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<2026年秩父宮杯第73回関東大学アイスホッケー選手権大会=5月23日 ダイドードリンコアイスアリーナ 専大4-2大東大>
初戦敗退の悔しさを胸に、目標とする9位に向かって試合に臨んだ。
勝ち点3で並ぶ大東文化大との9位決定戦進出を懸けた大一番。一時は追いつかれる展開も、勝負どころで集中力を見せ、4-2で白星をもぎ取った。
第一ピリオド(1P)は、両者一歩も引かぬ一進一退の展開となった。互いにゴール前にパックを運んでは戻されを繰り返す。結局、均衡は破れぬまま0-0で最初の20分を終えた。
続く第二ピリオド(2P)。先制点を決めたのは専大だった。24分29秒に田中陽(法3・光泉カトリック高)がゴール横から鋭く切り込み、華麗に一発を決める。田中は「嬉しかった。点が入ると展開が動きやすいので、この1点を決めたことで後につなげられた」と嬉しそうに自身の得点を振り返る。その後、幾度となくピンチを迎えるもGK小倉康生(商4・釧路工業高)の冷静なセービングで1失点に抑え込み、1-1の同点で最終ピリオドへとつないだ。
▲得点直後の田中
運命の第三ピリオド(3P)。開始わずか20秒、小林氷聖(経済4・釧路江南高)からのアシストでクラーク証音(法3・日光明峰高)が勝ち越し弾を叩き込む。しかし、大東大も粘りを見せ、48分33秒に再び同点に。流れを持っていきたい3P後半。50分20秒、次は小林が自らネットを揺らした。「正直入らないと思っていたが、基礎のプレー、ちゃんとパックに詰めるプレーをした結果、得点できた。そこは自分を褒めたい」と日々の練習の成果が実ったと話す。さらに56分40秒、再び小林がクラークからのアシストを受けて一発を決めた。「人数が多分足りていなかった状況の中で、僕が走っていった。3Pの結構全員が疲れてきている中でしっかり自分の中の役割を理解して走ったからつながった得点だった」。頼れる4年生のシュートが試合を決定づけ、4-2で勝利した。
▲チーム2点目を決めたクラーク
▲アシストしたクラークと喜びを分かち合う小林
髙橋裕一監督は試合前から「先制点を取りたいというのもあるし、逆に取られても最後まで何があるか分からない展開なので、そこをちゃんとやろうと言った」と説いていた。特に課題としていた「ピリオド開始後・終了前の3分間の失点」について徹底的に意識させたという。選手たちは指揮官の懸念をはねのけ、集中力を切らさず戦い抜いた。
次なる舞台は青山大学との9位決定戦。田中は「チーム全員で雰囲気を作って勝っていけたら」と話し、小林も「(秩父宮杯の)最後もしっかり勝って、今なれる最高順位をしっかりとっていきたい」と闘志を燃やす。
文=大竹瑞希(文4)、写真=佐俣莉子(法2)

