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2025.12.09
ソフトテニス

【男子ソフトテニス部】勢いに乗る男子ソフトテニス部、リーグ戦2位トーナメント準優勝

〈2025年度関東大学選抜・高校選抜ソフトテニス対抗戦・ジュニア研修大会=11月30日熊谷スポーツ文化公園彩の国くまがやドーム多目的運動場〉 

 

 

▲選手たちの集合写真

 

 24チームが3つに分かれたリーグ戦で1勝1敗の2位通過した専大は、2位団体選抜リーグ戦に挑んだ。初戦は2-1で勝利を収め、その勢いのまま後の試合も勝利を重ね、決勝に進む。迎えた決勝戦は3ゲーム目のファイナルマッチまで進んだが、惜しくも敗れ準優勝で大会を終えた。

 

 初戦の霞ヶ浦高校戦に出場したのは、主将の鈴木郁哉(法3・木更津総合高)と三浦瑠斗(ネット情報4・佼成学園高)ペア。相手の前衛を果敢に攻めるプレーをして、得点を重ねる。第2ゲームではサービスエースを決め、試合を有利に進める。相手からのスマッシュを前衛・三浦がボレーで打ち返したのは、第5ゲーム。4-0のストレートでゲームを勝ち取った。その後第6ゲームを取られてファイナルゲームまで進むも4-3と勝ち越し、好スタートを切った。

 

 

▲サービスエースを狙う鈴木

 

 特に白熱したのは、決勝戦の第3試合だ。1部リーグの強豪、國學院大學と対戦した。出場したのは岩井颯良(法2・済美高)・後閑春登(経済1・健大高崎高)ペア。第1ゲームをストレートで取られるものの、第2ゲームは4-1で取り返す。第3ゲームでは最初得点を取られ続けるも、デュースまで追いつく粘り強さを見せる。結果的に第3ゲームは取られてしまうも、第4ゲームは4-1で取り返す。

副主将・岩井は「2回戦目よりは決勝の方が良いという感じで、どんどんと体を温めて試合にも慣れたのが良かったかなと思う」と当時の心境を明かした。

その後のゲームも両者互角の戦いが続き、ファイナルを迎える。ファイナルゲームでは3-7でとられ決勝戦敗退となったが、1部リーグ校相手に一歩も引かない試合運びを見せた。

 

 

主将の鈴木は、「優勝を目指してやれたらなというふうに思いでやっていた。本当に互角の戦いだったが、最後勝ち切れずに終わってしまい悔しかった」と心境を明かした。そして、「今日の試合の課題、最後の1本勝ちきれる、点を取れるようにするのを次は頑張りたいなと思う」と今後は粘り強さを強化するように誓った。

 決勝戦の第三試合に出場した岩井は「決勝での課題で、同点になった時に勝ち切れるプレーだったり、気持ちを見せれるプレイヤーにもなっていきたいなと思う。相手を惑わせて、ボールをより高いところで打ったり速い球で相手を苦しめたりという感じで」と勝ち切れる姿勢が課題だと熱く述べた。

 

 ファイナルゲームでは3-7でとられ決勝戦敗退となったが、1部リーグ校相手に一歩も引かない試合運びを見せた。

 

▲決勝戦で得点を決め、ガッツポーズをとる岩井

 

部内の雰囲気・良いところを主将の鈴木、副主将の岩井にインタビューした。

 鈴木は「練習の質は高く、雰囲気はすごく明るい。明るい選手が多く、自由度が高い」と笑顔で話す。

 岩井も「下級はしっかり上級生にリスペクトを持っていて、上級生は下級生に対して偉そうな態度を取らずに、すごく優しく接している仲。プレーや技術の面でも意見交換ができているので、個人個人を高めていくのに適しているチームだと思う」と部内の雰囲気の良さを語った。


 同日にジュニア研修大会も行われた。コート内を軽く走り、念入りな準備運動から研修会は始まった。前衛の基礎打ちの練習から、簡単なミニゲームまで行われた。今回ソフトテニスをジュニア選手たちに教えたのは、伊藤成那(法3・昌平高)。優しい笑顔で子供たちにアドバイスをする姿が見られた。

 伊藤は研修大会を終えて、「子どもたちがイメージしやすいように説明内容を工夫し、伝えることの難しさを実感した。とても勉強になり、伝え方の重要性を改めて感じられた」と語った。「今後、子どもたちの指導に携わる機会があれば、この経験を活かしてわかりやすい指導を心がけたいと思う」とこの経験を役立てる。


 ▲ジュニア選手に優しくアドバイスをする伊藤


文=田上咲笑(文2)

写真=君嶋悠樹(経済2)