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2026.04.09
野球

【野球部】タイブレークを制し開幕白星発進!! 梅澤が9回118球の力投&伊東が10回無死満塁のピンチをしのぐ

<令和8年度東都大学野球春季リーグ戦=4月7日 等々力球場 専大6-3東農大>


▲9回118球の力投を見せた梅澤

▲10回裏無死満塁のピンチをしのいだ伊東


 東都大学野球2部春季リーグが7日に開幕した。二部優勝&一部昇格を目標に掲げる専大は東農大と対戦。延長11回に及ぶタイブレークを制し、6-3で勝利した。これで町田公二郎新監督の初陣で勝利を掴んだ。

 開幕戦の先発マウンドを任されたのは梅澤翔大(経営2・専大松戸高)。打たせて取るピッチングで8回まで0を並べる粘りのピッチングを見せた。しかし、9回にストレートを合わせられ、2失点を喫し、完投勝利とはならなかった。延長10回には2番手の伊東賢生(経済4・千葉黎明高)が登板。失策も絡み一時無死満塁のピンチを招いてしまうが、「逆に吹っ切れた」と無失点で切り抜けた。11回には味方の大量援護もあり、1失点に抑えてゲームセット。伊東が勝利投手となった。


▲4番に座り8回に2点目の適時打を放つ宮﨑

▲11回に値千金の適時打を放ちガッツポーズを見せる櫻井


 打線は3回、リーグ戦初スタメンの住石孝雄(経済3・仙台育英高)が1死二塁から中前適時打で先制。8回には1死三塁から4番の宮﨑元哉(経営4・明豊高)の適時打でリードを2点に広げた。延長10回からタイブレークに突入し、窮地を脱して迎えた11回。先頭の渡辺維介(文3・松本国際高)が相手の失策を誘い無死満塁のチャンスを作ると、8回から代打で出場していた櫻井直道(文2・松商学園高)が均衡を破る中前適時打を放ち勝ち越しに成功。続く、工藤翔斗(経営4・大阪桐蔭高)の犠飛、吉水真斗(経済4・松商学園高)がこの日4安打目となる貴重な適時打を放つなど4点を追加した。


〇梅澤は9回118球の力投も開幕戦勝利投手はお預け「逃げの姿勢になってしまった」


▲9回を抑えた後に工藤とともにベンチに戻る梅澤 この日の最速は151km 


 開幕マウンドを任された梅澤はこの日の投球について「ストレートに合わせられてしまった」と初回の立ち上がりを指摘。それでも「回を重ねるごとにストレートが良くなってきて」と後半は自身の投球を取り戻した。しかし、守備のミスも絡み最終回に手痛い2失点を喫し同点に追いつかれてしまう。「その時は逃げの姿勢になっていた。攻める姿勢で挑めば良かった」と悔しさをあらわにした。

 開幕戦のマウンドは不安を抱えながら挑んだという。だが「練習でも球数は投げていて。数をこなして自信を付けてやっていくイメージだった」と練習の成果が不安を払拭する材料だった。バッテリーを組んだ主将の工藤とはボールの組み立てや打者への対応方法について積極的に話し「お互いにオープン戦から会話が増えている」と信頼関係の深まりを明かした。

 この試合で手応えを得たのはカーブだった。「カウントをよく取ってくれた。(打者も)振ってくれていたので、その後のストレートも刺さったのかなと思う」と緩急あるピッチングが功を奏した。「1部昇格」の目標を強調した梅澤。次回の登板で悔しさを晴らし、今季初勝利を狙う。


「吹っ切れて投げれた」伊東は10回裏無死満塁のピンチを切り抜ける


▲工藤と話し合う伊東


 「あの場面で行くとは思っていなかった」と驚きながらもマウンドに立った伊東は「自分のできることをやろう」と梅澤に代わりタイブレークの10回に登板した。

 しかし、いきなり2塁への牽制が逸れてしまう。この場面で捕手の工藤とは「スクイズが来たらしょうがない」と腹をくくり「もう吹っ切れた。自分で抑えるしかない」と思って、逆に強気のピッチングができた。「緊張もあったと思うが言葉には言い表せない」と抑えた後は感情がフワフワしていたという。

 オープン戦は「苦しい期間が多くて」と不調だった伊東。「最終学年というのもあって、チームの中心に立たなくてはいけなかった。自分がやるしかなかった」とプレッシャーを感じていたという。それでも「試合で投げて結果も出せたので良かった」と安堵の表情を見せた。

 伊東は「今年こそ1部に上がりたい。チームの力になりたい」と1部昇格を強調。入学以降初めての1部の景色を目指す。


〇吉水は11回に貴重な追加点となる適時打 4打数4安打の好調 


▲櫻井の後に貴重な追加点となる適時打を放つ

▲ワクワクしていたという吉水 塁上では笑顔を見せた。


 「監督も変わって、新しいチームになってわくわくしていた」楽しみな気持ちで開幕の試合を迎えた。11回に均衡を破った櫻井に続き追加点が欲しい中での適時打。吉水は「抜けたフォークが来た」と甘い球を逃さなかった。今日の試合では4打数4安打の活躍。「冬の間にやってきたことが結果につながったのかなって。今日はたまたま良かった日だったと思う」と練習の成果を確かめた。

 今シーズンの目標は「1部昇格」。「やっぱり秋に1部に行くために春でなんとかしたい」と1部への思いを綴った。さらに今季はタイトルも目指しているという。「2年の春から出させてもらっていて、ずっと不甲斐ない成績だったので今年は取りたい」とラストイヤーへ向けて意気込んだ。恐怖の9番打者吉水。「どんどんチームが良くなるように頑張りたい」とチームに流れを引き寄せる。

 

〇住石は今季初安打が先制の適時打に 開幕スタメンで結果を残す


▲初安打&初打点後は塁上でグータッチ


―今日の先制の打席を振り返って

「中々点が取れない中だったので1打席目よりも集中して打席に入れました」


―狙い球は

「データ的に外が多かったので外を意識していました」


―第1打席からどう修正したのか

「ヘッドラインを意識してバットを振る高さを変えました」


―バッティングの感覚は

「打線の流れや勝利を意識していたのでこんな形(猛打賞)になったのだと思います」


―昨季は途中出場が多い中でのスタメン起用だった

「中々チャンスが巡ってこない中で(スタメンで)使ってもらえたので自信をもって思いきりいきました」


―次の試合に向けて

「エースの梅澤が投げ切ってくれたのでこの流れで守備からもリズムを作って勝ち点を取りたいと思います」


▲新体制の野球部を指揮する町田監督 試合では笑顔を見せていた


文=小畑祐人(文3)

写真=宇佐美穣(文3)、小畑

取材=門前咲良(文4)、佐藤佑樹(経済3)