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〈令和8年度東都大学野球春季リーグ入替戦=6月24日 明治神宮野球場 専大 3-5x 東洋大〉
東洋大との第2回戦は3回表に谷頭太斗(経済4・日本航空石川高)の2戦連続適時打で、この試合も専大が先制。先発の多田結祐(経済3・健大高崎高)は6回裏に勝ち越しを許すが、7回表に山本和輝(経済4・静岡高)のソロ本塁打ですぐさま追いつく。しかし、8回裏に追い付かれると9回2死二塁から梅澤翔大(経営2・専大松戸高)がバックスクリーンへの1発を浴びてサヨナラ負けを喫した。この結果で1勝1敗となり、昇格を懸けた運命の一戦は第3戦にもつれた。

▲多田は104球を投げて6回2失点と粘投した
打線は3回に吉水真斗(経営4・松商学園高)が死球で出塁すると、盗塁で1死二塁の好機を作った。山本が内野安打で繋ぐと、谷頭が初球のカーブを捉えて専大が先手を取る。


▲谷頭の適時打で専大が先制
6回裏に勝ち越しを許してしまうが、山本の先頭打者本塁打で同点に追い付く。4球目の直球を力強く引っ張ると、打球は右翼手の頭上を越えてスタンドイン。1死一塁から井上颯太(経営3・丹生高)が相手投手のベースカバーに走り勝ち、ヘッドスライディングで内野安打。2死一、二塁となり、西尾友冴(経営1・金沢高)が低めの直球を逆方向に打ち返すと、左翼手の前に落ちる適時打で3-2と勝ち越しに成功する。


▲山本のソロ本塁打で一時同点に

▲西尾の適時打で勝ち越しに成功
9回表には勝ち越しのチャンスを作るものの活かしきれない。2死一、二塁から代打・櫻井直道(文2・松商学園高)が空振り三振に倒れる。
投手陣は、先発・多田が得点圏に走者を置きながらも、5回まで無失点の粘投を続ける。だが、6回裏には守備のミスも絡んで同点とされる。また、2死一、三塁からゲッツー崩れの間に三塁走者が生還し、1点をリードされる。
7回裏には1死一、二塁から石井稜馬 (文1・玉野光南高)が登板し、遊直で一塁走者が戻り切れずタッチアウト。わずか3球で2アウトを奪って切り抜ける。
▲石井が見事な火消しでピンチをしのぐ
3-3の同点で迎えた8回裏、4番手の伊東賢生(経済4・千葉黎明高)も東洋大の底力に屈し、中適時打を打たれる。まだピンチは続くが、後を継いだ梅澤が140キロを越える速球を中心に組み立てる投球で追加点を与えず。
▲4番手の伊東
最終イニングも梅澤が腕を振るう。先頭打者が出塁するも、加藤大悟(経営4・専大松戸高)の好送球で盗塁を阻止。後続が四球で一塁へ進むと盗塁を許すも、空振り三振で2死二塁。延長戦まであと一人となり、梅澤は力を振り絞って持ち前のピッチングを見せる。1ボール2ストライクと追い込んだものの、ファウルで粘られるなどしてフルカウントになる。すると、12球目の直球がバックスクリーンに飛び込んだ。まさかのサヨナラ負けに梅澤はマウンド上でしゃがみ込み、踏ん張りもむなしく東洋大に屈した。これで東洋大との対戦成績は1勝1敗となり、両チームの行方は第3戦で決まる。
▲サヨナラ本塁打を打たれ、バックスクリーンを見つめる梅澤
“頼れる3番打者”谷頭の2試合連続先制打
「先制点はまず取りたかった」と振り返る谷頭は初球のカーブをレフトに打ち返して、この試合でも専大が先制に成功。「チャンスの時には積極的に初球から振る」と意識しており、「狙い球は直球だった」と明かしたが「(コースが)甘いなという感じで、上手く拾えた」と落ちる球にも上手く対応した。
2試合ともマルチ安打と打撃好調を維持しているが、特に変わった練習は行っていないと言う。「日々打ち込んで、自信をつけていくために数であったり実践に近いような練習をしてきた」と日頃の積み重ねが実を結び続けている。
チームは計12安打を記録したものの3点に留まり、第2戦目を落とした。試合後のミーティングを通して「あのような勝ち方ができることが一部の力だったので、そこをはね返せるように次戦は勝ちたい」と話した。
入替戦は勝っても負けても次戦が最後となる。悲願達成に向けて「初回から良い流れでチームが入っていけるように、最終回までしっかり粘り強く戦っていきたい」と今日の悔しさを払拭し、リベンジを誓った。
好救援でチームを救った石井
────7回裏1死一、二塁からの登板ではどのようなことを意識してマウンドに上がったのか
「『左バッターでピンチになったときは行くぞ』と言われていたので、準備してマウンドに上がれた。自分の中で、ピンチの場面で左バッター相手に投げることはイメージできていたので、緊張せずに投げ込みました」
────わずか3球でダブルプレーを取り、無失点で抑えた時の心境
「一気に2アウトを取れて抑えることができたのはすごくほっとしましたし、流れも来たのかなと思います」
────次戦への意気込み
「次の試合に勝たないと意味が無いと思っているので、今までのことは忘れて次の試合に集中して絶対に勝ちたい。全員が準備して、誰が出ても絶対に勝てるようにしたいです」
【町田公二郎監督コメント】
────今日の試合について
「勝負は監督の責任なので私の責任です。ただ、打ち取った打球や繋がりがあったことは良かった。投手起用のところで上手くいかなかったことがあった。そう簡単には勝たせてくれないので、最終的には『勝ちたい』という気持ちが学生たちに出るかどうかだと思います」
────3戦目、どういうところが大事になるか
「記録的なミス、記録に残らないミスもやはりゲームの中で出てくると思うので、その辺をしっかりできるかどうか。(この試合では)そういうところが少し出てしまったなと思います」
────山本選手の2試合連続本塁打について
「(自分自身が)びっくりするぐらいなので。結果が出ているので素晴らしいと思います」
────死球を受けて交代した吉水選手の状態について
「アイシングをしているが、どのような状況なのかは分からないです」
文=藤林利英(文3)
写真=能㔟優斗(商1)、大石真碧(文3)、門前咲良(文4)

