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2026.05.18
サッカー

【サッカー部】積極的な守備意識で掴んだ完封勝利 11年ぶりに天皇杯予選決勝進出!

天皇杯JFA 第106回全日本サッカー選手権大会神奈川県代表決定戦 準決勝


5月10日(日) 11:00 Kickoff


@ニッパツ三ツ沢球技場(横浜市神奈川区)


専大 2-0 Y.S.C.C.横浜


得点者 専大 山下、道白


 〈試合前情報〉

 直近のリーグ戦からのスタメン変更は5名。鶴田、小林、佐藤漣、橋本、橘が外れ、志村、関谷、那須、道白、山下が入る。


以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)


GK 21 上林 真斗(法4・昌平高)

DF 2 岡田 海人(法4・浜松開誠館高)後半45分 O U T

DF 4 鈴木 嘉人(経済3・実践学園高) 

DF 23 溝口 敢大(文3・飯塚高)

MF 3 佐藤 柚太(経営3・白根高)

MF 5 志村 ぼん(経済4・韮崎高)

MF 6 関谷 輝(経済3・与野高)後半31分 O U T

MF 28 溝口 晃史(法2・大津高)

FW 14 那須 奏輔(経済3・東海学園高)後半28分 O U T

FW 7 道白 優斗(文3・流通経済大柏高) 後半45分 O U T

 FW 9 山下 基成(文4・大津高)後半45分 O U T



途中出場  

M F 8 橋本 燦 (ネット情報3・帝京長岡高) 後半28分IN

MF13 小林 亮太(経済4・仙台大附属明成高)後半31分 IN

F W 11 佐藤 漣 (法3・成立学園高)後半45分IN 

F W 20 橘 風芽(法2・浜松開誠館高) 後半45分IN

FW 17 福田 優成(商2・松商学園高)後半45分 IN


 天皇杯予選準決勝はY.S.C.C.横浜と対戦し、2-0で勝利した。前半4分に山下が先制点を決めると、前半44分には道白がドリブルで切り込んでネットに突き刺し、2点のリードを得て試合を折り返す。後半も出足の鋭いプレッシングで主導権を握り、相手に多くの決定機を作らせずに試合終了。専大が11年ぶりとなる天皇杯予選決勝進出を決めた。 

▲応援に回った部員らと共に集合写真


〈試合展開〉 

 3月下旬に開催された天皇杯予選の3回戦に勝利した専大は、JFL(日本フットボールリーグ)に在籍するY.S.C.C.横浜と対戦した。 関東2部リーグでは現在最下位と苦戦が続いている専大だが、その苦戦を払拭するような試合となった。前半4分、いきなり試合が動く。カウンターアタックから道白がPA手前左から左足でシュート。ポストに当たって跳ね返ったボールを山下が詰めて専大が先制に成功する。

▲こぼれ球を押し込んだ山下(左)と喜ぶ那須(右)

 関東リーグ戦では、プレスを回避されてなかなか前進できないことが多い中、この試合では積極的な守備が機能する。ボールを奪った後は速攻とボール保持を使い分けた。前半19分、PA手前左からFKを頭で合わせられるが、専大ゴールの右に外れ、難を逃れる。前半26分には、カウンターからピンチを招く。右サイドからのクロスを上林が必死にキャッチすると、その直後のシュートも上林がセーブ。前半31分、岡田が頭で競った場面で相手のファウルを受け、PA中央でFKを獲得する。那須が放ったFKは壁に当たり決定機とはならずも、積極的なプレーからチャンスを演出する。すると前半44分、道白が相手のパスカットからドリブルでPA内に侵入してシュートを放つ。これがネットを揺らし、前半終了間際に追加点を挙げ、試合を折り返す。 

▲道白(中央)の追加点を祝う

 リーグ戦では、立ち上がりの試合運びが課題となっていた中、後半も専大が主導権を握って試合を進める。後半11分、溝口敢がCKのこぼれ球からシュート、14分には、道白が同じくCKから頭で合わせるがゴールにはつながらない。後半28分にピンチを迎える。PA手前左からシュートを打たれるがクロスバーに助けられ、難を逃れる。終盤は相手陣地でボールを回して相手にチャンスを作らせなかった。前半にイエローカードをもらった岡田や山下を交代させるなど、盤石の試合運びをみせて2-0で試合終了。専大が天皇杯予選決勝進出を決めた。

▲スタンドの応援も含めて"総緑"で決勝進出を決めた



〈PICK UP PLAYER〉

道白 優斗

2得点に関わったフィニッシャー 示した攻守での貢献度


 自身の2本のシュートでチームの公式戦5試合ぶりの勝利に貢献した。まずは前半4分に左足でシュートを狙う。「入りからどんどんシュートを狙っていこう」とシュートの意識も高かった。これは惜しくもポストに阻まれたが、相棒の山下が押し込んだ。前半44分には、相手のビルドアップの繋ぎでパスカットをすると、ドリブルで切り裂いて右足を振りぬいた。道白は「前半の途中からプレスをかけたら(ボールを)奪えるのはチームとして共通理解を持っていた。トラップ際とかをずっと狙っていたので、それを上手く取って冷静に決められた」と振り返る。


 道白は天皇杯予選出場校決定戦でも決勝点を決めた。快進撃を続ける天皇杯予選で存在感を放っている。攻撃で存在感を放つ道白だが、守備での貢献度も高い。前半は、山下、那須とともに相手のパスコースを限定し、ミスを誘った。守備意識については、「ボール中心に動いて、蹴られたら戻って前を追ってと監督からも言われていた。前からプレッシャーをかけて、前線が勢いをつけてあげないと後ろもついてこないと思っていたので、そこは意識していた」という。

▲出場校決定戦(vs産能大)で決勝点を決めた道白。専大はこの試合から天皇杯予選での躍進が続く

 結果を残してきた道白だが、前節は途中出場だった。「結果を残していかないとスタメンでずっと出られることはないと思う」と現状に満足していない。リーグ戦では未勝利が続く。リーグ戦に向けて、道白は「天皇杯も大事ですけど、年間を通して1番大事なのはリーグ戦。(2部から降格して)3部はもう味わいたくないので、ここから良い波に乗って上のチームを目指して頑張っていきたい」と意気込む。



山下 基成

公式戦7試合ぶりの得点 


先制点を振り返って

「もうずっとリーグ戦で決められてなかったのもあるし、ずっとゴールでチームを勝たせたいと思っていた。道白が(シュートを)打つと分かっていたので、こぼれ球への反応を狙っていたらボールがきた」

前半すぐに追加点を取れた

「一点幸先よく決まって、相手の時間帯もあったけど、追加点を取ろうとみんなで話をしていて、前半のうちに2点取れたのはチームとして大きかった」

守備への意識も高かったのでは

「相手の映像を練習前に見て、練習の中で相手を意識したプレッシングの練習ができた。それが試合で活かせたと思う」

次戦への意気込み

「自分とか道白とか前の選手が点を取ることで、チームの勝利に繋がると思うので、そういう取るべき選手が点を取って次の拓殖戦、(決勝の)相模原戦も勝ちにつなげられればと思う」




溝口 晃史

昨季アミノ杯以来の出場 「感謝の気持ちが大きい」


決勝戦進出が決まって今の気持ちは

「リーグ戦で勝てていなかったので、(天皇杯で勝ったのは)リーグ戦にも繋がると思うし、1つタイトルを取るチャンスがあるのはでかいと思う。そういう意味では非常に大きいと思う」

溝口選手は直近のリーグ戦でスタメンに抜擢され、去年のアミノバイタルカップ以来の出場となった。どんな気持ちでいたか

「アミノカップが終わってからずっと怪我で離脱していて、復帰したのが2月の後半あたり。スタッフや李監督も含めてみんながサポートしてくれたおかげで、試合に絡むことができて、感謝の気持ちが大きい」

どんな怪我だったのか

「最初は母趾球の種子骨障害を負って、その復帰中に足首の足根洞症候群になって、少し長く離脱した」

この前の試合でスタメン復帰。どんな気持ちで挑んだか

「久しぶりだったので、とにかくまずは試合勘を取り戻すことを意識して取り組んだのと、まだ(復帰して)2ヶ月なので、走力の部分を意識してプレーしていた」

次戦への意気込み

「今日勝っていいところもあったと思うけど、悪い部分も見えてきたと思う。そこを修正しながら、この流れをリーグ戦に持っていきたいと思う」



志村 ぼん

公式戦5試合ぶりの勝利で「ほっとした気持ち」


試合を振り返って

「関東リーグが開幕してから勝利がない状況で、みんな苦しい状況の中で、1個勝つことができてほっとしている」

決勝戦進出を決めた

「(スタンドからの)応援やベンチも含めて全員が戦って結果が出たと思う。決勝はSC相模原で、J3のチームということでかなり厳しい戦いになると思うけど、また1つ勝利できるように頑張っていきたい」

直近の城西大戦では終了間際に被弾を許して引き分け。どんな話を交わしたか

「試合をするごとにゴール前のとこだったり、我慢するところは成長していると思う。勝ち切る強いチームを作るところを練習から自分が中心になってやっていきたい」

守備への意識は

「まずは全員が思い切ってプレーすることが一番で、(そのうえで)相手のことを飲み込んで自分たちのゲームにするのは、立ち上がりからやっていこうと話をしていたので、そこがうまく全員が意思疎通してゲームを進められたことが1番良かった」

後半の立ち上がりのところが課題になっている試合も多かった。その辺りの改善は

「東国大戦、神大戦含めて後半の立ち上がりにやられてることがあったので、全員で声をかけ直した。苦しい時間帯もチームのために全員で走って良いゲームができた」



 決勝戦は、8月1日に現在J3リーグに所属するSC相模原との対戦が決まった。専大はこれまで4度、天皇杯予選決勝に進出しているが、直近の2013年、2015年の2大会では惜しくも決勝で敗れて本戦進出を逃した。最後の本戦出場は1999年。専大は出場校決定戦から勝ち上がり、決勝戦まで駒を進めた。最後の本戦出場となった1999年以来27年ぶりの天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会の出場を懸けて、専大があと1勝に挑む。



〈天皇杯予選 直近大会の結果〉

2026 決勝戦進出

2025 出場なし(神奈川県予選出場校決定戦敗退)

2024 2回戦敗退 

2023 1回戦敗退

2022 出場なし

2021 3回戦敗退 

2020 準決勝敗退(準決勝からの出場)

2019 1回戦敗退

2018 1回戦敗退

2017 3回戦敗退

2016 1回戦敗退

2015 決勝戦敗退



関東リーグ次節は5月17日に拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場で拓殖大学と対戦する。


文=佐藤佑樹(経済3)

写真=佐藤、藤林利英(文3)