」


直近のリーグ戦は2戦勝ち無しでアミノ杯を迎えた

「直近の流経大戦までは良い試合をしていたなかで、流経大に圧倒されて負けた。アミノ杯前で良い相手だったと思う。やられたので課題も見えてきたし、そこを一回練り合わせることができた」


FWなどスタメン争いが激化している。その点は

「ポジション争いも激しくなっている。今までは自分もそうだが、甘さがあって結果がでてないこともあったので、味方同士で切磋琢磨出来るのはチームを活性化させていると思う」


次の試合に向けて

「総理大臣杯に出れるのは良かったが、まだ準決勝、決勝と西が丘でプレーできるチャンスがある。(早大には)2年前も延長で負けてしまった。総力戦になると思うが、90分で勝ち切るのを目標に自分が出たらまた活躍したい」



佐藤 柚太

”なぜそこに柚太” 類まれな攻撃センスで今季7ゴール目


試合を振り返って

「自分たちはチャレンジャーとして挑んでいる中で、しっかり挑んで集中して最初から上手くプレーできたのが良かった」


総理大臣杯進出を決めた気持ち

「大学4年間で総理大臣杯に出るとかあまり考えていなかった。専大自体も久しぶりだと思うので、(出場出来て)嬉しい」


2点目を振り返って

「ボールが霧の中を抜けてきて、そしたらたまたま頭に当たってゴールに入っていた」


今後に向けて

「総理大臣杯に出られても、次はシード権の争いもある。次も一つになって頑張っていきたい」






文=藤林利英(文3)、写真=佐藤佑樹(経済3)