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〈第104回 東日本学生相撲選手権大会・団体戦 6月8日=靖国神社相撲場〉
東日本学生相撲選手権大会の団体戦が8日、靖国神社相撲場で行われた。1回戦をシードで迎えた専大は2回戦で立教大と対戦。ここで勝てばAクラス予選進出を決める大一番であったが、2―3で惜敗した。
専大布陣
先鋒:内田龍志(商4・樹徳高)
二陣:鈴木覇都(経営3・明治大学付属中野高)
中堅:小坂憲史(商4・鳥取城北高)
副将:新阜琳太郎(商3・鳥取城北高)
大将:山田珠大(文3・埼玉栄高)
▲主将の内田
1回戦をシードで迎えた専大は、立教大と対戦。健闘するも、2―3で敗戦した。
大きな声で気合を入れて土俵に向かった先鋒の内田は、樹徳高校時代の同期である武井奏良選手(立教大)と対戦。体格の近い相手に対し、日頃の練習から意識してきた”前に出る相撲”で挑んだ。激しい立ち合いを見せ土俵際まで追い込むも、突きをかわされてしまい、突き落としにて敗戦した。悔しさのあまり土俵下で涙を浮かべた。
内田は、「県大会で1回しか勝ったことがなかったので、本当に勝ちたかった。今日は調子が良かったが、相手の方が一個上手で対策をされてしまった」と語り、高校時代からのライバルに敗戦したことを悔やんだ。
▲「取らないといけないところを取れなかった」と主将としての責任を感じた
二陣の鈴木も送り倒しで敗戦した。後がない中堅には小坂が出場。安定した取組でチームに貴重な1勝をもたらした。続く副将戦には新阜が抜擢されたが、体格差のある相手に押し倒しで敗戦。これにより専大の負けが決定した。それでも最後まで諦めず土俵に立った大将の山田は、相手を寄せ付けず、押し出しにて勝利した。
▲寄り切りにて勝利した小坂
▲山田も1勝。一歩及ばず2回戦敗退
チームを指揮した蒲田勝太監督は団体戦を振り返り、「相手も戦力が補強されていて強かった。しょうがないが、負けは負けなので次の体重別(東日本学生相撲個人体重別選手権大会)に向けてみんなで頑張りたい」とチームを鼓舞した。
団体戦で課題を見つけた選手たちは、次戦の体重別に向けて再び稽古に励んでいく。
文=中島胡春(ネット3)
写真=竹田一爽(文4)、中島