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専修大学から4人が『B.LEAGUE DRAFT 2026』(1月29日開催)への志望届を提出した。
今シーズン、主力選手としてリーグ戦に出場し、プレーや声掛けでチームを導いてきた松野遥弥(経営4・桜丘高)。しかし、今シーズン、チームはリーグ戦を12位で終え入替戦へ臨むと、山梨学院大学に敗れ無念の2部降格を喫した。4年間を通して、多くの喜びと悔しさを味わった松野。悔しさを知ったからこそ、ドラフトにかける思いは人一倍強い。そんな松野のバスケ人生に焦点を当て、ドラフトにかける思いをひも解いていく。

▲2025年11月2日中大戦
■「喜びと悔しさが溢れた大学生活」
4年間の道のりは決して平坦なものではなかった。
―今シーズンを振り返って
本当に辛かったというか、思うように結果が出なくて、ここまで負けを経験することがなかった。私生活とか楽しい練習もあったんですけど、結果が出ないというところでリーグ戦も22試合あって、苦しかったという部分が一番最初に出てきます。今まで専修が1部に上がってから一回も2部に下がっていないというプレッシャーもあって、経験している子たちが少ない中で、自分が率先して引っ張るということができた試合とできなかった試合の差が激しくて、チーム自体も苦しかったんですけど、自分自身の結果や覚悟という部分に関しての悔いが残るところがありますね。
―4年間を通してプレーや内面の部分で成長できたと思う点
「遂行力」がついたかなと思っていて、それはこの先のBリーグにおいても良い時と悪い時が必ずあると思うので、その中でも気持ちとか遂行する力はついたのかなと思います。


▲2025年10月12日大東文化大戦
―4年間で一番印象に残っている(ターニングポイントとなった)大会とその理由
自分が2年生だった頃の関東新人で7位だったと思うんですけど、そこから全国までいって決勝までいって負けて。準優勝までいった時には、悔しかったんですけど、そこで自信がついて、そこがターニングポイントだったかなと思います。

▲2023年6月11日、第63回関東大学バスケットボール新人戦7位入賞

▲2023年7月16日、第1回全日本大学バスケットボール新人戦準優勝
■「バスケとの出会い、恩師の存在」
―バスケを始めたきっかけ
小学4年生の終わり頃に、何かスポーツを始めようかなと思っていたところで仲の良い一個上の先輩に誘われたのがきっかけです。
―バスケの強豪・桜丘高校での三年間を振り返って
バスケだけでなく、楽しい3年間でした。高校バスケがなかったら今の自分はないなと思うくらいターニングポイントで、ここまでバスケを続けてプロになるきっかけになったかなと思います。高校バスケというよりかは、(江崎)監督に出会えたことが一番大きかったです。(江崎監督は)バスケットに対しての熱量がすごくあって、一人の人間として成長させてくれた恩師です。
―大学バスケに進むことを決意したわけ
バスケをするなら関東の強豪でやりたいという思いはありましたが、そこで通用するかという部分で悩ましくて、美容専門学校にいこうかなと。バスケに対しての熱はありましたが、そこまで自信がなかったという感じでした。きっかけは、監督と将来に対して1対1で面談する機会があって、エースとかシューターの子たちには将来何したいとかではなく、どこでバスケを続けたいのかという質問をしてて、その時自分は美容専門という考えはあったんですが、その答えが出せなくて。その時ぽんと出てきたのが専修大学でした。
―専大バスケ部を選んだ経緯
(専修大学は)やんちゃというか結構自由があるチームで、そこが自分の中で惹かれて、大学生になるので羽を伸ばしたいという部分もあり、いけいけどんどんのチームというイメージもあったので、そこでやりたいなと思いました。他のチームは今とは違って堅いイメージがあり、専修大学が良いなと監督に言ったら「お前っぽいな」と言われたのがきっかけですね。
―高校と大学との違い
高校から大学に上がるにあたって、フィジカルやIQも違くて、一番自分が足りないなと思っていたのはディフェンスの強度で、ディフェンスに対して重要視していなかったことが大きな壁になったかなと思います。今年のリーグ戦で負けが続いてもやめたいなとは思いませんでした。
ーバスケ辞めたいと思ったことは
大学時代に本気でやめようと思ったことがあって、それはバスケが嫌でではなく、もともと芸能の道に興味があり、そういった人と関わるようになり、手の届きそうな部分にあった時にはやめようかなと思いました。
■「次第にプロの道を志すように」
―プロを目指すようになったきっかけ
大学までバスケを続けて、トップを争う位置にいて、続けてきたスポーツをプロフェッショナルの立場でプレーできるというのは誰しもなれる訳ではなく、なりたくてもなれない人もいて、なれるチャンスがあるならなりたいと思って、「誰かの憧れ」になるということに重きを置いているのでそこかなと思っています。
―ドラフト開催への今の心境
最初は曖昧な情報しかなくてあまり注目はしていなかったんですけど、それが確定されていく中で結果が出ないという部分があったので、やっぱり不安が大きいですね。
―ドラフトにエントリーするに至った経緯
挑戦する場が目の前にあり、やらない選択肢はないなと思ったのと、自分が憧れていたキラキラした立場になれるならやりたいなという気持ちが一番大きいですね。
■「そしていよいよ始まるBリーグドラフト」
―ドラフトを目前とした今の心境
正直不安なのは変わらなくて、これから鹿児島レブナイズB2のところで特別指定選手としてプレーするんですが、リーグ戦で2部に落ちてしまって、インカレに出れなかった分、こういったところでプレーしてアピールしたいなと思う。ドラフトというところに対しては、夢というか自分の目標なので、そこで経験を積んでプレミアのチームにアピールしていきたいなと思います。
―松野遥弥が目指す選手像とは
プロ選手としてこれから活動していく中で、自分は目指すならやっぱり日本代表になってオリンピックに出るというのを目標にしていて、そうなることで一番重きを置いている人の憧れになるということにつながっていくのかなと思う。バスケットに関しては、一番上のA代表に絡んでいくことを目標に頑張っていきたいと思っています。
―最後に『B.LEAGUE DRAFT 2026』に向けての意気込みをお願いします
ドラフトは不安なんですけど、自分のやるべきことは変わらないし、どこのチームにいってもどこのリーグにいってもやるべきことは変わらないし、求められていることをどれだけ遂行できるかだと思っているので、自分自身としっかり向き合って、自分に厳しく全力で、プレミアのドラフトに向かって頑張りたいと思います。
今シーズン、リーグ戦で負けを喫したり、2部降格を経験したりと、過去にないほど苦しんだ松野。しかし、そんな苦境の中でも松野は自分自身の内面と向き合い、努力を惜しまず、さらなる高みを目指して歩み続けた。そんな松野の夢は誰からも「憧れる人」になること。その目標を実現するための舞台となる『B.LEAGUE DRAFT 2026』が1月29日に開催される。一度は別の道に進もうかと悩んだ時期もあった。それでもバスケに捧げた4年間。そのすべてをかけて松野は大舞台へと挑んでいく。
文=平野百々花(人間科学2)
写真=髙野葵葉(文4)、平野

