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<2026年秩父宮杯第73回関東大学アイスホッケー選手権大会=5月6日 ダイドードリンコアイスアリーナ 専大2-10法大>
ジャイアントキリングを狙う専大は、強豪・法政大学と対戦した。

▲ゲーム前の選手たち
掛け声が会場内に響き渡る
キャプテン・GK小倉康生(商4・釧路工業高)率いる新チームが始動した。公式戦初戦の相手は、昨年の同大会で5位の実力を持つ法大。直近の練習試合では1点も取ることができなかったチームである。第一ピリオド(1P)から相手の鋭いシュートが飛ぶ中、DFらの体を張ったプレーが目立った。1P終了間際で連続失点を許したことで専大のペースを取り戻せず、最終的に10失点。それでも、第三ピリオド(3P)にルーキーの橋場樂(商1・白樺学園高)とオルタネイトキャプテンの塩原陸生(法4・日光明峰高)の活躍があり2点を得て、試合は幕を閉じた。
1Pから相手の強いチェックが入った。それでもGK河合真言(法2・日光明峰高)の好セーブやDF陣の守備で約17分間を守り抜く。残り3分で2失点し、1Pを終える。

▲セーブする河合
どうにか流れを変えたい第二ピリオド(2P)。リンク全体を大きく使いながら攻防を繰り広げる。集中したプレーを見せるも強豪相手に敵わず、0―7で2Pを終えた。

▲ピリオド途中で小倉と交代
だがアクシデントがありこのピリオド終わりでベンチに戻る
最終3P。ここで専大側に流れが到来する。49分51秒、西村優空(法2・苫小牧工業高)と古舘旺一郎(法3・八戸工業大学第一高)ら先輩からのアシストを活かし、橋場がシュートを決めた。ルーキーの公式戦初得点にリンク上の選手のみならず、ベンチも大いに沸いた。橋場は「康生さん(=小倉康生)から毎年入ってきた1年生がデビュー戦で決めている、頑張れよと言われて気持ちが入っていた。決められてうれしい」と記念となる一打を振り返った。試合前に声をかけた小倉は「期待に応えてくれるのはキャプテンの僕と(寮で)同じ部屋の橋場しかいないと思っていた。期待に応えてくれてすごく良かった」と同部屋の後輩の活躍を称えた。

▲得点直後の橋場

▲ベンチも盛り上がる
残り約2分の58分4秒には1年生の遠藤友葵(法1・武修館高)のアシストを受け、塩原が得点を決めた。このピリオドでは3失点し、2-10で試合が終了した。

▲得点を決めた塩原
髙橋裕一監督は「1Pの立ち上がりでいい流れで守ってくれて本当に良かったが、残り時間少ない中で2点取られてしまった。この失点の時間帯が無ければ、2Pのスタートがもっとよくいけたのかと思う」と振り返る。それでも「練習試合では1点も取れなかった、シュート数も少なかったので、かなり多く打てたのはポジティブなところ」と得られた2点と選手たちの姿勢を評価した。
キャプテンの小倉も「チームとして初めての試合で結果的に2―10と残念な結果で終わってしまったが、それ以上に去年活動できなかったこともあり、すごく試合ができる有難さを感じた。ここまでの期間練習してきたことが少しは発揮できた」と周りに感謝しながら新チームについて話した。
今年度の目標は一部Aリーグ昇格。キャプテンは「僕が1年生の時から届きそうで届かない目標。後輩たちにもタイトルを沢山取らせたいので、夏大会優勝、秋リーグ一部A昇格を目指す。“二兎追うものは一兎も得ず”というが、どちらも取りたい」と意欲を見せた。
◎高橋監督・小倉康生 一問一答
〇髙橋裕一監督
・新チームになってからのチームの雰囲気は
「ホッケーに関しては、ホッケー班という部門がある。そこが主体的に、練習メニューや声掛け、雰囲気を盛り上げている。去年よりはもっと主体的になっているし、厳しい内容でのトレーニングもしていると思う。キャプテンは全体的にプレー以外のことで話もできているので、やるべき立場はしっかりやっている」
・キャプテンにはどんな期待をしているか
「本当に1番うちの中でも上手なキーパーではあるので、自分のプレーはもちろんのこと、チームのこともしっかり気を配れる人間なので、学年のケアもしっかりできていると思う。このまま自分らしさをずっと出していってもらえればいいかなと思う」
・今年の1年生はどうか
「怪我で2名ほどベンチには入れないが、出ているメンバーに関しては橋場が決めてくれましたし、DFの遠藤も少ないDFの中ではフル出場、スペシャルセットで出てくれている。体は強いので、少ない人数ではあるが即戦力でみんなレギュラーセットをやってくれている。他のメンバーもスピードに慣れたり、怪我が治ったりすればまた戻ってこれると思うので、戻ってきてから楽しみにしたいと思う」
・今年度の目標は
「ホッケーが当たり前にできる訳ではないことを去年痛感しているので、まずそこから。当たり前にやれるのではなくて、色々な人の思いがあってできるということを選手に伝えている。春大会は残り3試合勝っても9位。3試合すべて勝ち切るということ。リーグ戦に関しては混戦の中でAに上がれるくらいレベルアップしておくことが目標。そのために残り3試合とオフ、合宿の過ごし方だと思うので、規律を守る。そこをしっかりして、私生活の方から1つ上を目指せるようにやっていく」
〇新チームキャプテン 小倉康生
・新チームになってからのチームの雰囲気は
「例年に比べたら自分自身を積極的に、個性を発揮するような人間が多いわけでは無いが、その中でもチームの環や人のことを気遣える人が多い。良い感じにチームが作れている」
・今年の1年生はどうか
「うちのチームの戦力として期待されている人たちばかりなので、シーズンがたつにつれてどんどん活躍していってくれたらいいなと思う」
・キャプテンとして心掛けていることは
「キャプテンとして行動するということは、チームメイトもそうだが、OBの方々、親の方々から見られると思う。その中で自分自身言っていることと行動の“言行一致”を意識している。率先して、組織のトップとして、その象徴となれるように自分の言ったことと行動を一致させるように頑張っている」
▲小倉
文・写真=大竹瑞希(文4)

