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2025.12.01
バレー

【バレー部】全カレ直前!4年間の軌跡をたどる

12月1日に全日本インカレが開幕した。そこで今回は、チームを牽引する4年生の甲斐優斗(経営4・日南振徳高)、千葉貫世(経済4・東北高)、堀内大志(文4・日南振徳高)、水野永登(商4・岡谷工業高)に4年間の思い出を振り返ってもらった。

▲左から甲斐、千葉、堀内、水野


───今年1年を振り返ってどうでしたか?

千葉「2人いないんでね」


水野「確かに笑」


甲斐「俺らなんも大学に関しては喋れない」


堀内「うん、俺もないわ。あのベッドの上でした」


甲斐「じゃあとりあえず春リーグから振り返ったら」


千葉「結構しんどかった」


水野「マジきつかったね」


千葉「みんなキャラ濃いから言うこと聞かないし笑」


堀内「お前やん。1番お前やんけって言うこと聞かんの笑」


千葉「言うこと聞かないのは色々種類がね。種類があるよ」


甲斐「今シーズンは、最悪の年(笑)」


水野「最悪だよね(笑)1番考えてなかった今年、最悪の年になるって。(春リーグは)まじで勝ち方がわからんかった。どうやって勝つんだっけって」


千葉「めっちゃ競ってても、うん、なんか負けるみたいな」


水野「いいとこまで行くっちゃいったけどね」


甲斐「惜しいなみたいな」


水野「フルセットすんだけどなみたいな。そう、まじフルセット行ったら勝てねえんだよな。とりあえず、でも春は残留できてほっとした感じ」


千葉「そうだね、秘密兵器(甲斐)が来たからね」


───連敗が続き、苦しい展開となった秋リーグでしたが、初勝利を挙げた日体大戦を振り返ってどうですか?

水野「いや、なんかね、泣いちゃいそうだったよね」


千葉「泣いちゃいそうだったけど、まだ1勝だなと思って涙引っ込んだよね(笑)全然切り替え切り替えが早かった」


水野「1、2(セット目)取った時点で、なんか今日行けそうだなって思ったんだよね」


千葉「勢いはあったね。3、4(セットを)取られたら、あ、またいつものパターンやと思ったけど、なんか」


水野「完全に5セット目の出だしのおかげで勝てたよね(笑)」


千葉「うん、相手がボロボロ崩れたからね。嬉しいよね(笑)嬉しい。」


 ───今年の1年生は試合に出ている選手も多いですが、どのように思っていますか?また、ご自身が1年生の時と比べてどう思いますか?

水野「俺が1年の頃はそこまでできなかったなっていう感じだった。頑張って1年にして終わったからっていう。1年にしてはキャリアのある選手は多かったんで」


千葉「そうだね。でも、もうちょい元気よくやってほしかったけど(笑)」


───より長く共に頑張ってきた2、3年生に対してはどうですか?

千葉「もう少し元気よくやってほしい」


水野「一緒じゃん(笑)2、3年生もそんな試合に出たことある子がいなかったんで。試合をするうちに成長してってほしいなっていう感じです」


───4年間の1番の思い出はなんですか?

水野「4年間か-」 


千葉「ありすぎてね、わかんないよね」


堀内「そんなん全カレじゃね」


千葉「だね」


堀内「全カレの初日以外全部(笑)初日めっちゃもう記憶ないわ」


水野「うん、中大戦の方がなんかえぐい喜びがあったよね」


▲笑顔溢れる対談中の様子


───部活外での思い出とはありますか?

千葉「この学年が唯一ない(笑)」


甲斐「誰も企画しない(笑)」


水野「そもそも全員揃うことがあんまりなかった。誰かしらなんかいないんすよね、うちの学年って」


千葉「1年休部するやつもおるし」


堀内「今日の卒アルもいなかったやん」


水野「普通に授業やった(笑)就活とかもね色々あっていない人もいるし」


千葉「みんないない」


堀内「だからプライベートは寮で楽しく過ごしたってぐらいじゃない?」


甲斐「別にじゃね(笑)」


一同「(笑)」

  

堀内「確かに(笑)」


水野「俺らなんか最初めっちゃぎこちない関係だったけど、なんでこんなに喋るようになったんだろうね」


堀内「それ永登だけでしょ(笑)」


一同「(笑)」


堀内「やば、懐かしいね。超懐かしいな」


───寮生活が思い出ということでしたが、どのように過ごしていましたか?また、印象に残ったエピソードはありますか?

水野「やっぱみんなで同じ部屋集まってゲームしたりとかですかね」


千葉「ゲームしてなんか負けたら罰ゲーム(笑)」


水野「ミーティングとか全員で寮でやったりしてたことがあったんで、その時に結構喋ったりとか」


千葉「ミーティングのね、終わった後の雑談が1番楽しかった」


───ちなみにゲームは誰が1番強いですか?

堀内「はいはいはいはいはいはい!」


───逆に誰が1番弱いですか?

堀内「こいつ(千葉)」


一同「(笑)」


堀内「優斗Switchは強い」


水野「そうなんだよね」


堀内「スマブラは俺勝てるよ。遊び大戦が負けるわ。優斗に」


千葉「ツムツムなら強いわ」


堀内「誰もやってない(笑)」  


───入学したての頃と今のご自分を比べて、成長した部分っていうのはありますか?

千葉「みんなちょっと丸くなったんじゃないかなって」


堀内「尖ってたね(笑)」


水野「ちょっとは真面目にやるようになったかな。真面目に練習を」


甲斐「練習が練習になるようになりました」


水野「確かに(笑)」


堀内「僕は試合中の雰囲気作りができるようになったかな」


千葉「俺は試合中盛り上げました」


水野「跳ぶようになったとかでいいんじゃない(笑)」


千葉「確かにまじ飛ばなかったもんね(笑)あ、筋トレをするようになりました」


水野「僕まじで練習ちゃんと真面目にやるようになったぐらいですかね。ちょっと最初はやる気がなくて怒られてたんすけど、ちゃんとやるようになりました。試合に出てて、自分のせいで負けるみたいなのが多すぎて嫌だったんで、ちゃんとやろうってなりました。あとはキャプテンにやってからかな」


千葉「代理の代理の(笑)」


水野「キャプテンちゃんとやんねえとなと思って」


甲斐「成長…」


堀内「沢山あるやろ(笑)」


甲斐「まあ、プレーは徐々に上達はしてるので、まだ途中ではあるので、別に何か言うことはないかな」


水野・千葉・堀内「おー(拍手)」


───堀内選手と甲斐選手以外は大学からの仲ですが、第1印象はどうでしたか?

水野「日南振徳組はもうみんななんか一緒に行動してたから入りづらかったかな」


千葉「堀内は目つき悪いし、めっちゃ陰キャだし、第一印象はあんまよくないっす(笑)」


堀内「(笑)」


水野「逆にお前喋りすぎよ。あの日めちゃくちゃ喋ってたよ。マジでドン引き(笑)」


堀内「バカ浮いてたよ(笑)」


水野「お前(千葉)と藤原(=藤原龍之介・令7卒)が知り合いだったこと知らなかったから、なんで先輩と喋れんのみたいな感じだった。俺なんか居場所がねえなと思って」


堀内「いや、永登馴染んでたよ」


千葉「なんか優斗に話を聞いてもずっと、うん、うんって流されてた(笑)」


堀内「印象みんな良くないですね(笑)」


───今の印象はどうですか?

堀内「今はもう仲良いな」


水野「仲良いなぐらいまでになりました」


───今までの試合で1番楽しかった試合っていうのはありますか?

堀内「俺は去年の春リーグの中大戦に勝った時かな」


水野「俺日大戦だわ」


堀内「どっちもよかったな」


水野「2人(千葉、甲斐)とも知らない(笑)」


水野「ギリギリで入れ替え戦がかかってた試合だったのかな。負けたら3勝止まりで、前日に慶應に負けて、やべえな日大相性悪いしなってなったけど、みんなで頑張ってみたいな」


堀内「そう、けいちゃん(=竹内慶多・令7卒)怪我したんだよ」


水野「そうそう。慶多さんが怪我して、やべえやべえってなって」


堀内「いやー熱かったね」


千葉「うわー、やりたかったな。そん時絶対楽しい」


堀内「楽しかった。めっちゃみんなではっちゃけながら帰った覚えある。『一部残留やー!』って」


水野「それか、今年の秋リーグの日体かな」


千葉「あれ嬉しかったね。優斗なしの今シーズン初の勝利。俺はいつだろ、全カレの順天戦が楽しかった気がする」


甲斐「全部うまくいって」


千葉「あれはもうね、1番強かった」


甲斐「完璧な試合をしてた」


水野「順天が弱く感じたもんね」


千葉「あれ楽しかったなー」


───去年、順天大とは春も秋もストレートで敗れていましたが、苦手意識とかはなかったのですか?

堀内「あの時はないね」


甲斐「中大に勝てたようにね(笑)」


堀内「全カレって、なんか苦手意識とかなくね?」


千葉「うん、だってトーナメントだから、負けられないから」


堀内「どうせ楽しめば勝てる」


千葉「全カレは楽しんだもん勝ち」


堀内「本当にね」


───去年の全カレで印象に残っているプレーはありますか?

水野「中大戦の5セット目の優斗のサービスエース。あれやばと思った」


堀内「あれは確かにやばかった」


甲斐「あれで同点」


千葉「鳥肌立たつな」


水野「だって隣さ早稲田と日大戦終わってさ、ちょうど俺らだけ試合やってんの、で(歓声)がうわーって」


甲斐「東海とかが後ろで見て」


水野「そうそう」


堀内「それじゃね。うん、ベストだね。あれはちょっと覚えてるわ。やばすぎるわ」


水野「超えるもんねぇか(笑)プレーだけだったら」


甲斐「うまくいってたからね全カレは。なんかが抜けた、えぐい(プレー)みたいなのがあるっていうよりかは、全部平均して平均よりいいプレーが確かに多かったから」


水野「完全にノリ。決勝ノリノリでいったよね(笑)」


堀内「もう1年間か。やべえな早えな。早すぎるわ」


水野「日体だから(サーブを)拾えなかった説あるけどね」


千葉「ある。直前の練習試合で日体だったから」


堀内「1年やばくね。長い?」


水野「短い」


堀内「俺いなかったからさらに短く感じるわ」


千葉「今年はあっという間すぎる」


堀内「優斗は長い?」


甲斐「今年は短い」


▲去年の全カレ中大戦後、喜び合う選手たち


───全カレにむけて意気込みをお願いします

堀内「4年生が1番まず楽しんで。後輩も楽しませる環境をつくって、雰囲気を作って楽しんで優勝ですね」


水野「とりあえず一戦必勝で1戦1戦気を抜かずに戦うってことと、やっぱり今年きつい1年だったからこそ、最後はみんなで笑って終わりたい」


千葉「優勝します!」


甲斐「2連覇っていうところがかかってる大会にはなるので、そこは目指してやりたいですし、春、秋と本当に納得のいくような結果にはなってないので、最後しっかり結果を出して終わらせられたらなと思います」


───最後に専大バレー部を一言で表すと何だと思いますか?

甲斐「自由すぎるくらい自由だと思うわ」


堀内「確かに。俺らはっちゃけてる試合絶対勝つやん」


水野「確かにね」


堀内「はっちゃけてたら強いよね。楽しんでる方がやっぱ強いよね専修は。楽しんでたらみんな調子いいよ、楽しいしね。つまり自由人ってことよ。エンジョイチーム」


対談を通して、4人の仲の良さが垣間見られ、一言一言話す度に笑顔が飛び交った。

専大を「エンジョイチーム」と表すように、和気あいあいとした専大バレー部の強みを活かし、4年間の集大成となる全日本インカレに歩みを進める。


専大は、12月2日に国立代々木競技場第一体育館で関西大学との初戦を迎える。

個性豊かな4年生を筆頭に、笑顔で楽しみながら、チーム一丸となり2連覇を目指す。


文=臼井千晴(文2)、平野百々花(人間科学2)

写真=山中美琴(文3)