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2026.05.22
バレー

【バレー部】優勝を懸けた一戦、山梨学院大学にあと一歩及ばず。

〈2026年度春期関東大学2部バレーボールリーグ戦第10節=5月17日 大東文化大学東松山キャンパス 専大2-3山学大〉

 

 昨日の試合で慶應義塾大学にフルセットの末敗れた専大は、残すところあと2試合となり迎えた今日の一戦、勝てばリーグ優勝という状況下で昨年関東2部リーグ3位の山梨学院大学と対戦した。序盤から流れを掴みきれない場面が見られ、第1セットを先取されると、続く第2セット、稲垣陽斗(経営4・海星高)や塚田国光(法4・船橋二和高)を筆頭に専大の持ち味である高さのあるブロックが活かされ、計5本のブロックが決まりこのセットを獲得。第3セットも勢いを落とさず終始専大のペースで試合が進み、無事セットを獲得した。しかし、第4セットに入り相手のクイックに翻弄され、ラリーは続くも得点に繋がらずこのセットを落とす。勝負の第5セット、セット序盤からマサジェディ翔蓮(文2・福大大濠高)にトスが集まり競り合うも、強みのブロックを相手にうまく使われ流れを作りきれずこのセットを落とし、セットカウント2-3で惜しくも敗れる結果となった。


第1セットスターティングメンバー

 

OH:#3生田 #18岡本

 

MB:#1新居 #2稲垣

 

OP:#14マサジェディ

 

S:#24松元

 

L:#12松下

 

 リーグ戦も終盤となり、一戦一戦の勝敗が運命を分ける状況の中、第1セットは序盤から相手にドシャットやサービスエースを決められ、うまく自分たちのペースに持ち込めない状況が続いた。先に相手チームに20点台に乗られたタイミングで、専大はすかさずタイムアウトを要求。タイムアウト明けにはマサジェディの強烈なスパイクが決まり接戦へと持ち込んだが、最後は相手ブロックに阻まれ、21-25で第1セットを落とした。

 

 第1セットを落とした専大は第2セットから塚田をOPとして起用。メンバーをがらりと変えて臨んだ第2セット、塚田がコートイン直後にドシャットを決め、チームに勢いを与えた。続けて稲垣も1枚で相手のスパイクを仕留め、序盤からブロックで流れをつかむ展開となった。さらに7-10の場面では、セッターを森田慶(経営3・日南振徳高)に代え、昨季のスタメンに近い布陣に。交代後には、新居良太(経済4・開智高)の鋭いクイックや塚田の器用なスパイクなどで順調に得点を重ねた。中盤にはコンビミスやスパイクアウトに加え、乱れたボールを相手にダイレクトで決められる場面もあり一時流れを失うも、19-17の場面では再び塚田がブロックポイントを獲得し、専大が先に20点台へ突入。しかし終盤のこの局面で相手にブロックアウトを巧みに使われ一進一退の攻防に。デュースにもつれ込む激戦となったが、最後は相手のミスを誘い、26-24で第2セットを取り返した。

▲2セット目から起用の塚田


▲塚田のブロックポイントでチームに流れを引き寄せた


 続く第3セットは、第2セットから起用された塚田、森田をそのままスタメンに据えてスタート。立ち上がりから新居のサービスエースでリードを奪うと、7-5の場面ではセッター森田がスパイクを決め、会場を大きく沸かせた。タイムアウト明けには一時相手に流れを渡しかける場面もあったが、緩急をつけた攻撃や新居を中心としたクイックが効果的に決まり、相手を圧倒。25-16で第3セットを連取した。

▲新居のクイック


 第4セットは、20点台までは専大側がリードを保つも、点を取り合う接戦の中で徐々に相手に追い上げられ、21-21で同点に追いつかれる展開に。一進一退のシーソーゲームの中、終盤局面23-23では、セッターを松元空星(経営1・日南振徳高)に戻す采配を見せたが、流れを引き戻すことはできず、23-25で第4セットを落とした。第4セットを振り返ってマサジェディは、「4セット目の中盤あたりで、相手の変な勢いに押されてしまって、こっちが押し返せずに負けてしまった。絶対(点を)取り切れた場面があって、昨日(慶大戦)も今日の山学大戦も相手がぐわっときた時に押し負けてしまうっていうのが大きな反省であるし、専大の課題点なのかなと思う」と語った。


 勝負の第5セット、スタートから生田宗原(経済4・昇陽高)がコートイン。序盤からマサジェディにトスが集中し、1点を奪い合う白熱した展開に。マサジェディは、「自分に上がってくる前提で動いているので、トスが上がったら必ずどんなボールであっても責任を持って決めるし、ミスになっても毎回トスを呼ぶことがエースの役割だと思っている。良い意味でプレッシャーを感じながらプレーしていた」と強い覚悟を持ってチームの攻撃を牽引した。その後、6-6までは拮抗した戦いを繰り広げるも、中盤以降はじわじわと点差を離され、相手に先に10点台へ乗せられる。さらにブロックポイントで勢いづいた相手に主導権を握られた。それでも専大は粘りを見せ、迫力あるラリーを展開するも、最後まで2点差を縮めることができず、12-15で第5セットを落とし、セットカウント2-3で惜しくも敗北を喫した。

▲試合後の選手たち


 試合後、キャプテンの新居は、「昨日負けたからにはもうやるしかないという気持ちで今日の試合に臨んでいたけど、今日は相手に主導権を握られてから取り返したのに、またそれを譲ってしまう展開になってしまったのでもったいなかった。」と今日の試合を振り返った。リーグ優勝の見えていたこの試合、「正直、勝たないと勝たないとって気持ちが先走っていたところもあった。昨日の試合は特に暗いムードが漂っていた場面があったというのはミーティングで話していたので、とりあえず得点を重ねてこっちの流れにしていこうとチームで共有していた」と緊張感のある試合だったことを明かした。

 また今試合途中起用の塚田は、「やはり4セット目、自分たちが取り切れなかったというのが1番の敗因だったと思う」と冷静に分析。苦しい場面でもトスの上がるシーンが多く見られた塚田だが、「今まで1部でずっと苦しい展開を乗り越えてきていたので、メンタルは特に変わらず、いつも通りのプレーを意識した。自分はOP起用だったので、上がってきたトスは一本で決めきれるようにという気持ちで試合に臨んでいた」と自身のプレーを振り返った。


 次戦は5月23日、最終節は大東文化大学と対戦する。この一戦は1部昇格、そして2部リーグ優勝には勝利が絶対条件となる。新居は「もうここまで来たら勝つしかないので、しっかりと気持ちを切り替えて最終戦に標準を向けられるように頑張っていきたい」と次戦に対する意気込みを語った。


文=佐俣莉子(法2)

写真=武田慧一(法2)