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JR東日本カップ2026 第100回関東大学サッカーリーグ戦2部
第2節 VS産業能率大学サッカー部
4月12日(日) 14:00Kickoff
@産業能率大学第二グラウンド(神奈川県伊勢原市)
専大 1-2 産能大
得点者 専大 佐藤柚
産能大 石田、日隠
第2節は産業能率大学と対戦し、1-2で敗北した。前節、終了間際に被弾を許して勝利を逃した専大は、この試合も試練を強いられる。前半12分、鈴木が相手の決定機を阻止するファウルで一発退場。開始早々に数的不利の状況となった。その後は相手にボールを持たれる時間が長く続き、前半29分、前半38分にそれぞれ中央突破から失点を喫し、2点のビハインドを負って試合を折り返す。ハーフタイムに一度円陣を組み直し、気合を入れ直すと少しずつボールを回せる時間が作れるようになる。すると、後半38分、志村のクロスに佐藤柚が頭で合わせて一点を返す。終盤はチャンスを作るも、同点には届かず、試合終了。敗北を喫したものの、1人少ないハンデを背負いながらチャンスを作った後半には収穫も見られた。
▲試合後の専大イレブン
〈試合前情報〉
前節からのスタメン変更は3名。小山、岡本、那須が外れ、鶴田、関谷、岡村が入る。岡田が右CBに入り、鈴木がCBの中央にポジションを変更した。
以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)
GK21 上林 真斗(法4・昌平高)
DF 2 岡田 海人(法4・浜松開誠館高)
DF 4 鈴木 嘉人(経済3・実践学園高)
DF22 鶴田 周(法1・東海学園高) 後半0分 O U T
MF 3 佐藤 柚太(経営3・白根高)
MF13 小林 亮太(経済4・仙台大附属明成高)
MF6 関谷 輝(経済3・与野高)後半25分 O U T
MF 5 志村 ぼん(経済4・韮崎高)
F W 10 岡村 空(文4・帝京長岡高)後半14分 O U T
FW 7 道白 優斗(文3・流通経済大柏高)
FW 9 山下 基成(文4・大津高)後半25分 O U T
途中出場
F W 11佐藤 漣 (法3・成立学園高)後半0分IN
DF 29 小山 達史(法2・前橋育英高) 後半14分IN
M F 8 橋本 燦 (ネット情報3・帝京長岡高) 後半25分IN
F W 20 橘 風芽(法2・浜松開成館高) 後半25分IN
〈試合展開〉
約80分間、数的不利の中で走り続けた。前節、2部開幕戦で慶應大に痛み分けを喫した専大は産能大と対戦した。産能大とは、2月に行われた天皇杯神奈川県予選出場校決定戦で対戦し、延長戦の末に3-2で勝利した。リベンジを狙う相手との再戦となった。前回対戦では前半5分で先制を許したが、今節も序盤から苦戦を強いられる。前半12分、相手選手が裏へ浮き球のスルーパスを供給。これに反応した相手FWを鈴木が後ろから遅れてファウル。審判はこのプレーにレッドカードを提示し、開始早々に10人での戦いを余儀なくされる。1人少なくなった専大は、志村、佐藤柚、小林を最終ラインに下げて4-4-1でブロックを敷いて守る。産能大に長い時間自陣でボールを回されると、前半29分にペナルティエリアでのハンドから相手にPKを与える。これを相手に決められて、先制を許す。

▲失点後、肩を落とす専大
失点後もサイドを大きく使う産能大に支配され、なかなか前進の糸口を掴めない。幅を使われてスライドが間に合わないシーンも多かった。前半31分に山下がカウンターからループシュートを狙うが、ゴール左に外れて決定機には至らない。前半38分、自陣中央からダイレクトパスで崩されると、相手の流れるようなパスワークから失点。10人で2点のビハインドを負って試合を折り返す。
専大はハーフタイムに円陣を組み直す。主将の志村は「(ヘッドコーチの島嵜)佑さんには戦術的な面で細かく指示をいただいて、ウヨンさん(李監督)からはまだやれるという気持ちの部分の指示を受けた。選手たちもまだまだやれるという気持ちでハーフタイムの指示を聞いて後半に挑めたと思う」とハーフタイムの心境を振り返る。

▲ハーフタイムに円陣を組み直す
後半に入り、専大は本日がデビュー戦となった鶴田に代わり佐藤漣を投入する。すると、後半開始早々、カウンターから佐藤漣が得意のドリブルで前進し、攻撃の形を作る。後半14分には、岡村に代わり守備的な小山を投入し、徐々に両サイドの志村と佐藤柚が前進できるようになる。後半25分以降、道白と橘の2トップにボールを預けてマイボールの時間を作る。後半は、数的不利でもボールを後方から回すことで、チャンスに繋げた。すると後半38分、志村が相手との球際の勝負に競り勝つ。左サイドから鋭いクロスを送ると、合わせたのは中央に入ってきた佐藤柚。「(志村)ぼんさんだったらクロスは絶対良いボールが飛んでくると思っていた。(橋本)燦もニアで潰れてくれていたので良いところに入っていけた」と佐藤柚がヘディングで合わせて、1点を返す。その後は、岡田のロングスローや後方からのロングボールでチャンスを作る。終了間際には敵陣中央からFKでチャンスを作るが、反撃は実らず、試合終了。1-2で敗北を喫したが、後半は1人少ない状況で意地のサッカーを見せた。

▲試合後は疲労で足に手を置く選手も多かった
〈PICK UP PLAYER〉
佐藤 柚太
右、左、右、”頭” 4試合連続Gの右WB

この男が止まらない。前半から変わらず劣勢を強いられた後半38分、志村からのクロスをヘディングで叩き込んだ。佐藤柚は、天皇杯神奈川県予選2回戦東海大戦から、公式戦4試合連続でゴールを決めている。東海大戦は右足、桐蔭大戦は左足、慶應大戦は右足、本日は頭とどこからでも得点が取れるのが、佐藤柚の強みだ。前節の慶應大戦は自身のミスから同点弾を喫した。それでも結果でチームを牽引し、チームに不可欠な存在であることを証明する。4試合連続ゴールについては、「幼少期を振り返っても(4試合連続ゴール)はしたことがなかった。それでも、勝たないと意味がない。チームを勝たせられるように、1点じゃなくて2点、3点持っていけるようにしていきたい」とチーム最多得点の攻撃的WBは貪欲だ。
前半早々に退場者が出たこともあり、前半途中には自身がCBの位置にポジションを移した。佐藤柚は、「集中力の部分で、退場者が出ると切れてしまう部分があった。全員で集中力を保って声をかけたが、2失点をしてしまった」とチームとしてメンタル面の成長を訴える。前半の2失点はどちらも中央を突破されてからの流れでの失点だった。「(相手に)食いつきすぎて、どんどんスペースに相手のやりたいようなサッカーをされてしまった。どこのチームも狙ってくると思うので、改善しないといけない」と2部の舞台で甘さは許されないと実感する。
10人となり、思うような攻撃はできなかった。それでも、後半は佐藤柚の右サイドでのドリブルなど一人少ないながらも、チャンスを作った。「みんなが諦めていなかったので、最後の最後まで戦えた。次につながったと思う」と10人での戦いをポジティブに捉える。次節に向けては「今日は(1年生の)鶴田や(岡村)空くんもスタメンだった。次節は(鈴木)嘉人がいない分、自分がカバーをしていきたい。次は初勝利を収められるように、チーム一丸となって切り替えてプレーしたい」。守備も奮闘し、得点も取れるWBとして成長を続ける佐藤柚が、専大を目に見える結果で勝利へと導いていく。
山下 基成
ポストプレーで奮闘も「自分が点を取らないといけない」

試合を振り返って
「入りのところで1人退場してしまって苦しい試合にはなったけど、1人1人がより多く走ろうというのを声かけていた。自分がワンチャンスを決めていれば勝てたかも知れないので、そういうところをもっと練習から突き詰めていきたいなと思う」
退場者を出してからのゲームプランは
「守備で失点をできるだけしないように我慢しながら、奪った瞬間に出ていってワンチャンスを仕留めようという(プラン)」
お互いにどんな声を掛け合っていたか
「人一倍走って、我慢してワンチャンスを仕留めようと話していた。試合中、お互いまだチャンスあるぞと声をかけあっていた」
前半の2失点の原因は何か
「入りで退場者が出てしまって10人になったというのもあるけど、その中で、ゴール前を固めるところだったり、シュートを打たれる所にちゃんと体を正面から当てに行ったりできなかったところが(原因)だと思う」
ハーフタイムには円陣もあった。監督からどのような指示があったか
「1人少ないけど、奪った瞬間に対角の方が空くというのを言われていて、そういうところにボールをどんどん放り入れて、対角からクロスだったり、そういうシーンを増やせればという指示を受けた」
後半は10人の中で攻め込むこともできた 。 次にどう活かすか
「こういう試合を経験できたことをポジティブに考えて、どんなアクシデントがあっても、自分たちで次は勝利に繋げられるようにやっていけたらなと思う」
後半の1点の要因とどうやったら逆転まで行けたと思うか
「得点を取ったシーンは狙い通り。サイドからボールをとれたので、そういうシーンをもっともっと少ない中でも増やしていって、少ないチャンスを決めきれれば逆転にはつながったと思う」
来週に向けての意気込み
「今日負けて、もう負けられないので、自分が(点を)取らないといけないと思う。自分が得点を決めてチームを救えるように頑張ります」
志村 ぼん
10人で示したキャプテンシー

(試合を終えた)今の気持ちは
「早い段階から苦しい時間が続いて失点をしたが、チームとして最後まで戦えたことは今後のプラスになると思うので、そこは自信に変えていいと思う。まだまだ10人になっても戦える力をつけないといけないと思うので、一人一人がレベルアップをしてこれからのリーグ戦を戦っていきたい」
退場者を出してからのゲームプランはどう考えていたか
「(鈴木が)退場してからまずは失点しないことを心がけていこうと話していたが、前半の内に2失点をしてしまって、そこからは出るところで出ないと点が取れないということをチームで声を掛けた。守備で失点をしないゲーム運びをしながら、相手の隙を突いて得点を狙いにいくプランを立てていたが、あと一歩力が足りなかった」
前半早くに10人での戦いになった。どのような声がけをしていたか
「失点してからもみんなの顔を見ると気を落としているわけではないし、まだ俺らならいけるというのが見えたので、そこは自分も安心したし、自分中心にまだやれるぞという声がけをした」
前半の2失点を振り返って、何が原因であったか
「退場者が出たシーンは自分のボールロストが原因なので、そこは(鈴木)嘉人が気を落とす必要はないし、僕に責任があるので、そこはこれから改善していくしかない。2失点をしてしまったのはボールに出るのかしっかり守り切るのかという、少しのズレが失点につながってしまった」
どのような形で攻めようと考えていたか
「奪った瞬間に逆サイドから出ていって、一人少ない中でもその瞬間は後ろから湧き出ていこうとしていた。対角に(ボールを)入れて、こぼれた所やセカンドボールを拾ってから選手たちが出ていくというのは話をしていた」
後半の戦いは10人の中で攻め込むことができた。次に活かすことは
「11人対10人中で後半は1対0という形だったと思うのでそこは自信にしていいと思う。もう一点取りきる力をつけないと、こういう場面では勝てない。まずは失点をしないということでレベルアップをしていきたい」
来週に向けての意気込み
「1節、2節が終わって勝てていないので、必ず勝ち点を取って多くの人が喜んでもらえるような試合にできたらと思う」
李 宇韺(イ・ウヨン)監督
島嵜 佑HCとともに修正力示した後半45分

試合を振り返って、今の気持ちは
「まずは悔しい。ちょっと退場が早すぎた。(退場が)無かったらもうちょっと良いゲームができたと思うが、産能大は強くて力あるチームだった」
前節は惜しくも同点。 本日どういう狙いで挑んだか
「今までやってきたものをやりきること。(サッカーは)勝ったり負けたりするスポーツで、試合をするまでわからない。退場者が出ることもある。それでも選手たちは、一生懸命やってくれたと思うので、次に繋がる試合だと思う」
鈴木選手が退場してから守備時に4-4-1や5-3-1を組み合わせた。 狙いは
「前半、耐えられれば良かったが、PKを取られてリズム感が(悪かった)。後半は縦パスを入れさせなかったことなど、本当に頑張ってくれていたので良かった」
ハーフタイムにどんな指示を送ったか
「最後まで戦おうというところ。1点取ればチャンスはあると思うし、これ以上は失点をしないように。頑張ってみんなで1つになろうというところ」
終盤、1点差に迫る。どうしたら逆転までいけたか
「数的不利の状況なので、数少ないセットプレーやロングスローで点を取るしかないと思っていた。(佐藤)柚太が点を入れてくれて、良い流れになったと思う。後半45分間は良かったと思う」
次節に向けた意気込み
「初勝利を選手たちにプレゼントしたい気持ちがある。次はもっと頑張って、しっかりと戦って勝ち点3を取りたい」

次節は4月19日に神奈川大学中山キャンパストラック内フィールドで神奈川大学と対戦する。
文=佐藤佑樹(経済3)
写真=河野楓(文2)、大西真由(文2)

