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2026.05.20
野球

【野球部】終盤での逆転劇!春季リーグ戦全勝に王手!

〈令和8年度東都大学野球春季リーグ戦=5月19日 等々力球場 専大3-2 駒大〉


 前節(対拓大戦)で二部リーグの優勝が確定した専大。二部リーグ全勝が目前に迫る今節では、駒大と対戦した。序盤に2点を先制されるも、7回裏の攻撃で怒涛の4連打を放ち、同点に追いつくと相手の失策を招いて逆転に成功。開幕9連勝を飾った。


 先発には齋藤新太(経済3・松商学園高)が抜てきされた。専大は1回の表、駒大の攻撃で1死一塁の適時三塁打により先制点を奪われる。また、相手のスクイズが成功し、追加点を取られたことで序盤から2点を追う展開となった。しかし、序盤に点を取られたものの、齋藤は2回以降はスコアボードに0を刻んだ。


〇先発をつとめた齋藤


 齋藤が先発で投げたのは4月15日に行われた帝平大戦以来2回目。好投を演じた齋藤は、「今まであまり投げさせてもらえる場面がなかったが、今回(投げる)チャンスをもらったので自分のピッチングをするだけだと思って投げた」と話す。


 また、自身の投球について「自分は抜けてしまう球が多いので、そこをずっと練習の中で修正していた。それで低めに投げるという意識が自分の中で強く、今日は低めに集まったので、それはよかった」と振り返った。


▲好調なピッチングをした齋藤


 打たれても、内野手の堅実な守備で1つずつ確実にアウトを取る打球で、駒大打線を抑えた齋藤。無死一、二塁になった場面で、監督から「(相手は)多分バントを打ってくるだろうからここが練習の見せどころだ。思いっきり投げてこい」という助言をもらったことで投内連携の成果を発揮した。


▲山本和輝(経済4・静岡高)と西尾の鉄壁の守備


 守備では齋藤の好投と内野陣の働きが功を奏し、三者凡退でテンポの良い守備が展開された。攻撃では、フライアウトが重なり、なかなか得点圏に走者を進めることができず、駒大が2点リードしたまま膠着した状態が続いた。


 〇終盤の猛攻!専大の逆転劇!

 試合が動いたのは7回裏、専大の攻撃。渡辺維介(文3・松本国際高)が放った二塁打が起点となり、井上颯太(経営3・丹生高)が振り逃げで出塁。代打の森誠太(経営4・海星高)が1死一塁の場面で右前安打を放って一、二塁の場面をつくった。続く西尾友冴(経営1・金沢高)がセンターへの安打、住石孝雄(経済3・仙台育英高)の二塁への適時内野安打の間に井上が生還。相手の投手が代わったところで捕手の加藤大悟(経営4・専大松戸高)が右方向への適時打で2点目を追加した。さらに、専大の怒涛の攻撃により相手の失策を招き、住石が生還。この回で一挙に3点を奪い、逆転に成功した。


▲2点目を追加する打撃を放った加藤


▲生還した住石。この回3点目を獲得し、逆転に成功。



 7回裏で初安打を記録した西尾は、「1死一、二塁というチャンスで自分が打席に立たせてもらったので、追い込まれはしたが、自分の打撃スタイルらしく、粘って最後打つことができて、本当によかった」と笑顔をみせた。

 ▲7回裏で初安打を記録した西尾

〇ピンチの場面を凌いだ川上



 7回1/3を投げた齋藤。その後はリリーフとして川上笈一郎(経営2・大阪桐蔭高)がマウンドに立った。継投してすぐの8回表、2死一、三塁の場面で四球での出塁を許し、満塁というピンチに陥る。しかし、打球を三塁手の谷頭太斗(経済4・日本航空石川高)が確実にアウトにしたことで得点を阻んだ。その時の心情について川上は「1点差で相手に負けられない場面で、強気というか負けないという気持ちで投げることができた」と振り返る。

▲齋藤→川上



▲ピンチをくぐり抜けた川上



 自身の投球について、「(齋藤)新太さんが7回までしっかり守ってくれて、8回の途中でピンチを迎えてたんですけど、そこはしっかり自分が変わって(自分の)仕事を果たそうかなと思った。結果的にそれができて良かったなと思う」と振り返った。



コメント


【西尾】

───── 初スタメンで選ばれた時の心境について

 「自分自身、最初怪我をしていて、初の対外試合が今日だった。そのため、最初は緊張していたが、難しいことを考えずに1年生らしくがむしゃらに頑張っていこうと思いました」。


───── 高校野球と大学野球の違いについて

「1つの勝利に向かって全員で必死になっていくというところは、高校野球と変わらないように感じました」。


───── 自分のどういうところをアピールしていきたいか

 「三振しないところに自信を持ってるので、ミート力であったり、守備は派手なプレイはできないんですけど、堅実に1つ1つアウトを取るところを見てほしいです」。


───── 今後の意気込みについて

 「入れ替え戦からメンバーに定着して、チームの力になって勝利に貢献できるように、もっと努力してレベルアップしていきたいです」。


【加藤】

───── 齋藤選手へのリードについて

 「球の強さや投げっぷりがいいピッチャーなので小さくなりらないように、コースなどあまり構えすぎず、大胆に投げさせるようにしました」。


───── 7回での攻撃、適時打について

 「その前の打席の感覚から、なんとなく(球が)見えてる感覚はあったのでなんとか(打つことができた)。フライアウトが続いてしまっていたので、その中で、なるべく低い球で内野の間を抜こうという意識で振りました」。


─────次勝てば全勝。意気込みは


 「勝って10連勝で入れ替え戦に向かって、その勢いで(入れ替え戦を)勝てるように次も勝ちにこだわっていきたいです」。



勝ちたいという気持ちが引き寄せた逆転勝利。

このまま10連勝、そしてリーグ戦全勝をめざして次戦に挑む。


文=髙橋沙瑛(文3)

写真=知地泰雅(文4)