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〈令和8年度東都大学野球春季リーグ戦=4月29日 大田スタジアム 専大7-1日大〉

▲追加の適時打含む5打数3安打の活躍を見せた吉水
タイブレークを制した後、勝ち点をかけた日大との第2戦。専大は投打が噛み合い7-1で快勝した。これで無傷の開幕6連勝。勝ち点「3」を手に入れ首位の座を守った。
▲7回1失点の好投で2勝目を挙げた多田

▲リリーフとして8、9回を無失点に抑えた伊東
大事な第2戦の先発を任されたのは多田結祐(経済3・健大高崎高)。毎回ランナーを出すも持ち味の打たせて取るピッチングで7回9安打1失点の好投。開幕第2戦の勝利に続き2勝目を手にした。8回からは前日に続き伊東賢生(経済4・千葉黎明高)が登板。2回を無失点に抑え試合を締めた。

▲四球をもぎとり雄叫びをあげる岡田

▲内野安打を放つ加藤 打った後はヘッドスライディングで追加点を奪った


▲貴重追加点となるな内野安打を放つ谷頭 二塁打を放った後はおなじみのポーズも見せた
打線は3回、今季初スタメンの山本和輝(経済4・静岡高)が1死二塁からライトオーバーの適時二塁打で先制。4回に日大に追いつかれるも、裏の攻撃で吉水真斗(経済4・松商学園高)が2死二、三塁から初球をレフトに運ぶ適時三塁打を放ち日大を突き放した。5回には2死満塁から前日適時打を放った岡田晴樹(経済1・明豊高)が四球、加藤大悟(経営4・専大松戸高)のヘッドスライディングも絡んだ内野安打でさらに2点を追加した。続く7回には再び岡田が犠飛、8回には谷頭太斗(経済4・日本航空石川高)の内野安打でリードを6点に。同率首位の相手に快勝した。
〇打たせて取るピッチングで今季2勝目「丁寧に投げ切れた」

▲ 持ち味の打たせて取るピッチングで日大打線に流れを渡さなかった
このカードの第1戦を接戦で制し「チームのいい流れに乗りたかった」と話す多田は「毎回安打がよく出ていたが最少失点でいけた」と粘りのピッチングを披露。ランナーを背負ってからは「自分の持ち味は丁寧なピッチングなので」とコースや低めの変化球を意識して投げていたという。バッテリーの加藤とは「日大が何を狙っているのか、こういうバッターにはどう配球するのかを話していた」。「『今日のボールは悪くない』と言ってもらっていた」と自信をもってマウンドに立った。開幕第2戦ではチェンジアップが刺さっていたが「今日はスライダーとカットボール系の感覚が良かった。変化球でかわしながらピッチングができた」と変化球にさらに磨きをかけ、日大打線に追加点を許さなかった。

▲加藤とは配球の組み立て方をよく話し合っていたという
ここまで毎カード第2戦の先発を任される中、前回の帝平大との2戦目では抑えとして登板。「体調不良になってあて。体調が万全なら先発を投げていた」と1イニングのみの登板になったという。それでも体調不良を乗り越え無傷の6連勝に貢献した。「いい感じで来ているので気を抜かないように」と好投を続ける多田は「このまま8連勝、10連勝までいきたい」とカード第2戦の先発マウンドで勝利を挙げ続ける。
〇絶好調の吉水が猛打賞 苦手な上位打順で勝ち越し打

▲試合後の記者会見では6連勝の「6」ポーズを見せてくれた
4回に追加点が欲しい中、適時三塁打を放った吉水は「投手は真っすぐが強いことはしっていた」と真っすぐを狙い初球で仕留めた。対帝平大戦1戦目では1番に抜擢されるも4打数席で無安打に終わっていた。この後のインタビューでは「下位打線のほうが打ちやすい」と上位の打順に苦戦していたことを明かしていた。それでも「相手が左投手なのもあるが、昨日1年生の岡田が結果を残していたので期待に応えるつもりで打席に入っていた」と再び1番に抜擢されると先制の適時打を含む5打数3安打の活躍を見せた。好調の要因はバッティングに対してアプローチを変えたからだという。「練習を通して秋を越えて今年の春にやっとできるようになった」と自信の表れを明かした。今季は長打が多い吉水だが2打席目には意表を突くセーフティーバントも見せた。「チームのデータを見たときに相手投手が投球後に3塁側に倒れるデータがあったので」とチームバッティングができる器用さも兼ね備えている。

▲追加点となるタイムリーを放つ吉水 前半を終えて打率は5割に到達している
チームが6連勝を飾る中「チームとしては全勝を掲げている。厳しい戦いになると思うが気を引き締めて頑張りたい」と次戦に向けても意気込んだ。これで吉水は今季22打数11安打で打率5割。開幕戦後のインタビューではタイトルの獲得も目標に挙げていたが「意識はしてない。でも個人として目標は挙げているので頑張りたい」と全勝の二部優勝&個人成績としては初のタイトルの獲得を目指す。
〇山本は今季初スタメンで先制の適時打&守備で好プレー

▲先制の適時打を放つ山本
「自分が任された仕事を練習からずっと準備していた」と今季初スタメンを飾った山本は第2打席目で先制の適時打。「1打席目で犠打を失敗して最後にストレートを詰まらされていた」と打席内容を分析し、「ノーボール2ストライクだったので真っすぐを待っていた」と思い切ってバットを振った。3回には先頭打者右前安打となりそうな打球を飛びついてキャッチ。相手に流れを渡さないプレーを見せたが「多田は良いピッチャーなのでコースが内なのか外なのか、変化球やストレートなのかをよく見ていた」と球種ごとにポジショニングを変えていた。

▲自らの役割を明確にし後半戦に臨む
しかし山本は満足していない。「あれをファインプレーにするのではなく、もう少し上手くポジショニングをすれば取れていたと思う」と更なる守備の向上を誓った。「守備・打撃で求められていることははっきりしている」と後半戦も与えられえた役割に磨きをかけていく。
〈コメント〉
【町田公二郎監督】
――先発の多田について
「球速もそうですけど持ち味をしっかりと出してくれたと思います」
――1番に吉水を起用したが
「昨日の試合で打った岡田と吉水を入れ替えました。調子も良かったですしいい形ではまることができたのではないかと思います」
――開幕から6連勝をかざったが
「私はリーグ戦は最初から短期決戦だと思っている。最初から全力で行かないと力は出せないと思っています。これからの試合も相手チームも力を出してきたときに自分たちの野球を見失わないことが必要だと思います」
文=小畑祐人(文3)
写真=藤林利英(文3)

