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〈令和8年度東都大学野球春季リーグ戦=4月28日 大田スタジアム 専大5-1日大〉
前カードから1週間空いて行われた、対日大1回戦。
先発の梅澤翔大(経営2・専大松戸高)と日大の先発、直江新投手が6回までスコアボードに0を並べる投球でテンポ良い試合を展開した。しかし、7回裏に梅澤が「少し抜いて甘く入ったところを狙われた」と一発を浴び先制を許した。その後は抑えるも、打線がつながらず最終回に突入した。
先頭の岡田晴樹(経済1・明豊高)がライト前ヒットで出塁し、その後、2死二塁と好機を作ると打席に立ったのは4番・宮﨑元哉(経営4・明豊高)。低めの変化球を捉えた打球はレフトへの適時二塁打となり土壇場で追いついた。
9回裏の攻撃も無失点に抑え、勝負の行方は延長タイブレーク(無死一、二塁からの継続打順でスタート)へともつれ込んだ。
10回表の攻撃は先頭の渡辺維介(文3・松本国際高)が勝ち越しの適時二塁打を放ち、続く櫻井直道(文2・松商学園高)の犠飛、吉水真斗(経済4・松商学園高)、加藤大悟(経済4・専大松戸高)の連続適時打で4点を追加し、逆転勝利を収めた。

▲先発としては初勝利を収めた梅澤。先発初勝利、今季1勝目の「1」を表した



▲延長10回の連打で勝利を手繰り寄せた。渡辺(上)吉水(中)加藤(下)
〇「何としても返したかった」流れを変えた宮﨑の一振り
専大打線は8回までわずか2安打に封じ込まれ、1点ビハインドで迎えた9回の打席。
「先頭の岡田(=岡田晴樹)が出てくれて、みんながつないでくれた打席だったから何としても返したかった」という気持ちで臨み、結果を出した。「試合の序盤からコントロールが良くて、変化球で芯をずらされる打席が多かった」。その変化球を捉えた打球は左中間を深々と破り、同点となる適時二塁打を放った。
「こんな試合でも最後まで食らいつく意識がチーム内であるので、逆転が多い」と今年から4番を任されている宮﨑もこの試合で体現した。


▲塁上では喜びをあらわにした
〇9回154球の力投で先発として初勝利
今季から本格的に先発としてカードの初戦を任されているエース・梅澤は「直球を武器に組み立てていって緩急も使って勝負できた。後半にスピードが落ちて来た時も直球は上から叩くイメージができていたから良かった」と自身の投球を振り返った。
3回、5回には2死満塁のピンチを迎えたが「周りの守備の声掛けが今季自分が登板した2試合以上に頼もしかった」とチームメイトの声援に応えるような投球で打線の援護を待った。そして迎えた9回、同点に追いつき「また絶対に負けないという気持ちになったので気合が入った。終盤で自分の様々な課題が出てきて点を取られるのは分かっていたから0で抑えられて良かった」と安堵の表情を浮かべながらマウンドを降りた。


▲バットをへし折るほどの直球でピンチを脱出した
しかし、投球の内容に関しては課題を感じる部分があったという。「要所は締めることができて結果的に勝つことができたけど、四死球やボール球の数が多かった。はっきりとしたボール、低めに引っかけるボールなどはダメかなと思っている。そこの部分で相手の直江投手(=直江新投手)と違いがはっきりした」と反省を活かし、次回の登板につなげる。

▲この試合も加藤とバッテリーを組んだ

▲「長いイニングを投げるのは正直しんどい部分はある。でも、マウンドに立つのは楽しいし、18番を背負わせてもらっている以上は少しでも立ちたい気持ちはある」とエースとしての自覚を持った
コメント
【町田公二郎監督】
―――タイブレークで井上颯太(経営3・丹生高)が犠飛で生還した走塁について
「相手の外野手は良い送球だったので、紙一重でしたが、走力でチームに貢献してくれたので良かったです」


▲紙一重の走塁で追加点を奪った
―――1番で出場した岡田の活躍について
「練習でも良い打球、脚力、守備もトータルしたうえで1番打者として起用しました。彼は結果を残しているし、今日もいい形で打ってくれました。1年生だけど、臆することなく持ち味を出しています」
▲4打数2安打の活躍で9回には同点のホームを踏んだ
文・写真=知地泰雅(文4)

