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▲丹(左上)、向田(右上)、平松(左下)、安斎(右下)
2009年以来17年ぶりの伊勢路への切符をわずか0.65秒差で逃した専大。それでも出場した年以来の一桁順位や、初出場の選手も多く今後に光明が見えた大会となった。今回はチームを代表して力を尽くした全8名の選手のレース後のコメントを一問一答形式でお届けする。
〇1組
4着 丹柊太郎(人間科学4・松山商業高) 30分31秒01

▲丹
──レースを振り返って
「率直に、もう少し行けたなというのはあって。他大学の先頭にいた人が(集団から)出てからワンテンポ遅れていて、自分の中でも確実に(ペースを)上げきれるなというところから上がったので、もう少し早く仕掛けていたらもしかしたら突破もあったのかもというのはあります。1組目を任された中で、監督からの期待通りの走りはできたのではないかと思うんですけど、やっぱり全体の結果が結果だけに、得意のラストスパートでもう少し行けたかなというのはありますね」
──最後の全日本大学駅伝予選会を走って
「正直、立川ハーフの後からずっと調子が悪くて。大会の 1週間前くらいまで調子が思ったように上がらなくて。でも、公式戦で絶対に走らないといけないと思ったので、結構直近の調子が悪かっただけに不安はあったんですけど、気持ちだけというか。箱根予選会と同じぐらいの気持ちで合わせることはできましたし、ここ 1か月くらいはずっと食事と睡眠といろいろ徹底してやっていたので、その成果が出たのは素直にこれからの試合に向けて良かったなとは思います。けれど、レース前の心境は正直とても不安だったというのはありますね。でも、みんな応援してくれていたので、徐々に上がって緊張もほぐれてきたかなというのはあります」
──当日までの調子は
「何が調子悪かったのかというと、花粉症がひどくて。花粉症とその薬の副作用でむくんで体重が増えてしまうというのがあって、以前はベスト体重から3kgくらい増えたんですよ。1か月くらい食後に毎回体重計と向き合う日々で、なんとか今日はベスト体重まで落とすことができて走れたので、それは良かったなと思いますね。ずっと調子が悪かったので、練習も離れることもあって」
──毎年、春の時期は花粉症に苦しんでいるのか
「毎年この時期は薬を飲みながらやってみたいな。よく熱も出していたので、苦しみながらでしたけど、なんとかという感じです」
──目標やレースプランは
「ちょっと抽象的なんですけれど、とりあえずトップ集団の中で走りきるというのがあって。どういうレース展開になるか正直予想できなくて、いろいろパターンがあると思うんですけど、どうなろうと先頭の集団でゴールするという。1組目は先頭との差が大事だと思うので、先頭でゴールするのにあたってある程度目星をつけていた選手はいて、その中で冷静そうだなという人を見定めて、それに着いて行っただけですね。それで、予想通りの走りをしてくれたので、気がついたら前にいたという感じです」
──目星をつけていた選手というのは
「城西大の小田伊織選手です。西脇工業出身の選手で高校時代に一緒に合宿をしたんですけど、1組で力があって、上位で来るであろうと想定できていたので、それにつけていたのが良かったかなと思います」
──今後に向けて必要だと思ったことは
「今後、箱根駅伝予選会で僕は上位というか、日本人トップ集団でいきたいなと思っていて。今回は牽制し合いながらラストに上げて、たまたま僕に合っていた試合だったのかもしれないんですけど、常に高速レースの中で粘り切る。今日の4組みたいなレースでも耐えきれるようなスピード・持久力っていうのが多分足りないなと思っているので、そこをつけたいなと思います。これからロードになってくるので、より一層体作りや体幹とか。自分は上半身が結構きつくなったら(体の動きが)硬くなりやすいので、体の使い方のトレーニングをしていきたいなと思います」
──今後に向けての意気込みは
「今回はみんなで走って0点何秒が足りなかったというところで。僕は副主将なので、全日本までもう少し雰囲気作りをすることができたかなとか、後悔があります。これからは全員で前向きに練習をすることで、(箱根駅伝)予選会に向けて一つになれるようなチームを作るために上山を中心に副主将としてサポートできるようにしたいと思っています。あとは戦力としても、(箱根駅伝)予選会で勝ちきるということを意識したいです。(今大会の)この悔しさがあったからこそ、箱根予選会で(結果が)良かったと思えるように、これから練習とチーム作りも頑張っていきます」
──応援してくれた方々へのメッセージは
「いつも応援していただきありがとうございます。もっと応援されるチームを目指して頑張っていきますので、これからも専修大学をよろしくお願いします。僕を応援してくれている人。箱根予選会でもっと良い刺激的なパフォーマンスを出せるように、陸上一筋全てを捧げて頑張りますので見ていてください!」

▲切り込み隊長を務めた副主将はトップランナーへの成長を誓った
19着 向田泰誠(経営2・三浦学苑高) 30分45秒03

▲向田
──レースを振り返って
「レース中、前に行ったり後ろに行ったりして、そこで無駄な体力を使ってしまったかなと思って。丹さんみたいにもう少し上手く後ろから良い感じに(ペースを)上げて、ラストで勝負しないとダメだったかなという、終わってみての感想があります。大学のレースに慣れていないというか、(出走したのが今大会で)3本目なので。慣れていなくて、もう少し大学陸上を知っていかないとだなという風に感じました」
──初めての公式戦であり、初めての全日本大学駅伝予選会を走ってみて
「1組目に選ばれた理由というか、(高校時代は)結構大きい大会によく出ていたので、慣れているというか、どういう場所でも自分の走りができるというので起用してもらいました。そこまで緊張するとかは特になかったのですが、直近の練習でも自分はみんなと違う練習で上がっていっていたので、集団で練習があまりできてなかったので、ちょっと不安要素ではありました。でも、行くってなったので、やるしかないかなという気持ちで挑みましたね」
──目標やレースプランは
「10番以内、一桁順位を狙っていました。レースプランとしては、先頭がどんなレース展開になるかわからなかったんですけど、ある程度、前の方でレースを進めていってラストはスピード勝負に持って行きたいなというプランでした。でも、途中で後ろに行ってしまい、ちょっとプラン通りにはいかなかったという感じです」
──当日までの調子は
「自分ずっと怪我していて、2か月半前ぐらいに走り始めてから右肩上がりで登っていたんですけど、(4月12日の)日体大記録会の1週間前くらいにトラブルがあって。そこで一回調子落として日体走るか悩むぐらいだったんですけど、試合走ってからこの全日本に向けて走りたかったんで。そこまで悪い走りではなかったんで、自分的には一応ずっと右肩上がりでは来てたのかなという風に思うので、実力不足だったのかなという感じです」
──日体大記録会の前のトラブルとは
「料理していたら左足の甲に包丁が刺さってしまって…。病院に行って 7 針縫ってもらって。その週に日体がありました」
──昨年はケガで苦しんでいたが、今年になり好調になった要因は
「自分の土台を作らないといけないと思ったので、個別メニューに変えて練習しています。自分の足に負担がかからないような練習をしていて、今のところ上手くいっているかなという感じです」
──今後に向けて何が必要か
「ざっくり言ってしまえば全部です。挙げるなら、体力不足。やっぱり一年間ほぼ走っていなかったので、相当自分の中で体力が落ちているのかなと最近はよく感じるので、ロングジョグとかを(練習で)増やしていきたいなと思います。あと今回のペース帯は走れるんですけど、もう少し余裕持って走れるペース帯だと思うので、スピードと持久力をもっと高めていかないといけないと思います」
──今後に向けての意気込みは
「今年の自分の(陸上競技部HPに掲載してある)部員紹介の一言で『ちょっと待っててください』って書いていて。まだ、自分はちょっと待っててくださいの先まで行ってないのかなと思うので。もう少し練習をして、ここからどんどん右肩上がりで上がってくるころなので、あとちょっと待っていてくださいという感じです」
──応援してくれた方々へのメッセージは
「いつも応援ありがとうございます。自分はここから上がってくるので、気長に見守っていてください!」

▲同世代で5000m最速のタイムを持って入学した向田の今後の覚醒に期待がかかる
〇2組
4着 平松龍青(経済4・中部大第一高) 29分46秒78

▲平松
──レースを振り返って
「元々、集団の中で走って、なるべく周りを風よけに使いながら最後に上手く上の方に上がっていければいいかなという風には思っていました。途中、レースの中のその場の勢いで結構前の方に出てしまって、そういった中で、集団の前に出させられる場面もあったんですけど、思い切ってここは前についていこうっていうところで、先頭に食らいついていきました。ペース的には余裕があったので、前の方の集団についていって、途中そのペースもその上下した場面があったんですけど、僕にとってはそれが結構回復するところがあったので結果的には良くて、最後みんなは多分消耗していったと思うんですけど、僕は回復して力を使うことが出来たので、かなりいいレース展開の中で最後上げて終わることが出来ました。個人的なレースとしては上手くまとめられたのかなと思っています」
──今大会にはどのような気持ちで臨んだのか
「元々専大が長い間、この全日本大学駅伝から遠ざかっていましたし、予選会もずっと10位以下という結果だったので、専大としてはロードが得意なチームなので、トラックは今年も厳しいレースになるのかなという風には思っていました。しかし、そういった中でもそのミーティングでは出るからには本選をしっかり狙っていこうっていう話し合いをして、本選出場を目標にしていました」
──目標(タイム・着順)は
「元々持ちタイムは僕自身、10000mは組の中でもとても速いわけではなかったので、10着以内っていうのは狙っていたんですけど、でも、ハーフだったら多分僕、組で2番手とかだったので、しっかりタフなレースにもなりましたし、そう予想していたので。10着以内っていうのは最低で、狙えればそれ以上を、と思っていました」
──レースプランは
「レースプランとしては、はっきりとは決めていなかったんですけど、やはり風が強いというのを予想していたので、集団の中で上手く存在を隠しながら、なるべく自分が他の選手に使われないようなプランを立てて臨みました」
──積極的に前方で走っていたが
「勢いの中で前に出ていった感じで。その中で他校の選手が上手くハイペースに持っていってくれた場面があったので、集団が途中分かれた時に前につけたっていうのは本当に運が良かったというか。僕の中では余裕はあったので、うまく後ろと差がつけられるという点でメンタル的にプラスになったので、そこは結果的に良かったのかなという風には思っています」
──当日までの調子は
「かなり体が軽かったと言いますか。軽すぎて逆に不安なぐらいではあったんですけど、最後に流しをした時に感覚も良かったので、トラックレースには、自分は苦手意識があったんですけど、今回はかなりいけるんじゃないかというところで、良かったのかなという風に思います」
──4月の絆記録会は欠場していたが、コンディション面で問題はなかったのか
「3月の末の方に軽い故障をしてしまって、絆も出場は出来たとは思うんですけど、急ピッチで合わせる必要もなく、全日本予選1本でいいという風には長谷川監督からも言われていたので、そこは急がずに、全日本予選に絞ろうと思いました」
──レースの課題・収穫は
「個人的な課題としては、ハイペースにずっと持っていかれたら、余裕がなくなってしまうところ。僕自身、トラックの弱さが目立つので、しっかりハイペースでも押していけるように。それはスパイクに慣らすというのもそうなんですけど、トラック周回に順応させていかなければならない。自分はまだまだ遅いのでスピードを磨いて。ハーフだけじゃなくてトラックもしっかり結果出せるようにしていくのが課題だと思います」
──ラストイヤーをどんな年にしたいか&今後に向けての意気込みは
「ラストイヤーは悔いなくというか、やっぱり箱根駅伝本選に出るのは必ず成し遂げたいと思っていますし、双子の弟(=平松享祐選手)が青学で箱根4区を快走していたので、同じ区間で走って、勝負して終われたら最高の形でこの学生駅伝を終われるかなと思うので、そこを目標にラスト1年やっていきたいです」

▲大舞台での「兄弟対決」に向けて突き進む
16着 安斎陸久(経営2・いわき秀英高) 30分06秒14

▲安斎
──レースを振り返って
「今回は自分としては15着以内を目標にしていて、最初の平松さんの飛び出しは本当に勇気をもらいましたし、自分としても責任を持ちながらのレースとなって、中盤とかは余裕を持って入れたんですけど、ラストの叩き合いのところで他のチームの選手との差を感じてしまうような結果になってしまったので。自分がそこで勝ち切ることが出来れば、この差は埋められたところではあるという風に思うんで、この負けを忘れずに、これからもやっていきたいと思っています」
──初めての公式戦であり、初めての全日本大学駅伝予選会を走ってみて
「怖さが8割9割ぐらいを占めていて、ただその中の1割はワクワクしていたので、少しは楽しみながらのレースはできたかなと思っています」
──今大会にはどのような気持ちで臨んだのか
「箱根予選会だけを見据えるのではなくて、全日本も戦わなければいけない場所だとはずっと思っていました。その中で『今年の専大は一味違うな、強いな』という証明をできる1つの大会かなという風に思っていたので、この前期では大きい大会だったと思います」
──目標は
「自分としては、全日本は速さよりかはもう強さのレースになると思っていたので、もうタイムというか、順位は15着は目標に入っていたんですけど、やはり詰めの甘さが出てしまった16位かなと思います」
──レースプランは
「風が強かったので、ハイペースにはならないかなと想定していました。集団の力を借りながらうまく貯めて、ラストしっかり上げて勝ち切るっていうようなプランを立てていたので、一応プラン通りではあったんですけど、やはり先頭との差というのは大きかったですし、弱さが出てしまったと感じています」
──当日までの調子は
「元々関東インカレのハーフマラソンに出場予定で、そこから1ヶ月ちょっとで仕上げていくという中で、状態はだいぶ上がってきているところではあったので、状態としても走れる時のコンディションだなと思っていました」
──レースの課題・収穫は
「ハーフの時から最後の叩き合いは自分としても課題で、トラックでも同様だったので、しっかり勝ち切る力は今後も意識してやっていきたいなと。ただ、外せないレースという中で、自分としては最低限のところで今日は止められていたのかなと思うので、そういった公式戦、大きな大会でしっかり自分の力を発揮できるように頑張っていきたいと思います」
──今後に向けての意気込みは
「こういった思いはもう一生したくないなと思います。強い、絶対に勝てるチームを目指して、絶対に勝てる選手を目指していきたいなと思います」

▲悔しさを胸に成長を誓った
取材=門前咲良(文4)、宇佐美穣(文3)
写真=藤林利英(文3)、門前

