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◆関東大学リーグ戦第6節 専大24‐19山学大(11月14日・ニッパツ三ツ沢球技場)
1週間前の中大戦での敗戦により後がなくなった専大はこの日、同じく1勝が遠い山学大との試合に望んだ。試合は先制を許してしまう苦しい展開の序盤となったが、前半終了間際に逆転に成功。後半も流れを離すことなく24-19で勝利し、待ち望んだ1部での1勝目を飾った。
<スターティングメンバー>
1.小俣 勇也(経済4・吉田高)
2.中野 勝太(商2・東福岡高)
3.古屋 篤史(経済3・日川高)
4.笹山 大(商4・常翔学園高)
5.西村 龍馬(経営2・高鍋高)
6.大栗 松長 (経営4・國學院栃木高)
7.松土 治樹(経済2・日川高)
8.徳田 隆之介(経営2・東福岡高)
9.古川 浩太郎(商3・東福岡高)
10.石原 武(経済1・東福岡高)
11.奥田 一哉(商3・専大松戸高)
12.太田 涼介(商4・石見智翠館高)
13.山崎 翔(経営3・國學院久我山高)
14.池田 大芽(経営2・秋田中央高)
15.小田 生樹(商2・佐賀工高)
1部残留のために絶対に負けられないこの戦い。しかしここまで全敗の山学大も簡単に負けるわけがない。専大は前半11分、先制トライを許してしまう。自陣ゴールのラックから押し込まれるかたちでの失点であった。しかしその6分後、今度は敵陣ゴール前からのラックから古屋が飛び出しトライ。石原がコンバージョンキックを成功させ、これで7-5とリードする。その後トライとゴールを決められ一時は逆転されてしまうものの、前半終了間際の36分、池田のトライで同点に追いつく。さらに39分には古川、山崎とつなぎ、最後は奥田が左端に飛び込みトライ。これで17-12とリードし前半を終えた。
後半も立ち上がりから専大ペースは揺るがない。17分には古屋が2本目のトライを決め、ゴールも成功し24―12と相手を突き放す。ここから、なんとか1勝を挙げたい山学大の猛攻を受けるが、調子の良いこの日の専大にとって12点というリードは十分であった。1トライのみに凌ぎ試合終了。
この勝利により専大は実に2000年のシーズン以来15年ぶりの関東大学リーグ戦1部での勝利となった。
次戦は拓大との1敗対決。ここで勝って1部残留を決めたい。
(木村健人・商2)
試合後・村田亙監督コメント
――初勝利となりました
ここのところギリギリでの敗戦が続いており、選手たちが自信を無くしていないかと心配していたが、数少ないチャンスを生かしトライを取り切る自分たちのラグビーができていた。また今日はディフェンスがとても良く機能した。ディフェンスの勝利と言っても良いね。
――前半をリードで折り返したことは
終了前の連続トライで逆転し折り返したことで余裕が生まれた。ハーフタイムでは、わずか5点差ということで同点のつもりで後半に挑めと言った。
――後半はリードを守り通しました
後半はラインアウトなどのセットプレーをとれず苦しい戦いとなった。そんななか最後までリードを守りきったのは大きいこと。ディフェンスがほんとによく頑張ってくれた。
――残留へ向けて
拓殖大は昨年も合同練習をさせていただいたチーム。恩返しのつもりでこの試合で勝って6位でのフィニッシュを決めたい。