News

最新ニュース


2026.04.09
サッカー

【サッカー部】2部開幕戦はドロー発進 後半逆転に成功も、終盤に被弾 

JR東日本カップ2026 第100回関東大学サッカーリーグ戦2部


第1節 VS慶應義塾体育会ソッカー部


4月5日(日) 14:00Kickoff


@生田北グラウンド(川崎市多摩区)


専大 2-2 慶大


得点者 専大 佐藤柚、小林


    慶大 三浦大、朔



 第1節は慶應義塾大学と対戦し、2-2の引き分けに終わった。1部復帰を目指す専大は、勢いを持ってプレスをかける相手に苦戦する時間が続く。前半20分には、左サイドを崩された流れから、失点を喫して1点ビハインドで試合を折り返す。迎えた後半6分、志村のクロスの流れから佐藤柚が公式戦3試合連続となるゴールを決めて同点に追い付く。主導権を握る専大は、後半37分に小林がミドルシュートを決めて逆転に成功する。しかし、試合終了間際に一瞬の隙を突かれて得点を許し、2-2で試合終了。2部開幕戦は白星発進とはならなかった。


▲終了間際に失点を喫し、肩を落とす専大イレブン

〈試合前情報〉

    直近の試合からのスタメン変更は1名。ラングフォードが外れ、岡本が入る。鈴木が右CBに入り、岡田がCBの中央にポジションを変更した。


以下、スターティングメンバ―(3-4-2-1)


GK21上林 真斗(法4・昌平高)

DF 4 岡田 海人(法4・浜松開誠館高)

DF 2 鈴木 嘉人(経済3・実践学園高) 

DF 29 小山 達史(法2・前橋育英高) 

MF 3 佐藤 柚太(経営3・白根高)

MF13 小林 亮太(経済4・仙台大附属明成高)

МF 19 岡本 大和(法3・長久手高)後半22分 O U T

MF 5 志村 ぼん(経済4・韮崎高)

FW 14 那須 奏輔(経3・東海学園高)後半20分 O U T

FW 7 道白 優斗(文3・流通経済大柏高) 後半48分 O U T

FW 9 山下 基成(文4・大津高)後半29分 O U T


途中出場  

F W 11佐藤 漣 (法3・成立学園高)後半20分IN 

MF6 関谷 輝(経済3・与野高)後半22分IN

F W 20 橘  風芽(法2・浜松開成館高)   後半29分IN 

MF 27 岡村 空(文4・帝京長岡高)後半48分IN 


〈試合展開〉

 ▲"強い専修を取り戻す"戦いへと歩みを進めた

 5年ぶりの2部の舞台に挑んだ専大は、昨季は関東1部リーグに所属していた慶應大と対戦した。序盤、専大は勢いを持って攻め込む相手に苦戦を強いられる。前半4分にPA内からシュートを打たれると、前半20分には、左サイドを崩されて相手にドリブルで侵入を許す。相手の快速アタッカーに中央へ切り込まれると、シュートを決められて先制を許す。

▲失点後、声を掛け合う佐藤柚ら

 専大は昨季の関東リーグ14節以来の出場となった岡本と小林の両ボランチのパス交換や、CBの中央に入った岡田からのロングボールで打開を狙うが、なかなかシャドーの道白、那須やCFの山下にボールが渡らない。前半24分、久しぶりに相手陣でボールを受けた道白がスルーパスを前線に供給。これに反応した那須が、得意の左足でシュートを放つが、惜しくも右ポストに嫌われる。前半28分には道白が相手GKと一対一のチャンスを迎えるが、好セーブに阻まれる。徐々に専大がボールを握り始めるが、前半32分にはミスからPA中央でFKを与える。ここは、クロスバーに助けられるものの、前半は主導権を握れずに試合を折り返す。


 ハーフタイムに李監督はゲキを飛ばした。小林は「もっと自信を持ってやろう、もっと前につけていこうと監督から結構きつめに言われた。そこから後半は勢いをもって入れて、早い時間に点を取れたのが大きかったと思う」と振り返る。後半6分、志村が左サイドで前進すると、中央にクロスを送る。小林が足先で触ったこぼれ球は、佐藤柚の元へ。佐藤柚はワントラップから公式戦3戦連発となるゴールを決めて、後半開始早々に同点に追い付く。

▲同点ゴールを喜ぶ部員ら

 攻勢を強める専大は前半とは対照的に山下にボールが収まり始める。後半18分には、山下がキーパーと1対1のチャンスを迎えるが、相手GKの好セーブに阻まれる。前半と打って変わって主導権を握る専大は、立て続けに獲得したCKを鈴木がヘディングで合わせるなど、シュートチャンスを多く作る。終盤に差し掛かった後半37分、ついに歓喜の瞬間が訪れる。左サイドから志村がクロスを送る。一度は相手にブロックされるが、こぼれ球に小林が反応。「専大に来てから、公式戦でまだ点を取ったことがなかった。完璧だった」という一撃が左ネットに突き刺さり、逆転に成功する。

▲小林がダイレクトで突き刺す

▲歓喜に沸く専大ベンチ

 逆転に成功した専大は、守勢に入り、リードを守りにいく。5分のATも経過し、勝利が近づいた90 + 6分、相手GKからのロングボールの処理で後手を踏む。反応が遅れた隙を相手FWに突かれ、得点を許して試合終了。2部リーグ開幕戦はドロー発進となった。

▲後半45分には上林がPKストップをみせたが、勝利にはつながらなかった


〈PICK UP PLAYER〉

小林 亮太

一時逆転のミドル弾 4年目で公式戦初G

 チームとしてやっとの思いでこじ開けた逆転ゴールだった。後半37分、PA中央にこぼれてきたボールをダイレクトでねじ込んだ。後半は、終始専大が押し込んでいた中、欲しかった得点でチームに貢献した。公式戦初ゴールとなったが、「勝ち切りたかった。プレシーズンを結構良い形で試合をできていて、この勢いをもってリーグ戦もというところだったが、自分たちがずっと3部にいた甘さがでた」と勝ち切れなかった悔しさを口にする。


 小林は、天皇杯予選1回戦の桐蔭大FC戦から3試合連続でスタメンで出場を続ける。その間、ボランチの相方は関谷輝、ラングフォード海渡(文4・札幌創成高)、今節では岡本大和など変化する中、好パフォーマンスを維持している。久しぶりの出場となった岡本に対しては、「(岡本)大和もしっかりテクニックのある選手なので、自分よりリラックスしてできるとは思っていた。守備のところもお互いに声をかけながらプレーできた。及第点かなと思う」と振り返る。前半は、相手の3MFに圧力をかけられ、なかなか前線にボールが入らなかった。「前半は相手もブロックをしっかり敷いてていた。自分と(岡本)大和がもっと自信持ってプレーできていれば、楽に攻める回数は増えたと思う」と前半の戦いを振り返る。


 後半は押し込んだが、チームは終盤に追い付かれてドロー決着に。「自分たちが勝ってる状態で、相手がボールを持って、結構アバウトな攻撃も多かったが、その中で自分たちの集中力は明らかに足りていなかったと思う。最後は(佐藤)柚太のところでミスになったが、あのタイミングで反応していたのも、(佐藤)柚太だけだった。そこに中盤もしっかり戻らないといけないし、ベースラインもカバーだったり、前の選手も声をかけるところだったり、全員に何かしら(隙が)あっての失点だったと思う」と90分フルで集中できる強さを訴える。次節に向けては、「自分たちは3部から上がってきて、2部に残留するつもりはなくて、そのまま1部まで行きたい。今回の引き分けをしっかり反省して、次の試合はしっかり勝ち切りたい」と1部復帰に向けて意気込んだ。


岡田 海人

ロングボール駆使する最終ラインの統率役

試合を振り返って

「シーズン前の試合で、自分たちが負けずに勝ち続けたことはプラスに捉えながら、1回忘れて1からやり直そうとした中で、自分たちの甘さが出てしまった。この勝ち点1をネガティブに捉えるんじゃなくて、前向きにポジティブに考えたい」


前半、何度もロングボールを前線に供給。狙いは

「右サイドの佐藤柚は能力が高いので、スペースに落としてあげたら1対1は勝てる信頼がある。(佐藤柚の)強みを活かしてあげるようなボールを意識した」


直近の桐蔭戦は右CBで、本日は中央。違いは

「ポジションは違うけど、やることや求められることは変わらないと思う。どのポジションでも自分はできる自信があるので、そこは問題ない」


後半は終始圧倒 何が変わったのか

「HTに監督から喝が入った。ネガティブじゃなくて、前向きにどんどんトライしていこうと話があった。やっぱりしっかり1人1人自信を持ってできることはわかってたんで、(後半は)1人1人が自分の強みを果たすことを意識してやれていた」


同点に追いついて一時逆転 逆転の要因は

「前半と違って、しっかりみんながスイッチを入れ直して、前向きにチャレンジし続けたことが逆転までいけたのかなと思う」


最後の数分に被弾 何を変える必要があるか

「笛が鳴るまで勝ったとか勝てるかもという思いは誰1人持ってはいけないと思う。笛が鳴るまで全力で100%でやることをしっかりやらないといけない」


最終ラインの相方は下級生 引っ張る気持ちは

「しっかり自分がコミュニケーションを積極的に声を出して取れていると思うので、そこについてきてくれてる2人がいるんで、自分は頼もしい」


産能大戦に向けて

「数ある試合の中の1試合が終わっただけなので、もうしっかり次に向けて、良い意味でこの試合を忘れたい。しっかりもう1回前半から前向きにチャレンジできる試合をしていきたい」




岡本 大和

昨季14節以来の出場 「絶対に勝ちたかった」

試合を振り返って

「相手と自分たちのフォーメーションの関係で、自分と(小林)亮太くんのボランチのところで、落ちて受ければ前を向けるのは事前の分析で分かっていた。前半は前を覗きすぎて相手に閉じられて、(道白)優斗や(那須)奏輔とシャドーのところをうまく使えなくて攻撃が停滞してしまう部分があった。後半は、自分と亮太くんがもっと速いテンポで前につけるのを意識して、(道白)優斗や(那須)奏輔にボールを何本かつけることができたと思う」


昨年どんな気持ちで試合を見ていたのか、振り返って

「去年は怪我をして、復帰してもうまく試合に絡めず、競争に負けてしまった。後半戦の開幕戦の明学大戦でスタメンで出たが、それ以降はもう怪我(の影響)で出られなかった。今年が始まるにあたって、まずは怪我しないことを意識して、ストレッチだったり入浴だったり、睡眠方法だったりを意識していた。自分が出た試合は去年全部負けていたので、もう今日は絶対勝ちたい思いで取り組んだ。勝ち切れなかったのは悔しい」


試合前の心境

「名古屋グランパスU-15の下部組織出身4人(道白、那須、佐藤柚、岡本)で揃って同期で出るのが初めてで、自分は全然試合に絡めていなかった部分もあった。、楽しみな部分と、絶対勝ってやるという強い気持ちを持って挑んだ」


相手は昨季一部の慶應大

 「事前の分析通りに繋いできた。守備のところは自分と(小林)亮太くんがシャドーとFWにも上手く声をかけて、前でできるだけ止めていくことを意識していた。うまくいかない時もあったが、全体を通して処理の仕方は悪くなかった。流れをもっと意識して、自分と(小林)亮太くんが中心になって守備をやっていきたい」


自分の中でいいプレーはあったか

 「前半は消極的なプレーだったり、後半1本目のプレーで縦パスを付けられなくてミスがあった。ところどころでシャドーへのパスだったり、前に入っていく(山下)基成が弾かれて、1対1を自分が詰めれなかったが、そこも狙ってマイボールにできたことは良かったと思う」


今後に向けて

「今日の試合で何回も前を向ける場面で、覗きすぎて付けられない場面があった。準備のところで、ボールの移動中にもっと早く準備をして速いテンポで(前線に)付けたい。かんばくん(上林)のロングボールに対してもっと前への矢印を出してゴール前に入っていくことだったり、セカンドボールを拾って2次攻撃をもっと意識していきたい」



次節は4月12日に産業能率大学第二グラウンドで産業能率大学と対戦する。


文=佐藤佑樹(経済3)

写真=小畑祐人(文3)、佐藤