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<JOCジュニアオリンピックカップ2026年U20全日本レスリング選手権大会=4月25日 横浜武道館>
JOCジュニアオリンピックカップに専大から18選手が出場し、グレコローマン60kg級に出場した廣田雄介(文3・花咲徳栄高)が準優勝に輝いた。今大会は1位に世界大会、2位にアジア大会の日本代表として出場する権利が与えられる。廣田は「日本代表を目指して」全日本の舞台に挑んだ。2回戦を3-1、3回戦を5-1と勝利を重ねると迎えた準決勝では、勝ったら日本代表という状況で、普段と違う心境で試合に臨み、グラウンドで得意技を発揮し9-0で圧勝。決勝では、終盤に相手の投げ技を受けて0-11とテクニカルフォール負けを喫したが、「2年間練習してきた組み手が決勝戦でもある程度は出せたと思う」と結果をポジティブに捉えた。

▲表彰台で笑顔の廣田
廣田は元々柔道で実績を残していた。中学校3年生時代には、新潟県の体重別大会(50kg)で優勝を収め、全国大会に出場するほどの実力者だった。「元々柔道のクラブチームの先輩がレスリングが強い高校に何名か行っていた。その流れで推薦をいただいて、高校からレスリングを始めた」と柔道からレスリングへの転向の経緯を振り返る。レスリングで結果を出すために、新潟の中高一貫校を離れてレスリングの強豪、花咲徳栄高を経由して専大へと入学した。競技歴が浅いこともあり、これまでのレスリング人生で表彰台に乗ったことはなかった。「大学に入ってから全く試合で勝てなかった。ほとんどの試合で、1回戦で負けた。逆に勝った回数の方が少ないと思う」と苦境を強いられた大学2年間だったが、3年目の春にその実力が花開いた。廣田は、「高校からレスリングを始めて、初めて全国大会で表彰台に乗れた。とても嬉しい」と素直に喜んだ。廣田のレスリングにはバランス感覚や体幹の面で柔道の経験が活かされている。フリースタイルではなく、上半身の攻防に限定されるグレコローマンスタイルで勝負しているのも柔道歴を活かすためだ。「投げ技だったり、寝技だったり、フリースタイルよりも活かせる」と自分の得意とするフィールドに持ち込んで戦う。

▲廣田は柔道で培った経験を存分に活かして戦う
専大にはレスリングの実力者が揃う。今季より主将を務める徳原誠馬 (文4・高知東高)は先月、同大会U23の部で優勝を果たした。廣田にとっても徳原の結果は刺激になったそうで、「(徳原選手が)負けている姿も見てきたので、自分も勝ちたいと思った」と先輩の姿が刺激になっていた。決勝について廣田は「グラウンドの守りが足りなかった」と分析する。課題を残しながらも、日本代表としてアジアの舞台への出場を決めた。「まだ実感は湧いていないが、新しい目標ができた」。柔道からレスリングに転向してから初めて結果を残した今大会。「初めての国際大会で、日本代表としてプレッシャーに負けずに、自分の強みを出していきたい」。アジアの舞台に向けて廣田は意気込んだ。

▲130kg級3位に終わった乾
グレコローマン130kgに出場した乾志音(経済2・土浦日大高)は惜しくも3位に終わった。2年前も同大会で3位だった乾は「めちゃくちゃ悔しい。同じ結果(3位)では意味がない。成長を疑うような気持ち」と結果を悔やんだ。準決勝では攻めのレスリングを展開するが、「自分が最初に力を使った分、後半に体力切れになって点数を開かれてしまった」と1-10で敗北を喫した試合を振り返った。乾は、今大会に向けて下半身の強化に取り組んだ。ただ、大会1週間前に怪我が重なる不運で、直前に強度の高い練習を行うことはできなかった。万全のコンディションではない状況で、準決勝まで進んだ。今後に向けて乾は、「今の自分のレベル、立ち位置がどのぐらいかをしっかり明確にして今後は勝てるようにしたい」と次なる舞台での飛躍を誓った。
文・写真=佐藤佑樹(経済3)

